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胸を張って歳を重ねようぜ


2024年4月20日(土)朝の6:00になりました。

今あなたが「価値がない」と切り捨てたものは、この先あなたが向かって行く未来でもあるのよ。

どうも、高倉大希です。




どうして歳を重ねることを、ネガティブに捉えるようになるのだろう。

昔から、ずっと疑問に思っていました。


子どものころは、むしろ待ち侘びていたはずです。

年齢を聞かれるたびに、元気よく答えていたはずです。


それにも関わらず、大人になると渋い顔をしはじめます。

年齢を聞くことは失礼だという風潮が、常識として扱われているくらいです。


「四十にして惑わず」というのは、四十になったら惑わなくなるということじゃないんです。四十になったら、惑うのは年のせいじゃないことがわかるということなんですよ。

糸井重里、邱永漢(2011)「お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ」PHP研究所


そんなとき、テレビからこんな話が聞こえてきました。

年齢にコンプレックスを感じるのは、それに見合った生き方をしていないからだ。


お笑い芸人である、バカリズムさんの言葉です。

やや棘はありますが、ごもっともだなと思います。


その歳まで生きていること自体が、十分にすごいことです。

必死になって隠すほど、恥ずかしいことではありません。


何かをあらわしたいと思っている間はダメなんだ。「あらわれた」というのはいいけどさ。これは難しいですよね、難しいけどおもしろい。だからね、ぼくは、年齢的に長生きしないと損だと思う。

横尾忠則(2021)「YOKOO LIFE」ほぼ日


場合によっては、ただ大人ぶっているだけだという可能性も考えられます。

本当はうれしいのに、照れ隠しでネガティブな反応をしているというわけです。


俺たちも大人になっちまったなあ、へへへ。

そういう意味での、ネガティブな反応です。


このパターンだったら、単純にめんどくさいなと思います。

胸を張って歳を重ねようぜと、言いたくなってしまいます。


僕はいつも思うのですが、30代や40代くらいで「成功した」「失敗した」と言うのはやめましょう。不毛です。そもそも何をもって成功というのか難しいですし、それは別にしても、せめて80歳くらいまでは待ちましょう。人生、何がどうなるかなんて分かりません。

深井龍之介(2022)「歴史思考」ダイヤモンド社


今日のこの note は、未来の自分へのお手紙でもあります。

10年後には、まるっきり違うことを言っているかもしれません。


加齢を拒んでいるかもしれませんし、恥ずかしがっているかもしれません。

それならそれで、きっと今と同じように屁理屈をこねているのでしょう。


胸を張って歳を重ねようぜ。

10年後にも、同じことを言えていたらなと思います。






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