学ぶ贅沢
2023年4月29日(月)朝の6:00になりました。
穏やかな日に学ぶ方がよいこともあれば、嵐の中で学ぶ方がよいこともある。
どうも、高倉大希です。
学生の本分は、学業にあり。
これがいかに贅沢なことかを知ったのは、学生を終えてからのことでした。
随分と、皮肉なものです。
学生のころは学業なんて、嫌で仕方がありませんでした。
もちろん、大人になってからでも学ぶことは可能です。
しかしあれほどまでに幅広く学問に触れられるのは、やはり学生時代くらいです。
大人になると、学業に充てることのできる時間が極端に短くなります。
学ばない大人が多いのも、ある種必然だと言えます。
仮に意欲があったとしても、利便性を第一に求めるようになりがちです。
目の前の世界にすぐに反映される情報だけを、欲するようになるのです。
ビジネス書の要約サイトに、アクセスが集まる理由も同じです。
役に立つか立たないかが、もっとも大事な判断基準になるわけです。
やる気のある奴は、ものごとの中心しか見ない。
タモリこと、森田一義さんの言葉です。
たしかに目の前の世界は、中心で展開されます。
役立つものを仕入れれば、中心に反映できます。
しかし、まだ見ぬ未来は周辺にあるはずです。
おもしろいものも新しいものも、すべては周辺にあるのです。
役に立つかどうかなんて、それほど大切なことではありません。
学ぼうというのならむしろ、役に立たない情報を意図して集めねばなりません。
それでも現実は、迫ってきます。
いつだって、目の前で騒がしく展開されます。
だからこそ、学ぶことは贅沢なのです。
目の前の喧騒を脇に置いて、静かな声に耳を澄ませます。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。