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『影響力の科学』に学ぶ、1時間で他人の信頼を得る方法

久しぶりにのめり込んで本を読みました。今まで結構な量の本を読んできたつもりですが、読めて30分、それ以降は集中して読むのがなかなかできずにスキマ時間を見つけては読むということを繰り返していました。

ですが、久々にためになる本を見つけて狂喜乱舞。たぶん夜の7時から10時半ぐらいまでぶっ通しで読んで、読んだ内容も5割くらいは覚えているのでこれは良い本だとセルフ認定しました。

その本がコチラ。

まあストーリーが多くて読みやすいっていうのもありますが、話の進め方が異常にうまいですよね。なんか次々読みたくなる、そんな本でした。

その中で学んだのはこれ1つといっても過言ではありません。

『他人に信頼される方法』

まあ難しいですよね。赤の他人から全幅の信頼を置いてもらうのは、小学校からの幼馴染ぐらいでないと難しいです。ギリ中学生、高校生はまだ厳しいかもしれません。そのくらい他人から信用されるのは難しいです。

でも世界の中には会ったばかりで数週間しか経っていないのに、他人のために命も投げ出せるほど信頼でつながった組織があります。しかも全幅とは行かないまでも、信頼されるためには1時間で成し遂げられる組織があるそう。それはアメリカのブートキャンプというところに所属する海兵隊です。

彼らは共同生活でともに学び、共に死ぬほどきつい訓練を経験します。その上司に当たる軍曹は厳しく隊員たちに接します。

じゃあどのように赤の他人がたった1時間で信頼を築くのか?一部、普遍的な知識として紹介しますが、本筋の内容は自分のお金で買って読んでください。まあでも思い返せば、確かに他人と信頼を築くにはこの方法をとっていた気がします。

ハロー効果はたぶん本当

私はあまり心理学の「○○効果」とか「○○現象」とかあんまり信じていません。なんか嘘くさいというか、「まあ確かにそういわれたらそうだけど」と思うだけで、自分でちゃんと検証ができないので信じていないというより、まだ信じていません。

でもハロー効果は信用できるというか本当なんだろうなと最近感じてます。その理由の一つに、「服装と髪型で他人の態度が多少違う」ことが挙げられます。

普段お店の経営をしていて、接客することが多いんですが、やっぱりきれいな格好で接していると新規の方でも丁寧に接してくれます。あんまり汚い格好で出たこと無いのでハッキリとした効果は感じられませんが、でも多少態度は違うように感じます。

あと昔、お金が無さ過ぎてコスモスっていう薬局のうどん(1玉19円でした)で生活していた頃、髪型が異常にダサかった時代があります。もちろん1,000円カット。駆け出しのモヒカンみたいな、逆にモヒカンに失礼なんじゃないかっていう髪型だった頃があります。

その頃と会社員の時代を比べるとやっぱり初対面の男でも女でも、態度が違うように感じます。ダサいころは何かと馬鹿にされてた、元々いじられキャラということもありますが、なんか真に馬鹿にされていたような気がします。

それに比べると会社員の6,000円カットなんか行っちゃったりして、たまにスパイラルパーマ当てちゃったりなんかしてた頃は、先輩とも良い関係が築けていたり、可愛がられたりでなんか楽しかった記憶があります。

そう考えるとやっぱりハロー効果はあるような気がします。ならその効果を利用しないのはもったいない。信頼されるためにキレイな格好したり、先生なら先生のような見た目、美容師なら美容師のような見た目にすることでお客さんから信頼されやすくなります。

もっと他人にお願いしてみては?

また別の話になりますが、弱みを見せると信頼されるという「フランクリン効果」というものもあります。まあたぶん大層な名前がついているのでこれも本当なんだろうと思います。

普段、社内や親しい人にならお願い事をしたりしますが、赤の他人に突然お願い事をすることってまあ無いですよね。いきなりお願い事したら迷惑掛かるだろうし、変な人だと思われたら嫌だし・・。

でも本書を読んでよくよく考えてみたら、別に赤の他人に突然お願い事されても嫌な気持ちはあんまりしないように思います。もちろん倫理的に正しい範囲でのお願い事ですが、隣の部屋の人に「1枚だけプリンターで印刷させてほしい」とか「ちょっとWi-Fi貸してほしい」って言われても、別に嫌じゃないというか、むしろ「信頼されてるんだ」って嬉しいかもしれないです。

だったらもっと考え方を変えて、他人にお願い事をする方が人生上手くいくんじゃないかと思います。例えばたまに一枚だけ印刷したいとき、わざわざコンビニに行って1枚50円払って印刷するより、近所の事務所に行ってお願いした方が50円浮くし、関係が築けるかもしれないと思ったら逆に善い行いかもしれません。

僕がお願いされる立場なら、お店をしていることも含めて地域の方と交流はしておきたいので嬉しいと思います。100枚コピーしてほしいって言われたら「は?」って言いますが。

まあそんなこんなが書かれていて、久しぶりに「面白い」と思った本なのでぜひぜひ。

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