賢くなるための本の選び方
さて、前回の記事『読書について』ですが、思ったより伸びてビックリしています。
ビュー数が70程度しかないのにも関わらずスキが20も付きました。
約3分の1の読者に何かしら思ってもらえたかと思うと、ちょっと嬉しいです。
このことから多くの人が読書や知識に対して貪欲なことが伺えます。
ですので、今回も本について役立ちそうな話を「ゲームしたい欲」を抑えて書こうと思います(途中でゲームしたくなったら、「ちょっとゲームしたくなったのでしてきます」と言います)。
本の選び方について
(ちょっとゲームしたくなったのでしてきます)
「本屋さんで気になった本をひたすら買っています」
はい、別に良いと思います。
本屋さんに行って表紙を見て「むむっ」と思った本を買う。
確かにこれも本の買い方の一種です。
しかし、私はこの本の買い方をあまり人にオススメしていません。
なんとなく表紙マーケティングに踊らされている感じがして、ちょっと嫌です。
私も少し前までは暇なときに本屋さんに行き、面白そうなタイトルの本を買ったりしていました(『20代のときに読みたかった本』とか『お金持ちになる方法』など)。
でもこの買い方をした本でタメになったかと言われると、「う~ん」です(あくまで肌感です)。
ましてやこの記事の表題に『賢くなるため・・』とあります。その本を読んで賢くなったかと言われると、これまた「う~ん」です。
本屋さんで気になった本を買っていく方法も広い知識が身に付きます。
しかし、それこそ買うジャンルはバラバラになる可能性が高いので、深い知識(=賢い)が身に付いたとは言い切れません。
じゃあどんな買い方をするのが良いか。
それは自分が面白いと思った本の【参考文献】を読み漁っていく方法です。
例えば、『影響力の武器』という本。
ウルトラミラクル爆発的大爆発した本としても有名です。
この『影響力の武器』はあらゆる論文や文献で引用されています。
では、この本の【参考文献】を見てみましょう。
結構難しそうな本が多いですね。
ここから1つだけ分かることがあります。
それは簡単そうなタイトルの本が無いということ。
『比較行動学』や『帝王的動物』など、タイトルを読んでも「はて?」と思う本が多いです。
ましてや、ふらーっと本屋さんに行って買うような本は見当たりません。
難しそうだから良い本という訳では決してありませんが、それでも大ヒットした本の参考文献には一定の信頼が置けます。
その中に読みやすそうな本が1つもない。
つまり賢くなるために読むべき本は本来こういった、難しいタイトルで人を寄せ付けない本だということです。
話を戻します。
このように、面白いと思った本の参考文献からさらに読みたい本を探して読む。またその本の参考文献から読みたい本を探して読むを繰り返していけば、気づいた時には相当な知識と深い洞察が身に付いているはずです。
この記事のタイトルにもある『賢い』の部分もクリアできるかと思います。
また、この買い方の良い点は知識がある程度身に付いたうえで読めるという所です。
「ちょっと『行政法』について気になるから読んでみよ」っと思って買っても、法律家でない限り行政法について知識が全く無ければ理解するのは非常に困難です。
その点、参考文献を辿って読む方法はある程度知識が付いてから読めます。
「行政の仕組みについて読んだ」
↓
「参考文献に『行政法』がある」
↓
「(『行政法』を読んだら)あ!この前進研ゼミでやったとこだ!」
となるわけです。
「あ~この話はこういうことだったのか」と旅行先でたまたま知り合いに会ったときぐらいの感動が生まれます。
その感動を味わうと、またどんどん知的好奇心が湧き、本の読む量が増え、いっちょ読書ジャンキーの出来上がりです。
このように参考文献を漁って自分を読書ジャンキーにしていくのが現時点でのオススメの本の買い方です。
(ちょっとゲームがしたくなったのでしてきます)
おわり
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