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NEGITORO
2023年7月28日 12:02
私は3社目の会社に入社した。ここでの業務を教えてもらいながら、基本的なことができるよう努めた。この会社ならではだと思うのだが、誰かが居る、居ないでさほど空気感が変わらず、話しやすい雰囲気があった。私は衝撃を受けた。1社目の大手企業では、死にそうな顔をした人達がデスクワークをし、話しかけると不機嫌そうにする人も少なくなかった。2社目のベンチャー?企業では、ある人が居るのといない
2023年7月24日 08:27
せっかく腐るほど部署のある会社に在籍していたにもが関わらず、異動を許さないのでは意味が無い。転職活動を始めた。困難な道のりになることしか想像がつかなかったが、新たな人生の分岐点に直面しているようでワクワクした。気になる企業に片っ端から書類選考の応募をした。体感9割9分くらいの確率で落ちていった。うつ病なんて発症リスクの高い病気を患ったスキルもないやつが応募してきたのだ。当然の反応であ
2023年7月25日 12:29
私はやる気に満ちていた。ある分野の試作、開発、評価を請け負う会社であった。興味のある分野、少人数の会社。全てが初めてだった。実際に入社すると有名な高級外車、誰もが使っているスマホを作っている会社など様々な会社と仕事をしていた。(給料も良かった方だと思う)久しぶりの会社はかなり緊張し、初めの1ヶ月は正直かなりしんどかった。2ヶ月が経つ頃から徐々に慣れてきたように感じた。私の直属の上司は頭がい
2023年7月27日 12:26
すぐに転職活動を始めた。今度はきちんと一定期間働けそうな会社を探した。幸いにもまだ年齢的には問題ない。引越しする余裕もないため、車で通える範囲内での転職が必須であった。自分で探す中で、近所の会社で面接を社長にしてもらった時に、君はエンジニア向いてると思うよ食べるのに困ったらここに電話しなさいと言われた。面接後家に帰り、泣いた。休職期間以来久しぶりに泣いた。希望の条件には届か
2023年7月22日 11:04
上司である管理職の方2人と電話をした。どちらも信頼できる方々であり、素直に聞いた。私の所属していた部署ではメンタル不調者が多く、その原因となった人に対しどのような対応をしているのか。私の復職する際の選択肢は何があるのか。結果は、ハラスメントが認められる場合は、それに対する教育をするとの事だ。10人以上部下を精神不調にした方は、順調に出世していた。そうか、それがまかり通る部署なの
2023年7月20日 12:47
管理職へ診断書を提出し、帰宅すると一気に身体が動かなくなった。提出するだけだと分かっていても、やはり気を張っていたのだろう。その日はベッドから1ミリも動けなかった。翌日から週に一回病院で経過観察、カウンセリングをし、それ以外はひたすら寝続けた。初めのカウンセリングで心理状態を把握するために、絵に対する感想を伝えるテストを行った。色々なものに追いかけられている、目標が高い人など伝えられた。そのな
2023年7月21日 12:45
実家から寮へ戻ると気持ちが楽になった。長らく一人暮らしをしていたため、家事をしてもらうことがいたたまれなくなったこと、誰の目も気にすることなく、気ままに過ごせることが良かった。体調、精神共に元気になっていったはずが、突如として体がだるくなった。理解が出来なかった。今までの病気や怪我は徐々に良くなった経験しかなかった。考え方に関しても、自己啓発本や友人との会話で、アップデートできた感覚もあ
2023年7月19日 12:42
休みをもらった当日の帰りの電車で、仲の良い同期に休みを貰ったことを伝えると、気分転換にある観光地をオススメされた。その夜は何もせずに寝たが、翌日の朝、家にいても仕方が無いと思い、ネットで観光地の宿をとり、車で3時間かけて宿に行った。身体はだるかったが、寝ても治らないことは分かっていたので、近くを散策した。食欲はなかったが、せっかく来たのだからと、高級和牛の牛串を食べた。めちゃくちゃ美味しかった。
2023年7月18日 12:38
試作業務中、課長から呼ばれ、来週から新プロジェクトへ参加するため、元のグループに戻るように言われた。やっと本格的に本来の業務ができると思い、嬉しく思った。プロジェクトも今後会社が力を入れていく製品シリーズのもので、周りから「期待されてるな!」って言われるものであった。気合いが入る。会社の主力製品の拡充が必須な状況で、これからの製品について知り、長く携われる人材の育成のためだそうだ。初めに新製品
2023年7月17日 06:27
社会人になり、新入社員研修が始まった。私の入社した年は2020年であり、コロナが世界で流行り始めた頃であった。日本社会はもちろん、社内においてコロナにおいてかなり敏感になっていた。研修は人事部主導で行われたのだが、新入社員の学生気分を抜きたいのだろう。かなり、厳しめの言葉で時間厳守を度々口にしていた。ただ、グループワークは行うにも関わらず、休憩時間の私語禁止、同じ油性ペンを共有していたにも関
2023年7月16日 07:15
就職活動がスタートした。受ける企業はリストアップしていた。事前に昨年の質問事項は記入済みであったため、同じものに関してはそのまま提出、違うものに関しても複数個予め用意したエピソードから適切なものを選び、指定文字数に収めた。大学院生は学校推薦を優先的に使えたのだが、第1志望企業が決まっていなかったこと、そしてなにより学校推薦は企業に対し頭を下げて入社を懇願するみたいでわたしは嫌であった
2023年7月15日 10:10
研究室で英語論文の要約発表が週1のペースでされていた。内容は発表者の研究に関するもので、授業で習った内容も多分に含まれていた。しかし、私は内容をほとんど理解出来なかった。プレゼン資料は見やすかったにも関わらずだ。思い知らされた。知っていることと活用すること、院生と学部生との大きな差を。このまま院卒の人と就職活動で競い合うということは、この人たちに勝たなくてはならない。しかし、現状すぐに追いつけ
2023年7月14日 12:15
大学生活初期はサッカーを共通話題に友人の輪を広げていった。たまに有名な国立大学を受けた自慢をする人、お酒を夜通し飲み、テスト勉強してこなかった自慢をする人がいたのだが、すごく不思議であった。何しにここに来たのだろう、と。学生の本分は勉学である。親への思いもあり、きちんと勉強したら、テスト形式が高校までとは異なり、自由度があったため、私の性格にはマッチし、楽に単位は取れた。GPAも3.3であり、優
2023年7月13日 12:50
ハードな生活に慣れてくる頃、進路を意識し出すようになった。今までは、進学する場所を選ぶだけであったが、大学では学ぶ分野を決めなくてはならない。漠然と化学が好きだった私は、そういった学部を探すことにした。地元が故に地方の国立大学を目指し、滑り止めに私大を2校受けた。高校受験の時は、受験勉強の振りをしてスラムダンクを読んでいたのだが、今回はもちろんそんな余裕はなく、朝から晩まで、食事中でさえなにか勉強