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スコーンの研究

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スコーンを焼きます。最終的に満足のいくレシピをつくることが目標です。そこに至るまでの過程も楽しんでいただけると嬉しいです。
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#英国

Day4: Beautiful Scones

Day4: Beautiful Scones

周りのザクザク感がどうしたら出るのかと悩みすぎて、24時間のうち睡眠6時間を引いた18時間のうち、50%はスコーンのことを考えているのではないかと思う。最近の週末は、朝からスコーンを作り始めて、出来上がる頃には夕方になっていることもある。空腹を通り越してしまうこともしばしば。熱中とは恐ろしいものである。

前回から原材料にたまごを追加している。基本としているJadeのレシピに鶏卵を追加した分、牛乳

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Day3: Beautiful Scones

Day3: Beautiful Scones

色と質感。

Day2にて「次回は同じ方法で薄力粉のみで挑戦する」と記載したにもかかわらず、どうしても「たまご」を入れたくなってしまったこの私。好奇心にはどう抗おうと逆らえない。

鶏卵のなんとも言えないあのキュートなフォルムと、殻を割ったときの眩しいほどに鮮やかなイエローに誘惑された。訳があって、ここ最近黄色に着目しているのも相まった。私の惚れたスコーンは、私がこれまでに作ったスコーンよりも圧倒

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Day2: Beautiful Scones

Day2: Beautiful Scones

スコーンで側面に亀裂が入ることを「腹割れ」、というらしい。もっと可愛い名前もあったのではないか、と思う。腹割れの要素に「原料が冷えている時」に「断面をスパンと切って」「切った面を触らない」とあった。

私も、腹割らせたい。私の惚れ込んだ魂のスコーンは割れているからだ。
今回は少しやり方をJadeのHomemade sconeの配合率からガラッと変えて(というか調達できる原材料に限界があったので変え

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Day1: Beautiful Scones

Day1: Beautiful Scones

まずはゼロから。
あまりに無知なところから始めます。

スコーンとは、イギリスのお菓子の名前です。

アメリカにも似たお菓子があって、これらはビスケットと呼ばれています。ケンタッキーフライドチキンで食べるビスケットは、それです。アメリカの方は本場のものを食べたことがないので、詳細はよくわかりません。

とにかく私は、長い間スコーンのファンで、スターバックスコーヒーのチョコレートチャンクスコーンを食

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Day0: Beautiful Scones

Day0: Beautiful Scones

どうしても
忘れられないスコーンがあります

それは
ごつごつしていて
ざくっ、としたあとに ほわわっときます

ふわふわでもぱさぱさでもない
ほわわっとです つたわるかしら

自分の記憶と感性をたよりに
あのときの気持ちを もう一度愉しみたい
そんな想いからレシピを作ります これから

「スコーンってパン?お菓子?」
こんな疑問から始めて日々更新します

いつかあなたの元へ
魂のスコーンが届くこ

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