よしみん

自由詩、物語、文章を 思うがままに紡いでいきたいです😊🕊️

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最近の記事

ワルツを踊ろう

1、2、3 とゆっくり 3拍子のリズムを 胸の中で刻む 何回も呪文のように 胸の中で唱える 繰り返し1、2、3      1、2、3 このぐらいのリズムで生きるのが 私は調子が良い気がする これが私の生きるリズムだ ついつい行動が 慌ただしくしないといけなくて 心のリズムが乱れる時にこそ 思い出しては 繰り返し唱えて 心の中だけは優雅にワルツを踊ろう 1、2、3 1、2、3 これは私の中の私だけの御守り

    • 忘れたくない

      人は今が幸せだと 昔、悩んでいた事が小さく感じる ようになるものだよね あの苦しみも あの悲しみも 古い写真のように 色褪せていく あんなに泣いたのに あんなに辛かったのに 忘れてしまうんだ だけど私、おかしいのかな? むしろ、忘れたかった事が なぜか味わった 嫌な感情の感覚を 忘れたくないんだ それは今 起きている感情じゃないから? 通り過ぎた事だから そう思えるのかもしれないが… 忘れたくない 忘れたくない 私の体と心が叫ぶ 私はその時、悩んでいても

      • 窓枠の景色

        私はある鍵を手にしていた だけど開けたい鍵穴がみつからない? 探しても探しても どこにも見つからなかった あれ?そうか! 開けたつもりはなかったけど 扉の鍵をもう開けていて この部屋にいつの間にか入っていたんだ 心が氷そうに冷たく 1人ぼっちで震えて歩く夜 真っ暗闇に暖かく光る いくつもの窓枠の中の部屋に 狂おしく憧れて 遠くから眺めていた あの日々 この部屋の中は余りにも現実で ときおり騒がしく ときおりめんどくささもあり だからここが私が夢見ていた 場所だったと

        • そうだね

          クスッと思い出し笑い こっそりした事伝えたい ふいに優しい言葉をかけられて 胸に小さな花が咲いた事伝えたい 思わず心が掴まれてつーっと涙が 頬をつたった事伝えたい なんでもすぐ口に出してしまう おしゃべりな私だけど わかってほしい訳じゃなくて 分かり合えないのは知ってる ただ 「そうだね」と言ってほしくて 「そうだね」と優しく笑うキミが 「そうだね」と曖昧な返事のキミが いつでも居てほしくて 心の中のモヤモヤ煙 すぐに吐きだしてしまうけど 心の中のトゲトゲのタ

        ワルツを踊ろう

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        記事

          溌剌とした人

          彼はいつもヒューと風のように現れる 動きが機敏で一生懸命で ハッキリとした声で 気持ち良い挨拶をしてくれる 彼が来ると空気がパッと明るくなる 人が生きてる体温を感じる そしてヒューと颯爽と消えていくのだ 彼の溌剌とした空気を残して そしてまた ヒューと現れて 何処かで誰かを元気にするんだろう そんな溌剌とした人に私はなれないが 溌剌の人を私は見ていますよ でも溌剌とした人も時には 疲れてしまう事もありますよね そんな時は無理をせずに力を抜いて ゆるやかな風に身を委ね

          溌剌とした人

          朝の優しい景色

          通勤でいつも通る橋に 慌ただしく通る車にも 見向きもせず背を向けて 鳩が2匹朝日を浴びながら仲良く 突っつき、あっていた オスとメス?つがいかな? 鳩の後ろから見た背中は ふっくらしていて 愛らしく デートしてるのかなと思ったら より愛おしくて なんだか朝から鳩が羨ましくなった 私も、もう少し年を重ねたら 夫婦2人で こんな感じでのんびりと 朝の光を浴びながら 何十年か前に鳩が2匹 橋に止まっていたんだよ 可愛いかったんだよと 覚えていたら話しながら この橋の上を散

          朝の優しい景色

          肉まんに包まれて

          街灯がひとつ、ひとつ灯り始めて 日があっとゆうまに暮れて 信号機の青色がハッキリと 光って見えるようになり 車もライトをつけて 家路を急いでいるように見える 小腹が空いた私は コンビニを目指す 仕事を終えた安堵感と 学生の頃、冬の帰り道 に寄り道をして買い食いを しようとしている ワクワク感と一緒に コンビニが今日の私の寄り道スポット コンビニの電気がいつもより 優しく光って見える あったかい、おでんも良いけど 今日は肉まんを食べたい と決めていた どちらかと

          肉まんに包まれて

          ひとりになりたい

          夜の街をひとりで歩く 街路樹には青、白のイルミネーション が遠くまで続いている ひとりと夜の冷えた空気をつれて 味わいながら歩道を歩く 友達と話ながら歩く人 1人ぼっちで足早に何処かに向かう人と すれ違いながら 目指したのはクリスマスツリー クリスマスツリーが予想通り 点灯していて 煌びやかに夜を彩り 華やぎをまとっている 私はツリーの写真を撮った この写真をすぐ あなたに見せたいと思った ひとりだけどひとりじゃない ひとりになりたいけど ひとりにはもう

          ひとりになりたい

          おひるね

          子供の頃からある チョコレート菓子を食べよう 珈琲はあなたと2人分 テレビもつけづ たわいもない会話が 部屋のBGM 時間とゆうものが無いように 感じられる今が 心地が良い 私はソファにもたれ 体がいつの間にか揺れる いよいよベッドに入り これはお昼寝タイムだ ヒンヤリとする おふとんにもぐりこみ 枕元に携帯を置いて 携帯から聴こえる話し声が しだいに遠のいていく 最後の記憶は私の姿を見た あなたが 「うさぎか。」 と言ったようで ウサギになった 夢は見なか

          はじまりの光

          目覚まし時計が なる前に目が覚めて 薄焼けが始まる時刻に 私はまだ眠気まなこで カーテンを開けて 窓を開けて ベランダに出た 随分と朝は冷え込むようになった 私は慌ててカーディガンを取りに 部屋に戻りカーディガンを羽織った 近くの屋根に時々、見かける小鳥 におはようございます ヒンヤリとした空気を 思いっきり吸い込んで 大っきな空におはようございます そしてにっこり顔で 少し離れた家の屋根の上から ひょこっりと登って来た 太陽におはようございます と挨拶をした 私

          はじまりの光

          おやすみ

          月が優しく見守ってる 星がキラキラ輝く夜 暖かい布団にくるまれる幸せ 今日、生きた私にありがとう お疲れ様 良くやってるよ 頑張ったね 私が居るから 今を生きれるんだ 感じることができるんだ 私が居てくれて 本当にありがとう あなたのおかげで助けられた人も きっと居るだろう 自分のことちっぽけなんてもう 思わないでいて 小さなことも大きなことに 必ず繋がっているから あなたが居てくれて 本当にありがとう 1人で苦しい夜は どうか苦しまないでね 私の小さな光

          ミルクティー

          ミルクティーを飲んで ほっとしようよ 柔らかな色 心が和む ミルクティーを飲んで ほっとしようよ サクサククッキーと一緒にね いつからか頭の中 ぐるぐる毛糸玉 焦らないで 糸をほどいていく 優しいあの声の 季節を運ぶメロディ タータンチェックのストール ひっぱりだすよ 窓に風がとんとんノックする 今日は猫のように伸びをする 日だまりにポカポカ包まれて ゆらゆら眠ってしまってもいいよ ミルクティーを飲んで ほっとしようよ 柔らかな色 心が和む ミルクティー

          ミルクティー

          オムライス

          ママが作ってくれるオムライス お店のオムライスとは違う 誰にでも作れるようで 誰にも真似できないオムライス 夕陽のグラデーションに染まって お月様色のふわふわ毛布でそっと 包んだら出来上がり ママが作ってくれるオムライス お店のように綺麗ではないけど 優しさの羽が胸に広がる 魔法がかかって 夜空に飛んで行けるような  ママからレシピを教わって 私も作れるようにいつかなりたい そしたらママが言ったわ 大好きな人が出来たら きっと自然に作れるからと ふわふわの笑顔で

          オムライス

          柔らかな秋の日

          空気が澄んできたこの頃 少しづつ秋が深まっている 私は公園に足を運び 足元で枯れ葉の音譜を踏みながら 木の実の音譜を踏みながら いっぽ、いっぽ 秋のメロディに耳を傾けながら ゆっくりと歩いては立ち止まり 秋色に私はだんだん染まっていく 光と陰影がサワサワっと踊る 樹木の中を進んで行くと 私はわくわくした気持ちが 青空いっぱいに広がって どんどん童心に帰り いつの間にか赤ちゃんに戻って 揺籠に揺られているようだ 私は柔らかで優しい光に すっぽりと包まれていた

          柔らかな秋の日

          スーパーマーケット

          カートにカゴを乗せて 今日はスーパーマーケットを のんびりみたい いつも、早足のあなただから 私に歩幅を合わせてね まずはお花を見て 可愛い子はいないかなぁ 野菜を見て どの野菜が今、旬なのかなぁ あなたの好きなお刺身も見て 今日は良いの入ってる? 卵はまだあったかな? 牛乳も買っておこう オレンジジュースも飲みたいな 菓子パンコーナー、カロリーが! 迷うなぁ〜 最後はお菓子!、さらに迷うなぁ かごにいっぱい、欲しいものいっぱい 幸福の山積みだぁ あれ?ここ

          スーパーマーケット

          カラフル

          あ〜もう、うんざり。 こんな雨の日に外回りなんて最悪! 傘を差してはいたがこの雨でどうしても足元が濡れてしまった。 濡れた舗道を 慣れないヒールで滑らないように歩くのにもてこずっているのにストッキングが濡れてまとわりついて気持ちが悪い。 4月から入社してなんとか滑り込みで社会人になり2ヶ月がたった。 私は童顔なのでスーツ姿がまだ面接に向かう学生に見られているのではないだろうか…。 いや、その方がまだ何にでもなれるような曖昧な存在でいられる。 でもその季節はもう通り過ぎてしま