茶淵 庵

湯呑に染みついた茶の残りカス。日頃のうっぷんを吐き出す。 南の方で小さい飲食店やってま…

茶淵 庵

湯呑に染みついた茶の残りカス。日頃のうっぷんを吐き出す。 南の方で小さい飲食店やってます。

最近の記事

一日終えて(酒飲んでない2日目)

禁酒ってわけじゃないけれど、今日もお酒飲まなかった。 息子が今日遠足だったから、弁当をつくるために早起きする必要があった。普段より30分ほどしか早くないけれど、寝過ごすとコトなので昨日の営業ではお酒を飲まなかったのだ。 何回か一杯どうぞといってもらえたんだけど、一杯だけでは足らない→もっと飲む→やる気なくなる→片付けが雑になる→営業後にめっちゃ食べる→襲寝して胃もたれ のコンボをかましたくなかったのでお断りした。 おかげで寝る前に飯も食べず素面で寝てすがすがしく起きる

    • 何してもアカン日

      もうほんまに全然アカン日やった。信じられへん。 全てのオーダーと接客を間違えるというもう何が何やらな日で。 料理は失敗するわ、盛り付けで床に落とすわで。 かみさんからは寝室の扇風機が昨日のよるからずっとつきっぱなしだったと指摘。朝二度寝したのに気が付かなかった。 ポンコツやわー。いつも可愛くておだやかなアルバイトさんにも本気で心配される始末。 そういえば、お客の一人がバイトさん30前半やのに、おばちゃんいうてたな。お前50過ぎとるやんけ。 女性におばちゃんいうな。ほん

      • 壊滅的に実務的な能力がない

        アラフィフへの階段を上り始めて、ようやく自分の取扱説明書のようなものができ始めてきた。 結婚して、驚くほどの密着度で他人と生活するようになり、これまでの恋愛だと指摘されなかった自分の短所も日々自覚するようになり。 また、それなりに自分の中身というのもわかってくるようになる。体力や気力が少しずつ減退していくことで、若さでカヴァーしていた物事と対面することにもなるからだ。 具体的に言えば、 ◎自分のやりたいことは、めんどくさくても手を抜かないでやる。逆に言うと、やりたくない

        • 猫っていいよな

          仕事を終えて家に帰ると、すでに家族はみんな寝てしまっている。だいたい11時とか12時くらい。 出迎えてくれるのは猫だけである。 しかし、仕事の後はもう体に油とか料理のニオイと汗もかいているので一刻も早く風呂に入りたい。そこににゃーにゃーとつきまとってくると、申し訳ないが邪魔だなあと思ったりする。 風呂にいくと、ついてきて必死で浴室に入ってこようとする。 入ると入るで水がかかりそうになって出してくれといってくるので出すとまた入れてくれ、遊んでくれとなるので最近は脱衣所のカ

        一日終えて(酒飲んでない2日目)

          3月のらいおん映画版

          漫画版がとても好きなので、原作未読の人の感想がどうなのかよく知らないけれど、映画の方もとても好きだ。 昨日鑑賞2回目。 静かできれいで生生しくて。映像の感触も、もっときれいに撮ることもできたと思うけれど、生活の匂いがするほどの、肌のニオイがするくらいの撮り方でよい。 ひなちゃんと後藤と島田さんがとてもとてもよい。 漫画また集めようかな。引越しの時に手放しちゃった。

          3月のらいおん映画版

          明日は休み

          先ほど仕事終えました。たくさんのご来店ありがとうございました。商売繁盛ありがたいことです。 ただ、たくさんものが売れると作らなきゃならなくなりまして。 月曜日の仕込みの日が忙しくなることが確定いたしました。 儲かるのはうれしいけれど、その分また大変というなんとも言えないアンビバレンツな心です。 汗と油と料理のニオイとと、シャワーでさっぱりと洗い流して扇風機の風を浴びて、ビールと飲んでこの文章を書いているんですが、最高ですね。 家族は寝て、静かで快適な我が家で好きなだけ文章

          明日は休み

          ダイエット部

          すんごい大きくなっている今日ランチ営業が終わった後に、来週の仕込み用のお肉を肉屋さんに買いに行ってきた。 そんときにショーケースに映った自分の姿に衝撃を受けた。 もともと太っているんだけれど、思っている自分の姿の2倍くらいの大きさになっている。 ランチ営業をすることになり、続けていたジム通いをやめてまったく運動しなくなって1か月と半年くらいになる。 寝る前に食べることも多く、こってりしたものばっかり食べている。 加えて加齢もあり、まあそうなるよねっていう大きなおじさんになって

          ダイエット部

          仕事と家庭と趣味と

          生業は飯屋で。 おくさんと小学校高学年の子供がいて。その子供は春休みで今アニメを観ながらちんちんをいじって丸めて遊んでいて、楽しそうに見せてくれていて。 自分は四十半ばで。 ここ十年は仕事よりも家庭重視で生きてきた。とりあえず家族三人で仲良くいられるように意識してきていた。 自分の趣味の時間なんかは後回しでやってきたけれど、こどもはボチボチと友達と遊ぶ時間も増えてきている。親と遊ぶ時間はあと2~3年でなくなってしまうんだろう。 もう少し一緒に遊びにいったりしたい。 仕事

          仕事と家庭と趣味と

          二日酔い

          季節の変わり目か、気圧の変化か、ここしばらく頭と体に重しがのしかかっているように怠い。 そして眠い。 できればずっと布団でウトウトしながら面白いなろう小説を読んでいたい。 少しの嫌なことが拡大されて感じて、被害妄想の上級者みたいな感じになる。 自分の場合、梅雨前とか、小雨で曇りがちな冬の訪れ時にこういうメンタルになりやすい。 あと、無理して仕事詰め込みすぎた後なんか。 だから、100%頑張って仕事すると2~3日動けなくなるから、自分にとってのベストはパワーの80%を超えないよ

          自分というダメ男

          小学校、中学校の夢は古本屋子どもの頃の夢。 ぼくらの世代の男の子だったら、代表的なのが野球選手とか宇宙飛行士とか。 あと歌手とか。 そんな中で、当時のぼくのあこがれは、近所に何件かあった古本屋で働くことだ。 働くといっても、かび臭く雑多な本が並ぶなかで座って、商品の本を静かに読み、たまにお会計したり時折くる友人と抑えた声でおしゃべりする。 あの頃のぼくの中で、これほど楽しそうな職場はなかった。 本に囲まれて、静かな水の中のような平和なところでのんびり読書するだけでお金をもらえ

          自分というダメ男

          たばこが苦手っていう話

          ぼくは小さな飲食店をやっています。 店内の席と、テラス席とあって、どちらも禁煙で。外に出たところにバケツを置いていて、そこで喫煙してもらってる。 たばこが嫌いなので、ごはんを食べるところに灰皿があるっていうのが気持ち悪くてダメで。 ずっとたばこを吸ってきて、結構なヘビースモーカーで何回も禁煙に失敗していたのだけれど、かみさんが妊娠したのをきっかけに本格的に禁煙した。赤ちゃんのことを思うと、全然苦労しないでやめることができたので、息子には感謝している。 それからは吸って

          たばこが苦手っていう話

          餃子屋として生きています

          今の店で8年。その前の店で10年。 かれこれ20年ちかく、餃子を焼いて生きている。 買い出しして、野菜刻んで塩もみして絞って、肉を刻んで混ぜて包んで。 毎回の野菜の水分量とか、季節で変わるので慎重に味付けして。 焼いて茹でて揚げて蒸して。 仕事が終われば油まみれのキッチンを拭きあげて。 拘束時間も長く、身入れもあんまりよくなかったり。 でも、自分の考えてレシピで作ったものを美味しいと言ってわざわざ言ってくれてありがたい。 やりがいはたくさんあって、手をかけようと

          餃子屋として生きています

          明日は休み

          小さな飯屋をやっている。 移転して8年目。その前の店は10年。小さい店なのですぐに満席になってしまう。 お酒もおいているのだが、この頃はご飯だけの人も多い。 ノンアルドリンクもある程度充実させているから、有難いことにノンアルコールのお客さんも何かしらドリンクを頼んでくれる。 なんだかんだで幅広い年齢層が来てくれているし、感じのいいひとが多い。 ありがたいありがたい。 朝から働いて、家に帰るころには日付も変わりそうだったり変わっていたり。 人手不足で負担も大きいから週末に

          飲尿健康法

          子どものころに、父の読んでいた本の中に、 「爽快!」 とか 「健康!」 みたいな赤い表紙の健康雑誌があったのが記憶に残っている。多分90年代の頭くらいだと思う。 その雑誌の中で、見出しが「飲尿健康法」っていうときがあった。これがすごいインパクトがあって覚えている。 雑誌の中には、有名人(誰だったか覚えていないが)が何人かインタビューを受けており、コップ一杯の取れたての尿を飲んですっかり毎日健康であるということを語っていた。 調べてみると、90年代当時は「爽快」という健

          飲尿健康法

          自分の中での、noteの意義

          ぼくは個人事業主として、小さな飲食店をやっている。 小学生のこどもがいて、かみさんもいる。 お店は良い時もあれば悪い時もあって、安定しないけど少しずつ売上も大きくなってきている。 いい加減な人間の割には、結構頑張っているんじゃないかと自分で思っている。 昔は店側が何かを宣伝しようと思うと、お金を払って広告やフリーペーパーにクーポン載せて掲載してもらうくらいかなかったけれど、今はインスタグラムやフェイスブック、ツイッターでお金をかけなくても自ら発信して多くの人に情報を届けられる

          自分の中での、noteの意義

          横領してたお客さんの話

          かれこれ20年前くらいの話。 当時ぼくは、とある県の場末のバーでバーテン見習いをしていた。 夜の9時から朝の5時まで。 僕の勤めていたバーは、場末だけれど、ある程度の品ぞろえがあったので、落ち着いた年齢の人もよくやってきた。 変なおとっつぁんや、おばちゃん、兄さん姉さんも多かった。 その中でも、香取さんはなかなかに紳士だった。 大手の旅行会社の総務部長さんで、おそらく50代後半。たいそう羽振りがよかった。 奥さんはラジオのディスクジョッキーをしている県内では有名なタレント

          横領してたお客さんの話