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彼岸花と空と 平家物語

彼岸花を撮っていると、どこからか蝶が飛んできた。
そしておもむろに飛び去った。

ひがんばなな

そういえば、漫画やアニメなどの物語の中で蝶が出現するとき、それは登場人物が夢うつつな状態とか見ている幻覚などを演出するものらしい。貴重な作画カロリーを投じて蝶を描写する意味を知った自分は驚いた。「まぁ確かに何も意図しないで蝶なんか描くわけないよなぁ」と。思い起こせば、2022年の「平家物語」で美しく飛ぶ蝶の演出がなされていた。

中学校の国語で勉強したかもしれない記憶がかすかに残っている「平家物語」は平家の繁栄から没落までを描いた物語だ。歴史が嫌いだったのも手伝ってか、自分は名前しか知らなかったし、知ろうともしもなかった。そんな自分にとって、アニメで触れようと思えた理由は2つある。

1つは実際に本を読む面倒くささから解放されること、もう1つは時代背景を理解するために歴史を勉強し直さなくてもいいことだ。生活基準や文化芸能は作画が補ってくれるし、人物の気持ちを慮る作業は声優が代行してくれる。歴史が絡むアニメがとても見やすいのは、浅学でも無知でも優しく案内してくれる心地良さからきているのだと自分は思う。

源平合戦に関する知識不足は、下記の非株式会社いつかやるさんの源平合戦シリーズを見れば「平家物語」の理解度が上がるかもしれない。アニメと同じように、刻一刻と変化する戦況を整理してくれる動画は本当に助かる。

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