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【小説】おにぎり屋一粒種
「はぁぁ、つかれた…」
無意識に声が漏れる程に、美帆は疲弊していた。
担当している仕事にトラブルが発生し、ここ10日は終電ギリギリでの帰宅が続いている。
夕飯は、同期の夏希が差し入れてくれるコンビニ弁当かファストフードだ。
外に食べに行く余裕が無い訳ではないが、少しでも早くトラブルの元となったバグを修正したい。
なので、夏希の好意はとてもありがたいし、毎日違うもの(一昨日はハンバーガーセット、昨
「はぁぁ、つかれた…」
無意識に声が漏れる程に、美帆は疲弊していた。
担当している仕事にトラブルが発生し、ここ10日は終電ギリギリでの帰宅が続いている。
夕飯は、同期の夏希が差し入れてくれるコンビニ弁当かファストフードだ。
外に食べに行く余裕が無い訳ではないが、少しでも早くトラブルの元となったバグを修正したい。
なので、夏希の好意はとてもありがたいし、毎日違うもの(一昨日はハンバーガーセット、昨