晴歌

サードプレイスでの大人の学び(ワークショップデザイナー青8/社会教育士)|ワーママ・2…

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サードプレイスでの大人の学び(ワークショップデザイナー青8/社会教育士)|ワーママ・2児の母|親子の対話|学び・気づきのアウトプット

マガジン

  • 社会構成主義

    あくまで1個人の解釈・実践・読書会などのまとめです。

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    キャリア形成や働くということについて、主に読書記録をまとめています。

  • 仕事と家庭の両立

    「仕事と家庭」、「仕事と育児」の両立に向けたコツについてまとめています。

記事一覧

「対立」は価値観が広がるよいチャンス(関係の世界へ第6章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第6章は、さまざまな場面で起きる「対立」に…

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3日前
6

子どもが自発的に旅行の荷物を準備してくれるようになるまで

 先日の連休、初めて「ほら!準備して!」という前に、気づけば小3・年長の子どもたちが自発的に旅行の準備をしてくれていて驚きました。  普段の生活では、学校・保育…

晴歌
8日前
31

子どもと日々の「ミニ振り返り」を続けて2年経った変化

 子どもと寝室分けることになった小1・年少のタイミングから、毎晩寝る前に「ミニ振り返り」をしています。  ベッドに入って電気を常夜灯にしたあと、「今日はどんな1…

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2週間前
9

ビジネスの世界でも広がる対話の可能性(関係の世界へ第5章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第5章は、「上が決めたことが降りてきて、下…

晴歌
3週間前
9

家族で思い出を共有する「写真」の活用法

 皆さんは大量に撮ったお子さんの写真をどう活用してますか?  赤ちゃんの頃は、「ノハナ」のような毎月残せる系もいいな〜と思いながらもズボラな私には合わず断念。  …

晴歌
1か月前
17

”子ども会”が意外に良かった話

 皆さんの地域は子ども会は強制全員加入でしょうか?それとも完全任意参加でしょうか?  上の子小学校入学に合わせて引っ越した我が家の地域は、完全任意参加の地域でし…

晴歌
1か月前
18

それってホントに「病気」で「患者」?(関係の世界へ第4章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第4章は、ヘルスケアの領域ということで、過…

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1か月前
7

投稿しなければ、いないのと同じ?

 noteを始めてもうすぐ4年。途中100日毎日投稿チャレンジを達成した後は、毎週投稿チャレンジをしてましたが、2月の激務で180週で挫折してしまいました。  そして、一…

晴歌
1か月前
15

仕事で忙しすぎる時、子どもとどう向き合ってますか?

 この数ヶ月、仕事や+αの活動が忙しすぎて、すっかりnoteの更新も止まってしまいました。  あまりに忙しくて土日もあまり子どもと遊べないような時、皆さんはどんなこ…

晴歌
2か月前
30

貸し農園に子どもとチャレンジしてみてよかったこと

 去年の2月に市民農園の抽選にあたり、1年間素人ながら畑で野菜づくりにチャレンジしてみました。  小2+年中の子どもたちと始めた畑も、もうすぐ1年経つので振り返…

晴歌
3か月前
11

教育は「ポジティブな協応行為」の流れに参加できるようにすること(関係の世界へ第3章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第3章は、前作「何のためのテスト?」をぎゅ…

晴歌
3か月前
16

8歳の視点で観るウィキッド

 ついに8歳上の子と、劇団四季ウィキッドを観てきました!  多様な視点、がテーマの一つであるウィキッドを、子どもの視点で見てどう見えるのか?気になってたので、観…

晴歌
3か月前
12

子どもとの会話で気付かされたこと

 小2の子どもが突然、「どんな人でも必ず一つは才能があるよね!」と言い出したので、よく話を聞いてみました。  意味合いとしては、才能=良いところがあるというニュ…

晴歌
4か月前
17

ウィキッド✖️社会構成主義について語る

 劇団四季のウィキッドが大好きで、10年ぶりの東京公演に行ってきました。初めて観たのが2009年の11月だったので、かれこれもう15年前!  この間、大きく変わった物の見…

晴歌
4か月前
12

ワークショップデザイナー✖️社会教育士 で見えてきた道

 WSD(ワークショップデザイナー育成プログラム)修了生 のアドベントカレンダー「WSD Advent Calendar 2023」の19日目を担当する、青学8期の晴歌です。  去年は学生時…

晴歌
4か月前
33

つくりたい関係性を、「シナリオ」で考える(関係の世界へ第2章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第2章は、前々作「関係からはじまる」の第5…

晴歌
4か月前
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「対立」は価値観が広がるよいチャンス(関係の世界へ第6章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第6章は、さまざまな場面で起きる「対立」について、いろいろな視点が提案されています。  私自身は「対立」と聞くと、「対立はいけないもの」「解消しないといけない」と無意識に思っていたことに気づきました。  ところが本章の中では、対立がある状態というのは、多様な価値観がある状態、すなわち学びの機会であるということが示されています。  逆に、共通の価値観同士で

子どもが自発的に旅行の荷物を準備してくれるようになるまで

 先日の連休、初めて「ほら!準備して!」という前に、気づけば小3・年長の子どもたちが自発的に旅行の準備をしてくれていて驚きました。  普段の生活では、学校・保育園の片付けや準備は、「早くー!これ終わったのー?」と声をかけないとなかなか終わらないふつうの子たちです。  ではなぜ旅行の準備は何も言わなくても自発的にできるようになっていたのか?を考えてみました。 ▶︎小さい頃から選ばせてた  3歳頃から、持ってく服の数を伝えて、自由に選んでもらってました。  小さいうちはたた

子どもと日々の「ミニ振り返り」を続けて2年経った変化

 子どもと寝室分けることになった小1・年少のタイミングから、毎晩寝る前に「ミニ振り返り」をしています。  ベッドに入って電気を常夜灯にしたあと、「今日はどんな1日だった〜?」と私が聞き、先に「ハイっ!」といった人から話す方式です。  はじめのうちは、「忘れたー」「わかんない」という日もありましたが、この2年ですっかりお話上手に変わってきました。  意識していたのは次のことです。 「忘れたー」など、話せないor話したくない時は無理には聞かない 「楽しかった」など一言の

ビジネスの世界でも広がる対話の可能性(関係の世界へ第5章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第5章は、「上が決めたことが降りてきて、下がただ従うだけ」の組織では今の社会では立ちいかなくなってきているという問題提起でした。  トップダウンではなくいろんな声を聞いていく手段として、アプリシエイティブ・インクワイアリー(AI)の紹介があります。  ただし、会話を協同的に行うというソフトスキルは、第3章の教育のところでも触れられていたとおり多くの人が学ん

家族で思い出を共有する「写真」の活用法

 皆さんは大量に撮ったお子さんの写真をどう活用してますか?  赤ちゃんの頃は、「ノハナ」のような毎月残せる系もいいな〜と思いながらもズボラな私には合わず断念。  また、最近だと「おもいでばこ」のようなスマホもデジカメもまとめやすい便利な機器もあるようですが、結局我が家は次の3パターンのやり方におさまりました。 我が家の活用法3パターン①日々の思い出はアレクサに  我が家はリビングにアレクサのEcho Showを置いて、日々の生活をサポートしてもらってます。時計がわりにも使

”子ども会”が意外に良かった話

 皆さんの地域は子ども会は強制全員加入でしょうか?それとも完全任意参加でしょうか?  上の子小学校入学に合わせて引っ越した我が家の地域は、完全任意参加の地域でした。小1の4月から参加し、丸2年が経ちましたが、参加してよかったなあ〜と思ったのでメモしてみました。 良かったこと 特に最初の年は、引っ越したばかりで友達が0の状態だったので、1人でも多く顔見知りの友達ができたのはとても助かりました クラス替えが毎年あるので、クラスが違うけど子ども会では会う友達ができたのも大きく

それってホントに「病気」で「患者」?(関係の世界へ第4章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第4章は、ヘルスケアの領域ということで、過去作の「現実はいつも対話から生まれる」で出ていた例を思い出しました(医者のコミュニケーションが変わっただけで症状が改善した話)。  前章の「教師(教える側)←→生徒(教わる側)」と同じように、ヘルスケア領域で言うと「医者やセラピスト(ケアする側)←→患者(ケアされる側)」という断絶がある状態では?というところからス

投稿しなければ、いないのと同じ?

 noteを始めてもうすぐ4年。途中100日毎日投稿チャレンジを達成した後は、毎週投稿チャレンジをしてましたが、2月の激務で180週で挫折してしまいました。  そして、一度投稿が止まると、一気に「投稿するのが怖い!」という気持ちに。「何者でもない私の投稿なんて意味あるのかな?」「こんなくだらないこと書いて大丈夫かな?」などなど、一気に弱気な自分が出てきてしまいました。  そこで思い出したのは、以前現mog careerのアウトプット部で聞いた言葉です。「ネットの世界は、投

仕事で忙しすぎる時、子どもとどう向き合ってますか?

 この数ヶ月、仕事や+αの活動が忙しすぎて、すっかりnoteの更新も止まってしまいました。  あまりに忙しくて土日もあまり子どもと遊べないような時、皆さんはどんなことを心がけているでしょうか?今回は、私自身のこの数ヶ月を振り返ってみました。 ▶︎平日の朝と夜  余裕がない日もありますが、朝と夜の「ぎゅー」だけはかろうじてやっています。また、一緒にお風呂に入れる時だけは、今日の出来事を簡単に話してもらったり、最低限の会話の時間だけは取るようにしていました。 ▶︎土日の遊び時

貸し農園に子どもとチャレンジしてみてよかったこと

 去年の2月に市民農園の抽選にあたり、1年間素人ながら畑で野菜づくりにチャレンジしてみました。  小2+年中の子どもたちと始めた畑も、もうすぐ1年経つので振り返ってみたいと思います。 貸し農園の始め方 貸し農園によって、どこまで設備が整ってるのか?が色々違いそうですが、我が家は月500円で済む激安市民農園だったので、道具などはすべて自前でそろえる必要がありました。  我が家は何故か子どもが気にいって、ずいぶん前からNHKの趣味の園芸をよくみてたので、まずは藤田先生の本を読

教育は「ポジティブな協応行為」の流れに参加できるようにすること(関係の世界へ第3章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第3章は、前作「何のためのテスト?」をぎゅっと濃縮したような章でした。  教育って一般的に、「教師←→児童生徒」の上下関係で「評価する側→評価される側」という印象が強いと思うのですが、評価軸自体も児童生徒と一緒に考えていき「ポジティブな協応行為の流れに参加できるようにすること」が提案されてます。  今回特に刺さるなあと思ったのは、「人は、1人で成功したり失

8歳の視点で観るウィキッド

 ついに8歳上の子と、劇団四季ウィキッドを観てきました!  多様な視点、がテーマの一つであるウィキッドを、子どもの視点で見てどう見えるのか?気になってたので、観劇後のやりとりをメモしておきます。 事前知識 元々私がウィキッドを大好き過ぎて、チケット発売となった去年の6月頃からよく劇団四季版のCDを流してました。  あまりネタバレするのもなーと思い、現在→過去→現在で話が展開することと、歌、主要人物の説明程度での観劇でした。  なお、オズの魔法使いは、年末に絵本を読み直し

子どもとの会話で気付かされたこと

 小2の子どもが突然、「どんな人でも必ず一つは才能があるよね!」と言い出したので、よく話を聞いてみました。  意味合いとしては、才能=良いところがあるというニュアンスのことのようで、 「◯◯くんはいつも嫌な子だけど、字がとても上手なんだよねー。◯◯もいつも嫌だけど、時々やさしいし」  とのこと。  思わず「そうして、友達の良いところに気付けること自体も才能だよ!」と返してしまいましたが、最近ハリーポッターを読んだ後だったので、なおさら、人を信じて、良さに気づけることって本

ウィキッド✖️社会構成主義について語る

 劇団四季のウィキッドが大好きで、10年ぶりの東京公演に行ってきました。初めて観たのが2009年の11月だったので、かれこれもう15年前!  この間、大きく変わった物の見方が「社会構成主義」を知ったことです。  今日は120%自己満&誰得?ですが、ウィキッドの面白さを社会構成主義の視点で語りたいと思います。(ネタバレあり) ウィキッドって? オズの魔法使いの、悪い魔女のアナザーストーリー。ドロシーに水をかけられて消えちゃうあの魔女にフォーカスしたお話で、日本では劇団四季のミ

ワークショップデザイナー✖️社会教育士 で見えてきた道

 WSD(ワークショップデザイナー育成プログラム)修了生 のアドベントカレンダー「WSD Advent Calendar 2023」の19日目を担当する、青学8期の晴歌です。  去年は学生時代の単位にプラス受講したことで、社会教育士の称号を名乗れるようになり、今年は本格的にワークショップデザイナー✖️社会教育士を意識して活動した1年でした。  今回は、オーソドックスに1年を振り返ってみて、そこからの気づきをまとめてみたいと思います。 ワークショップデザイナー✖️社会教育士

つくりたい関係性を、「シナリオ」で考える(関係の世界へ第2章)

 社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第2章は、前々作「関係からはじまる」の第5章をより深めるような回で、私が好きな「変幻自在的存在」や「シナリオ」などがわかりやすくまとめられています。  「変幻自在的存在」は、1つの前提のような概念だなと思ってます。例えば「私」という存在は、母であり、娘であり、妻であり、友人であり、同僚であり……と、いろんな側面を持っています。  また、「役割」に限らず、イ