エスケープ

エスケープブック no.006 少女地獄 / 夢野久作

私が最も好きな言葉のひとつに、
「どんなに濃い幻でも、瞬間の現実の価値はない。」というものがある。
現実はつまらない、空想に耽っていたいと言いつつも、
生きなければならない現実はそこにあって、
それと向き合う時は、万の机上の空論よりも、一の現実の行動こそ重みがあると思っている。

そんな価値観を持っている私なので、この話に対するものは、共感でも憑依でも無いのだが、
哀れとも滑稽とも言える、一人の少

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エスケープブック no.005 香水 ある人殺しの物語 / パトリック・ジュースキント

嗅覚というのは人間の本能にまつわる事がとても大きい。
それは、香りが鼻から通って辿り着く場所が、脳の中でも、快・不快や情動を感じる場所だから。

食事の際も、意識せずとも口に運ぶ前にまず匂いを嗅ぐし、
これは美味しそう、不味そう、もっと言えば、食べても危険じゃない、といったことを感知して、生命の安全を守っている。

好みの匂いの人は遺伝子的に相性が良い、という話もあるが、
実際に不快な匂いの人には

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エスケープブック no.004 マルドゥック・スクランブル/冲方 丁

全編観たのは映画だけなので、本としては上巻である「圧縮」のみ、なのだが、
物語の中心人物である、少女娼婦 ルーン・バロットを通して、愛の存在証明をしたくなる本だと思っている。

彼女を専属娼婦として買った賭博師シェルは、愛をこう定義した。
「愛の定義は与えることだ。それにはルールがある。与えられる者が守るべきルールが。」

愛は与えるものである、私の考えもその通りだ。
「愛してるって言って?」は心

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気づき② 逃げるは恥だが役に立つ ~エスケープする重要性~

ココに来る前、何人かに「なんで海外行くの?」「理由は?」みたいな事を聞かれたけど、多分体のいい回答しかしていないと思うし、その時は自分の考えを形容できなかったと思う。ぶっちゃけ目的なんて無かった。

もともと休学するつもりだった

 今から2年近く前、僕はIBPという留学プログラムに応募し、一応優特生という奨学金を受ける形で合格した。高校の先輩がそのプログラムを使って留学していて、内容も充実したも

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エスケープシネマ

午前の授業をさぼって映画館にいる。
『万引き家族』を観る。

下剤の飲みすぎで鈍痛を抱えるお腹にホットココアを流し込んでいる。
9割の確率で上顎を火傷した。

雨の日は嫌いだ。
泣きたい。
今朝は苦しかった。

切れ切れの文章。(文章になっているのかも謎)

#エスケープ
#映画館
#日常