ハヤブサ(猛禽類)の調教でやってはいけないワースト9

以下は筆者がハヤブサを初めて調教した際にやってしまった9つの失敗です。
どれも知っていれば防げることなので、読者のみなさんの参考になれば幸いです。

やってはいけないその1

行為:ハヤブサの目を見つめた
結果:ハヤブサが怯えて餌をなかなか食べない
対策:調教中の猛禽に接するときは目をそらす
目を見つめる行為は、慣れていない猛禽には「脅し」として受け取られます。
人間は危害を加える存在ではないと猛

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なかなか出会えず近づけないからこそ、会いたいという思いは募るのね

3連休が終わりましたね。
台風だったり、秋晴れだったり忙しいお天気でしたね^^
皆さんは何して過ごしましたか~♫

最終日の今日、私は吉野ケ里遺跡を見に行って来ました。いえ、本当は吉野ケ里遺跡が目的ではなく、鷹を見るために!

私、鳥好きなんです。
中でも特に鷹が好きなんです。
めっちゃかっこいいと思いませんか?

キリッとした顔、圧倒的なオーラ、狩猟の本能、、、
誰にも媚びない一匹狼なんだそうで

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ハヤブサ使い Season 2 冬の楽園

関東に珍しく大雪が降った次の日、わたしはある場所を目指して朝早く出発した。雪が降る前にいちど訪れた場所だが、景色の変わりように曲がり角を間違えそうになる。軽自動車でも脱輪しかねない細いあぜ道を慎重に進む。

道の終わりで車を止め、スニーカーから長靴に履き替える。雪が音を吸い取ってくれるとは言え、できるだけ物音は立てたくない。あたりはしんと静まり、すぐ近くに国道が走っていることも忘れてしまいそうだ。

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いちばんわかりやすいハヤブサと鷹狩り

ハヤブサってどんな鳥?鷹狩りって何?疑問に答えます。もっと知りたくなったら実録調教記『ハヤブサ使い』をどうぞ。クリックすると立ち読みできます。

Q1.鷹狩りってなに?
調教した猛禽類(ワシ、タカ、ハヤブサなどの肉食鳥)を使って鳥獣を狩るスポーツです。およそ4000年前、中央アジアではじまり、17世紀のヨーロッパで最盛期を迎えたとされています。銃が登場する以前に肉を確保する手段として、また、王侯貴

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ハヤブサ使い 全十一話

こちらは最速の猛禽を調教した実話『ハヤブサ使い』全話をまとめたものになります。

第一話 出会い

8月も終わりに差し掛かったころ、わたしは高速道路を北へ急いでいた。待ちに待ったハヤブサの若鳥が遠くイギリスから入荷したのだ。肉食の鳥を調教し、鷹狩をするという十数年来の夢がいま始まろうとしていた。

猛禽ショップの一角におとなしく繋がれた30cmほどの小柄な茶色の鳥、それがわたしのハヤブサだった。こ

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ハヤブサ使い 第十一話 開花

前回までのあらすじ

わたしは夏の終わりに手に入れた気性の激しいハヤブサの若鳥を調教し、数々の困難を乗り越えて信頼関係を築くことに成功した。捕食者としての本能に目覚めたハヤブサとともに冬の狩場に赴く。

川の土手に吹きつけるみぞれ混じりの風に呼気が白く煙る。なにもこのタイミングで降らなくてもいいじゃないか、わたしは心の中で悪態をついた。あざ笑うかのように、遠くの雲の切れ間から太陽がちらりと顔をのぞ

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ハヤブサ使い 第十話 温かい食事

前回までのあらすじ

気性の激しいハヤブサを調教すること数か月。苦労の甲斐あってハヤブサとの信頼関係が築けてきたと思った矢先に、最大の間違いは起きた。鷹狩りのために必要な最後の予行演習の時が迫っていた。

ハヤブサは大きな瞳に静かな光を湛えてわたしをまっすぐ見つめていた。おととい生きたウズラを食べてから、その顔つきは明らかに変貌を遂げていた。朝、小屋の定位置でわたしの訪れを待っている居住まいからも

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ハヤブサ使い 第九話 宿命

前回までのあらすじ

問題児のハヤブサと特訓すること約2か月、ルアーパスをやっと成功させたわたしだったが…

薄紫色の空に欠け始めた月が黄色く映えている。12月の凍てつく朝、私は鉄塔の上のハヤブサを見上げていた。3日前はルアーパスを十数回こなしていたハヤブサだが、ここ2日はルアーを無視するようになり、今朝に至っては送電用の鉄塔の上、地上50mほどの場所へ止まったまま動く気配がない。体重が増えすぎた

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ハヤブサ使い 第八話 時空がゆがむほど速く

前回までのあらすじ

鷹狩のために手に入れた若いハヤブサは、かなり気性が激しかった。毎日の調教の甲斐あって、ハヤブサは紐なしで自由に飛び、わたしのルアー(疑似餌)へ戻ってくるようになった。ここまで洋書を頼りに独学で調教を進めてきたわたしだったが…

ハヤブサは順調に毎朝のフライトをこなしていたが、相変わらずわたしの頭上でホバリングを繰り返していた。理由は明白だった。ハヤブサのタイミングとわたしのル

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ハヤブサ使い 第七話 帰る場所

前回までのあらすじ

人馴れしていない猛獣のようなハヤブサは、紐付きでわたしの元へ飛んでくるようになった。狩りができるほど体力をつけるため、紐なしで自由に飛ばして運動させなければならないのだが、ハヤブサが飛び去ってしまうおそれもあるのだ。

きょうはいよいよ紐なしでハヤブサが飛ぶ日だ。いつもの休耕田に向かう車の運転も慎重になる。ハヤブサの体重は高すぎず、発信機の電池も新品に交換した。カラスに追われ

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