優しい罪と強かな涙(短編小説)

彼はその大きな胸で、長い腕で私を抱きしめた。
大丈夫、だいじょうぶだから。そうやって私を慰め続けた。

恐らく彼は困惑の表情を浮かべているのだろう。
しかし私は彼の腕に包まれているだけで、暗い視界の中、彼の匂いしかしない空間にいてそれは確認できない。確認する気もない。

実は途中からはそれほど涙も流してはいない。
俯き加減で鼻をすすっているだけ。

「もう、行かないと」

私は彼のブルーのシャツに

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相続で変わる役割の変化

大切な人の死を相続の視点と心理的な視点から考え。相続人の役割を解説しています。

祇園囃子は彼方へと

男女交えてのボウリングとカラオケに行ってきた。半数以上は初対面である。

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枯れ木

花は散っても

また季節が巡れば

美しく咲き誇りますが

私は

花散れば

もう二度と咲かぬ

ただの枯れ木でございます

我々は本である。書評はまだない。

私は読書が苦手である。読むのが遅いというより、読み始めるまでが長い。

そんな私が先日、長年部屋に積んでいたとある本をようやく読む気になった。しかし探したところ、目当ての一冊はどこを探しても見当たらない。

それを探す途中で再会した、買ったもののまだ読み始めていない本がどっさりあったので、これだけ未読なんですよと自分をじりじり追い込む意味を込めつつ、ここで10冊だけ晒してみることにした。

注※た

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