放任主義

連載『オスカルな女たち』

《 孤独な闘い 》・・・5

「来年中学生ですよね? まだ早いんじゃ…」
 そう言いかけて、中学生の娘に「ピルの処方」をしてくれとやってきた若い母親を思い出して口をつぐんだ。
「また、なにか揉め事ですか…?」
 言われて図星の真実(まこと)ではあるが、
「最近はケンカにもならないよ」
 と、つまらなそうに応える。
 いつか玲(あきら)が「娘と対話ができない」と言っていた・・・・。
 
 中学時代の

もっとみる

見守りと怠慢は紙一重

「子どもの自主性に任せています。」

「本人の意思を尊重しています。」

「あれこれ口を出さないで、見守ることを大切にしています。」

子育ての場面でよく聞く、こういう言葉。

耳触りが良い言葉だし、1つの真実であり正しさであることは否定しない。

でも、時々思うことがある。

「それって、大人の怠慢を正当化してるだけじゃない?」

「子どもに関わることが面倒くさくなっている自分を、見守りとか尊重

もっとみる

自主性の育成と放置はちがう

私の母は、比較的子どもがやりたいことをさせて、子育てをしていたように思います。
愛情も、それはそれは深く感じられます。
だけど、母の子育てに疑問を感じたのは、自分が親になった時。

母が言うには「放任主義」の子育てをしていたそうです。
のびのびと、自分のやりたいことをさせて育てるというやり方をしているつもりだったようです。
なぜ「つもりだった」かというと、私は選択肢が欲しかったからです。
子どもに

もっとみる

自己成長させてくれる会社

就職活動の会社を選ぶ基準は、

・お給料の高い

・福利厚生がしっかりしている

・休みが多い

・ネームバリューがある

・好きな商品を販売している

等様々人それぞれです。

その中で、20代の方々がよく言われるのが、「自己成長」という言葉です。

上記に挙げた求人や募集要項等に記載しており、ある程度判断がつきやすいと思います。

ですが、「自己成長できる」、「若くして管理職」といった言葉には

もっとみる

自由に生きろ

自由に、好きに生きろと、育てられた。

教えられなくとも、環境により学び、食べられ、歩け、話せるようになった。けれど、生きている環境に存在しないものは、ずっと知らないままのこともある。

私は教えられていないのか、忘れてしまうのか、知る気がなかったのか、普通の人よりも知らないことが多かった。

世間のことや将来のことなど何も知らずに、「今はこれをする」ということしかわからずに生きていた。
自分の周

もっとみる

「勉強しろ」と言わない親が作るべき環境とは

地方で学習塾をしているオカサカ(@okasakaR)です。

塾で子どもたちと日々向き合っていると、幼児教育というか環境って大事だなぁとしみじみ感じます。

塾をやっている僕ですが、教育に価値があると思って塾をしているだけで、勉強至上主義ではありません。
そもそも我が家の方針も勉強勉強でもなかった。
だから、親に勉強しろと言われず育ちましたし、塾に行けとも言われませんでした。
習い事と言えば、高校

もっとみる

「個性」と言う名の放任。

僕の研究室に、最近、「他者と関わるのを諦めようとしている」人がいる。

人と関わるのを諦めようと、かつては思うことは僕にもあった。「どうせ伝わらない、分かってもらえない、僕は優れている、だから人の話なんて聞かなくていいし、無理に関心を持つのも面倒だ」と思うようになる時があった。

そうなったら、もう周りにいる人は離れて行く。そりゃあそうだ。自分が「人と関わるのを諦めようとする信念」は、行動に変わっ

もっとみる