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凡人アラサー。noteの目的は思考・感情の言語化の練習。正直に、自分との対話のために書…

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凡人アラサー。noteの目的は思考・感情の言語化の練習。正直に、自分との対話のために書く。アドラー心理学の淡々としつつ愛と勇気のある考え方が好き。手段と目的を取り違えないように、事実と意見をごちゃまぜにしないようにだけ気をつける。勢いで書くので投稿後の修正は多め。

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私の呪文集(投稿まとめ)

これまでの投稿をカテゴリ別にまとめた。 どれも忘れずに残しておきたい言葉で、悩んだ時や困った時に助けてくれる、いわば魔法呪文のようなもの。 だからこれは私の思考の記録であり、 私だけの呪文集。(たぶん随時更新) <前提:私にとってここは練習と遊びの場> 憧れる人・理想について考えたこんな人になりたい。 自分・自己受容について考えたどんな自分も受け入れたい。 他者・多様性について考えた分からないから、分かりたい。違うけど、同じ。 言葉・言語化について考えた言葉って、

    • 笑われる恐怖、笑われない安心感

      先日久々に読み返した自分の産後メモに、こう書いてあった。 自分で書いたくせに内容はだいぶ忘れていたので「本当にそうだよなぁ」と頷いてしまった。 何をするにも「誰にも笑われない安心感」って本当に大事。特に、自分に余裕がなくて必死な時。 協調性に長けた日本人は、すぐ他人の目を気にしてしまうし、失敗して恥をかくことへの恐怖がなかなか捨てきれない。 完璧主義? 臆病なDNA? 空気を読むスキルが高すぎる? 「失敗=恥ずかしい」という思い込み? 小学校の教育が原因? チャレンジ

      • 春の雑記

        この前、道を歩いていたら 中学生か高校生くらいの女子たちとすれ違った。 「推しは息をしてるだけで尊いから…」 という言葉がチラッと聞こえた。 ネット上では見た事があるような気がするが、実際に音として聞いたのは初めてだったので「本当に使う人いるんだ!」と少し驚いた。 生きてるだけで尊いと誰かに応援してもらえるなんて、よく考えたらすごいことだよな、と思った。 また歩いていたら、今度は後ろから 「あ、これから飲みに行く?いいよ!」 という明るい声が聞こえた。 その声の主は

        • 何歳からだって、遅くはない

          これは三日坊主あるあるだと思うが、無駄にやる気と希望だけは忘れない私たちは、キリの良い節目に何かを始めがちだ。新年とか新学期とか。 「これなら継続できる!」と確信を持って始め、結局すぐに面倒になりサボってしまったものが、これまでの人生でどれほどあったことか。 私の場合は、ジム、ヨガ、ダイエット、ランニング、英語や資格の勉強、日記、読書記録、1日1つ捨てる断捨離、レシピ本(片っ端から作ろうと思って買ったのに放置)、雑誌(全部ちゃんと読もうと思って買ったのにパラパラめくって満

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        私の呪文集(投稿まとめ)

          ぼくの、はじめてのともだちなんだ / 森絵都『カラフル』

          先日、10年以上ぶりに小説『カラフル』を読んだ。 中学生くらいのときに読んだきりでほぼ内容を忘れていたので、新鮮な気持ちで読むことができた。 設定や展開の面白さの説明はここでは省くとして、 印象的に残ったシーンについて書こうと思う。 主人公は、私立高校への受験を勧める家族の提案を断るのだが、公立高校に行くと決めた理由として「早乙女くん」という友達の名前を挙げ、「ぼくの、はじめてのともだちなんだ」と打ち明ける。 前回読んだとき、おそらく私は、さらっと読んだのだと思う。(全

          ぼくの、はじめてのともだちなんだ / 森絵都『カラフル』

          悲観とネガティブは違うらしい

          悲観とネガティブは、 一見似ているようで微妙に意味が違うらしい。 一つ前の記事で「悲観」について書きながら「あれ?悲観ってネガティブとどう違うんだろう?」とふと思ったので、調べてみた。 「悲観・楽観」には「悪い・良い」という(物事を見る上での)明確な基準があるのに対して、 「ネガティブ・ポジティブ」には良し悪しに関する記述はなく「否定的・消極的・積極的・肯定的」という物事への姿勢?態度?を表す言葉だった。 悲観と楽観は、「悲しい楽しい」「観」とついているだけあって、や

          悲観とネガティブは違うらしい

          こんな時代に生まれてかわいそうだな/ドラマ『不適切にもほどがある!』

          先週、TBSドラマ『不適切にもほどがある!』が最終回を迎えた。 は〜〜面白かった! タイムトラベル系はやっぱりおもしろいよな〜〜 いや、クドカン脚本だから当たり前か。 キャストも最高だったしな〜 まぁ、要は、とにかく最高だった。 このドラマが一番伝えたいメッセージはもちろん、このセリフだろう。 阿部サダヲ演じる小川先生の、卒業式でのスピーチ。 (教室で1クラスに向かって喋るだけだけど) 時代は昭和。(1986年) 中学校の卒業生たちへの言葉。 これを聞いていて、

          こんな時代に生まれてかわいそうだな/ドラマ『不適切にもほどがある!』

          時をかける読書(あれ?こんな話だった?)

          森絵都の『カラフル』を10年以上ぶりに読んだ。 とても面白かった。 その感想は、また改めて違う時に書こうと思う。 本の内容自体とは別のことで、 忘れないうちに書いておきたいことがある。 本を読み進めながら あれ?これ、こんな話だったっけ? という感想を抱いた。 一度読んだことがあるはずなのに、 覚えていないシーンばかりだったのだ。 前回読んだ時は、中学生くらいだったと記憶している。 その時「おもしろかった!」と思った記憶や、天使が出てくることなど、ぼんやりとし

          時をかける読書(あれ?こんな話だった?)

          幼いあなたが見る世界

          3歳の娘と、散歩。 「ほらみて!」 娘がパッと指を差した。 視線の先には、一羽のスズメ。 「あかちゃんのとりだよ!」 彼女の中で「小さいもの」は 全て「あかちゃん」なのだ。 チュンチュン、ピョンピョン あっちへ飛んで、こっちへ飛んで… スズメは忙しそうに飛び回る。 「おかあさんをさがしてるのかなぁ?」 と心配そうに言った。 「そうかもしれないね。見つかるといいね」 と、私は答えた。 そんなふうに考えるのか、と面白かった。 しばらく歩いて、かなり時間が

          幼いあなたが見る世界

          「論理的」こそ公平で優しい

          学生時代、ずっと数学が苦手だった。 「数学は答えが一つだから好き。 国語は答えが一つじゃないのが意味不明」 何度こんな感じのセリフを、 数学好きの人から聞いたことか!!笑 私は国語が好きだった。 だって、国語は答えが一つじゃないから。 (漢字などは除く) いろんな解釈、答えが許されるんだよ!? それがおもしろいんじゃん!と思っていた。 そして、いつからか 「数学は、論理的」   ↓ 「論理的な人は、なんか冷たい、優しくない」 みたいな偏見・思い込みがずっとあっ

          「論理的」こそ公平で優しい

          事情や立場が変わったら言うことやることが変わるのは当然なのよ / ドラマ『隣の家族は青く見える』

          2018年のフジテレビドラマ 『隣の家族は青く見える』 リアルタイムで見ていて、大好きだった。 いろんな愛に溢れた素敵なドラマだった。 録画が消せなくて、まだテレビに残っている。 主演は、深田恭子と松山ケンイチ。 メインは不妊治療に励む夫婦だが、他にも事実婚、ゲイカップル、専業主婦と大企業サラリーマン(やりがいを求めて退職)の子育て夫婦、デキ婚など、いろんな形の「家族の在り方」が見られるドラマだった。 こんなに色々詰め込んでいるのに全然散らかっていなくて、綺麗に話がま

          事情や立場が変わったら言うことやることが変わるのは当然なのよ / ドラマ『隣の家族は青く見える』

          「ありがとう」はすごい言葉です / 東田直樹『自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと』

          以前、東田直樹さんの本について書いた。 その中で、 と書いたまま、肝心の感想を書いてなかったので書く。 ちなみにこの本は、反響のあったツイート投稿に、エッセイや詩を追加して書籍化したものらしい。いくつか印象的だったもの・共感したものをここに記録しておく。 東田さんのすごいところは、見た目や声として発する言葉だけではなかなか伝わらない自閉症の方の感情を、こうして文章にして世界のみんなに伝えてくれたことだ。 もちろん、これは東田さんだけの感情なので、他の自閉症の方が同じ

          「ありがとう」はすごい言葉です / 東田直樹『自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと』

          羞恥心と闘いながらも書き続ける私たち

          生活の中、たまに、ふと冷静になって と、瞬間的に羞恥心に襲われて情緒不安定になってしまうことがあるのだけど、私だけだろうか? ここにいる皆さんもそうなんだろうか? これはブログあるあるなのだろうか? 慣れれば乗り越えられることなのだろうか? インスタは鍵付きで友達限定だったから そこまで恥ずかしくはなかった。 でも今は、世界に向けて公開されている。 冷静に考えたらやばいよ。 絶対バズりたくない。(大丈夫、バズらない) noteの端っこで、無名のまま、フォロワー少なめ

          羞恥心と闘いながらも書き続ける私たち

          好き度75%の告白

          夫と付き合う時、私から告白した。 でも、100%好きだったか?と言われると違う。 正直、好き度は75%くらいだった。 それなのになぜ告白したかというと、 付き合いたかったからだ。 「好きです、付き合ってください!」じゃなくて 「正直まだ100%好きとは言えないんだけど、私はあなたと付き合いたいと思ってるよ」と正直に言った。対面で。 今思うと、偉そうで笑える。 よく怒られなかったな。笑 でも、相手が私をどう思ってるか、相手にどう思われるかは、どうでもよかった。 「

          好き度75%の告白

          【卑下】卑屈な根性をもっているという点で、軽蔑されても仕方がない人間なのだ / 小説『君たちはどう生きるか』

          以前、小説『君たちはどう生きるか』を読んであれこれ書いたのだが、もう一つずっと印象に残っている言葉がある。 「貧乏ということについて」という章で出てきた言葉。 以下引用はすべて、小説内で「叔父さんが少年コペル君に宛ててノートに書いた言葉」という設定だ。 私は最初、これを読んで少し驚いた。 権力に媚びる姿ならまだ分かるのだが、貧しくてみすぼらしい自分を卑下して金持ちにぺこぺこしてしまう人のことを「卑屈な根性を持っている、軽蔑に値する」という厳しい視点で考えたことがなかっ

          【卑下】卑屈な根性をもっているという点で、軽蔑されても仕方がない人間なのだ / 小説『君たちはどう生きるか』

          波音にくりかえし祈りたくなるような感触だった / 吉本ばなな『TSUGUMI つぐみ』

          吉本ばななの小説ばかり読んでいるくせに、 『TSUGUMI つぐみ』は読んだことがなかった。 『キッチン』は読んだことがあるが、だいぶ前なので細かい内容を忘れた。本は持っているのでまた近々読もうと思う。 これまで、他のばなな作品のレビューを見るたびに、『キッチン』の次くらいによく『TSUGUMI』への言及を見かけたので、ずーっと気になってはいたものの、そんなに面白いのであればなおさら楽しみは後に取っておきたいような気分になり、なんとなく違う作品ばかりを選んでいた。 途中

          波音にくりかえし祈りたくなるような感触だった / 吉本ばなな『TSUGUMI つぐみ』