Philip Bailey - Love Will Find A Way:フィリップ・ベイリーがロバート・グラスパーらを選んだ理由

フィリップ・ベイリーと言えば、アース・ウィンド&ファイア(以下EW&F)のヴォーカリストで、名曲「Fantasy」などでの印象的なファルセットでお馴染みだが、新作『Love Will Find a Way』ではロバート・グラスパーに、カマシ・ワシントン、クリスチャン・スコット、デリック・ホッジ、ケンドリック・スコットと現代ジャズシーンの最重要人物たちとコラボレーションしていて、前情報の時点で驚いて

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Marcus Strickland's Twi-Life - People of the Sun:Disc Review without Preparation

マーカス・ストリックランドズ・トゥワイ・ライフ『People of the Sun』

マーカス・ストリックランドはロバート・グラスパー世代のサックス奏者。グラスパー同様、早くから才能を認められていたマーカスは2000年代初頭からリーダー作を次々と発表し、同世代のトップランナーとして知られていた。

ジョン・コルトレーンやウェイン・ショーターをリスペクトする彼は60年代後半のマイルス・デいヴィス・

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2019年 上半期ベスト50:ジャズ・アルバム by Mitsutaka Nagira

Rolling Stone Japanから2019年の上半期ベスト企画をやるので書いてくれと言われたので、せっかく僕がやるならジャズだけで選んだ方が面白いかなと思ったのと、10枚を選ぶためにかなり多めのリストを作って考えたんだけど、それもシェアしたほうがいいかなと思ってこれをさくっと書きました。よかったら参考にしてみてください。

■2019年 上半期ベスト50:ジャズ・アルバム

1~10はRo

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035 真璃子「セシルの週末」(1989年)

作詞・作曲:松任谷由実 編曲:新川博

僕はカヴァー曲がオリジナルを超えることは滅多にないと思っています。普通は原曲と全く違うアレンジをしたり、全く違う個性の演者が違う解釈で演奏したり。原曲との違いを出すことで成立させることが多いと思うのですが、中には原曲に寄せているのにイイってものもあります。

「セシルの週末」はユーミンが80年にリリースしたアルバム「時のないホテル」の1曲目に収録されていた曲

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034 田原俊彦「It's BAD」(1985年)その2

作詞:松本一起 作曲:久保田利伸 編曲:船山基紀

前回からの続き。今回は想像だらけです。

そんな頃、音楽業界で話題になっていたデモテープがありました。通称"すごいぞテープ"と呼ばれていたそのデモは、まだ歌手デビュー前だった久保田利伸が趣味的に作ったものでした。そこには、後に久保田の1stアルバム「Shake It Paradise」(86年)で世に出るオリジナル曲のほか、ソウルや全米ヒットのカ

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全米No1に輝いたラッパーLogicの壮絶人生について!

【ラジオ】

今回の「音楽リポート!」は、新作アルバムが全米No1に輝いたラッパーLogicの壮絶人生について!話題のMVやリリックにも迫ります!
↓↓↓↓PODCAST↓↓↓↓
https://simplecast.com/s/8d61fb20

034 田原俊彦「It's BAD」(1985年)その1

作詞:松本一起 作曲:久保田利伸 編曲:船山基紀

ブラックミュージック・イン・ジャパンな話を前回に引き続き。

田原俊彦「It's BAD」(85年)は、ラップを取り入れた最初の歌謡曲と言われています。日本の一般的な音楽ファンが初めてラップ・ミュージックを意識したのがRun D.M.C.「Walk This Way」(86年)だとするなら、それよりも早いわけです。正確に言えば、これ以前にもラップ

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【心理学】MOROHAの新曲「うぬぼれ」から学ぶ、パートナーに最も“ありがとう“と感じる瞬間とは?【新譜レビュー】

MOROHA待望のNEWアルバム

一度テーマに扱ったアーティストの曲を再び紹介するのは今回が初めてです。

なんとなく「2回同じアーティストを扱うのはなぁ…」と抵抗があったのですが、
新譜リリースと僕が情報を仕入れたタイミングがぴったりだったので、書くしかないだろう!と書き始めた次第です。

やっぱり良い曲は早めに紹介して、鮮度のいいうちに届けたいものです。

ということで、早速MOROHAの新

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私が惚れた男、タイラーザクリエイター

さて、前回の記事はどうだっただろうか。私の初めての執筆活動ということで至らない点が幾つかあったかもしれないが、予想以上に多くの人に読んでもらい、私は非常に嬉しく思っている。今回はそんな私の自己紹介も兼ねて前回も取り上げたタイラーザクリエイターという男の魅力について語っていこうと思う。

私のnote IDの秘密

私のnote IDであるiwduimtは実は"I won't die until I

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長めのレビューを書きました。

☞ ヴァンパイア・ウィークエンド最新作『Father of the Bride』レビュー:穏やかなサウンドに隠れた反骨精神

https://rollingstonejapan.com/articles/detail/30941