畑中正人

作曲家・サウンドデザイナーです。北海道の宗谷地方にある浜頓別町の出身です。札幌、ハンブ…

畑中正人

作曲家・サウンドデザイナーです。北海道の宗谷地方にある浜頓別町の出身です。札幌、ハンブルク、東京、山梨と渡り歩き今は札幌に居ます。カメラも好きです。SONY α7IV、α7SIII、リコーGRⅢを使っています。 http://www.hatanakamasato.net/

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Pro Toolsで言うところのオリジナルタイムスタンプはNuendo(Cubase)にもあります。

Pro Toolsを使っていて便利だなと思う機能の一つはいわゆる「SPOT」機能。個人的にどう使っているかをものすごくざっくり説明すると、クリップのタイムコード(または小節 …

畑中正人
1年前
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映画音楽をつくりました。

横浜F・マリノスのクラブ創設30周年に密着した映画「Beyond Together」の音楽を担当させて頂きました。監督は牧有太さんです。2023年3月17日から劇場公開が始まります。 上…

畑中正人
1年前
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M2 MacBook ProとMac mini

予想より遥かに唐突に発表されたM2 MacBook ProとMac mini。ちょっと発表が早すぎやしないか。個人的には現状KONTAKTをはじめとするNI製品がM2へのネイティブ対応をしてお…

畑中正人
1年前
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2023年

気がつけば2022年があっという間に終わり、流されるまま2023年になっていた。この1月でとうとう48歳になる。40代のスピードが早すぎてどうにもならない。 2022年11月末、M…

畑中正人
1年前

LIVE+LIGHT In praise of shadows 「陰翳礼讃」現代の光技術と

サウンドを担当させて頂いた展覧会「LIVE+LIGHT In praise of shadows 陰翳礼讃」現代の光技術と』が2022年8月26日から9月25日まで京橋のBrillia Art Gallery で開催されま…

畑中正人
1年前
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ハンドメイドスピーカー KIKUNO

おかげさまで2022年7月5日(火)まで会期延長となりました個展「はじまりの場所 - 音と写真とNFT」ではアムステルダム在住の堤田祐史氏のハンドメイドスピーカー「KIKUNO」…

畑中正人
2年前
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初めての個展「はじまりの場所」が始まりました。

2022年4月22日、私にとって初めての個展がカンディハウス横浜でスタートしました。自分にとって「はじまりの場所」である浜頓別町で2021年11月に撮り下ろした写真と共に、…

畑中正人
2年前
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個展「はじまりの場所」

お恥ずかしながら人生初の個展に向けた準備を着々と進めています。 今まで人様の展覧会を陰ながら音でお手伝い、という経験しかないので日々右往左往しています。 場所は…

畑中正人
2年前
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MOOG DFAMの楽しみ方

私は2019年の9月にDFAMを手に入れました。MOTHER32を手にしてからそれほど間隔を空けることなく、それでも当時はなかなかの入手困難状態で2ヶ月待ちでした。DFAMは"DRUMME…

畑中正人
2年前
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結局のところ自分にとってのOctatrackとは

2021年3月に入手したOctatrack MK2(Black)。制作作業の合間をみてはいじり倒すという日々を続けて5ヶ月を過ぎようとしています。しかも前回のOctatrackの記事からしれっ…

畑中正人
2年前
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MOTHER-32 ファームウェアのアップデート

MOOG MOTHER-32のファームウェアがしれっと2.0にアップデートされました。今までMIDI接続した時の挙動がどうにもこうにも「これバグじゃないの?」という症状があってずっ…

畑中正人
2年前
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CUBASEのこと

2021年1月、新年早々に「今年はクライアントワークはCubaseでやろう!」と突然思い立ち、あともう少しで半年が経とうとしています。DAWを切り替えつつ(今まで愛用のDAWも…

畑中正人
3年前
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LIGHT PEDAL

先日(といってももう4月の話ですが)メディアインテグレーションさんの方から突然ご連絡頂きましてGamechanger Audioの「LIGHT PEDAL」をお借りしてレビューを書かせて頂…

畑中正人
3年前

結局Octatrack MK2買いました、というお話。

Octatrack MK IIが発表されたのがたしか2017年。もうかれこれこれ4年も経ってるんですね。この2年ほどズッーーーと買うべきか否か悩んでいたのですが、コロナ禍の影響でも…

畑中正人
3年前
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Visions 02 | 国松 希根太

謹賀新年。2021年もどうぞ宜しくお願い致します。 年明け早々ではございますが昨年10月にスタートしたYouTubeチャンネル「Visions」。第2弾の動画を公開致しました。 今…

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3年前
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独学のススメ

唐突ですが私は音楽を独学で学びました。15歳の頃です。当然ながら最初は右も左もわかりません。でも、その「わからない」状況と手探り感がたまらなく面白くて毎日ワクワク…

畑中正人
3年前
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Pro Toolsで言うところのオリジナルタイムスタンプはNuendo(Cubase)にもあります。

Pro Toolsで言うところのオリジナルタイムスタンプはNuendo(Cubase)にもあります。

Pro Toolsを使っていて便利だなと思う機能の一つはいわゆる「SPOT」機能。個人的にどう使っているかをものすごくざっくり説明すると、クリップのタイムコード(または小節 | 拍)位置を記録しておいて、必要な場合には元の位置にさっと戻す時にとても重宝しています。

個人的には普段の音楽作りではあまり使うことのない機能ですが、特に映像に音を付ける場合に映像の内容変更などで音楽や効果音のイン点が変更

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映画音楽をつくりました。

映画音楽をつくりました。

横浜F・マリノスのクラブ創設30周年に密着した映画「Beyond Together」の音楽を担当させて頂きました。監督は牧有太さんです。2023年3月17日から劇場公開が始まります。
上映館は横浜ブルク13、T・ジョイ横浜、TOHOシネマズららぽーと横浜、イオンシネマ港北ニュータウン、横須賀HUMAXシネマ、109シネマズ川崎、109シネマズ湘南、イオンシネマ座間、小田原コロナシネマワールド、新宿

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M2 MacBook ProとMac mini

M2 MacBook ProとMac mini

予想より遥かに唐突に発表されたM2 MacBook ProとMac mini。ちょっと発表が早すぎやしないか。個人的には現状KONTAKTをはじめとするNI製品がM2へのネイティブ対応をしておらず、飛びつくには少々早いという判断。でもMac miniのコスパはいいなぁと思う次第。現在M2搭載のiPad ProでDaVinciを使う限り、映像の書き出しは所有するマシンでは一番速いし、3DCGなど相当

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2023年

2023年

気がつけば2022年があっという間に終わり、流されるまま2023年になっていた。この1月でとうとう48歳になる。40代のスピードが早すぎてどうにもならない。

2022年11月末、MacBook Pro(2017年製)のバッテリーの劣化がいよいよひどくなり交換した。流石に万が一用にとあれこれ物色し結局M1のMacBook AirとM2のiPad Proを購入した。やはりというか、どうも何でも出来る

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LIVE+LIGHT In praise of shadows 「陰翳礼讃」現代の光技術と

LIVE+LIGHT In praise of shadows 「陰翳礼讃」現代の光技術と

サウンドを担当させて頂いた展覧会「LIVE+LIGHT In praise of shadows 陰翳礼讃」現代の光技術と』が2022年8月26日から9月25日まで京橋のBrillia Art Gallery で開催されます。ぜひ耳を澄ませて肉眼で見て頂きたい展示です。

https://www.brillia-art.com/bag/exhibition/09.html

会期:2022年8月2

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ハンドメイドスピーカー KIKUNO

ハンドメイドスピーカー KIKUNO

おかげさまで2022年7月5日(火)まで会期延長となりました個展「はじまりの場所 - 音と写真とNFT」ではアムステルダム在住の堤田祐史氏のハンドメイドスピーカー「KIKUNO」を使用させて頂いています。日本では初公開となっているこれらのスピーカーのご紹介をしたいと思います。

まずエントランスエリアでは「T1」を2台置いています。角度調整が可能な2wayスピーカーで、個人的には音楽制作時のモニタ

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初めての個展「はじまりの場所」が始まりました。

初めての個展「はじまりの場所」が始まりました。

2022年4月22日、私にとって初めての個展がカンディハウス横浜でスタートしました。自分にとって「はじまりの場所」である浜頓別町で2021年11月に撮り下ろした写真と共に、同地で収集した環境音とピアノやシンセサイザーを用いてオーダーメイドで制作する音源をつけた作品を展示・販売いたします。会場で流れる音はこれまで様々なプロジェクトでご一緒してきたサウンドエンジニアの堤田祐史氏が製作するハンドクラフト

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個展「はじまりの場所」

個展「はじまりの場所」

お恥ずかしながら人生初の個展に向けた準備を着々と進めています。
今まで人様の展覧会を陰ながら音でお手伝い、という経験しかないので日々右往左往しています。

場所はカンディハウス横浜になります。4/22にスタートし5/31までの開催です。

音の展示であると共に、写真の展示でもあります。実験的にOpenSea上で写真NFTの販売も致します。写真には「音付き」のものもあり、ご購入頂いた方にはそれぞれヒ

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MOOG DFAMの楽しみ方

MOOG DFAMの楽しみ方

私は2019年の9月にDFAMを手に入れました。MOTHER32を手にしてからそれほど間隔を空けることなく、それでも当時はなかなかの入手困難状態で2ヶ月待ちでした。DFAMは"DRUMMER FROM ANOTHER MOTHER"の略で、MOTHER32から派生したフルアナログのパーカッションシンセサイザーです。その思想は独特でドラムマシンとして捉えると違和感を感じるほどです。これを単体で使うと

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結局のところ自分にとってのOctatrackとは

結局のところ自分にとってのOctatrackとは

2021年3月に入手したOctatrack MK2(Black)。制作作業の合間をみてはいじり倒すという日々を続けて5ヶ月を過ぎようとしています。しかも前回のOctatrackの記事からしれっと余裕もないくせにDigitone Keysも手に入れてしまいました(これについてはまた追って書きたいと思います)。

今回は現段階で思うOctatrackについてメモまでに書き留めておきたいと思います。

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MOTHER-32 ファームウェアのアップデート

MOTHER-32 ファームウェアのアップデート

MOOG MOTHER-32のファームウェアがしれっと2.0にアップデートされました。今までMIDI接続した時の挙動がどうにもこうにも「これバグじゃないの?」という症状があってずっと「んー」と思っていたところにこのニュース。早速アップデートしてみました。

忘備録までに下記にメモしておきます。ちなみに私は今回のアップデートはMac環境およびオーディオインタフェースのMIDI経由で行いました。

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CUBASEのこと

CUBASEのこと

2021年1月、新年早々に「今年はクライアントワークはCubaseでやろう!」と突然思い立ち、あともう少しで半年が経とうとしています。DAWを切り替えつつ(今まで愛用のDAWも併用中)実際に現場に投入するというのは結構リスキーなことでもあり、また強い意志を持たなければすぐに「面倒臭い...」となってしまうもの。それでもそうさせてしまう魅力がCubaseにはありました。

以前も書きましたが私が最初

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LIGHT PEDAL

LIGHT PEDAL

先日(といってももう4月の話ですが)メディアインテグレーションさんの方から突然ご連絡頂きましてGamechanger Audioの「LIGHT PEDAL」をお借りしてレビューを書かせて頂くこととなりました。

レビュー記事はこちらです↓

https://www.minet.jp/contents/article/light-pedal-review-masato-hatanaka/

スプリン

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結局Octatrack MK2買いました、というお話。

結局Octatrack MK2買いました、というお話。

Octatrack MK IIが発表されたのがたしか2017年。もうかれこれこれ4年も経ってるんですね。この2年ほどズッーーーと買うべきか否か悩んでいたのですが、コロナ禍の影響でもしかしたら暫くは設備投資出来ないんじゃないか、大袈裟ですけど「これがもう最後のタイミングかもしれない」とようやく、思い切って導入に至りました。別に今までのDAWの制作環境に不満はなかったし、映像音楽系が多いので、むしろお

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Visions 02 | 国松 希根太

Visions 02 | 国松 希根太

謹賀新年。2021年もどうぞ宜しくお願い致します。

年明け早々ではございますが昨年10月にスタートしたYouTubeチャンネル「Visions」。第2弾の動画を公開致しました。

今回はアーティストの国松希根太さんです。

希根太さんとは不思議な繋がりがいくつかあり、お会いする以前から作品やお名前は存じ上げておりましたが、実際にHorizonシリーズを見た時の衝撃は今でも忘れることができません。

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独学のススメ

独学のススメ

唐突ですが私は音楽を独学で学びました。15歳の頃です。当然ながら最初は右も左もわかりません。でも、その「わからない」状況と手探り感がたまらなく面白くて毎日ワクワクしていたのを今でもはっきりと覚えています。当時の私は音楽を作れるようになるには、作るための道具が必要だと思いました。当時運良く1台で打ち込みが出来るシンセサイザーがあったことは本当に大きかったです。重要なのはとにかくわからなくても「作る」

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