Hidekazu Asai

いやあ、貧乏人です。

Hidekazu Asai

いやあ、貧乏人です。

マガジン

記事一覧

固定された記事

エミール・クストリッツァ『アンダーグラウンド』を観ての少しの感想

エミール・クストリッツァ『アンダーグラウンド』の評価は分かれるそうだ。 確かに、深刻な内容なのに、本作のように毒をまき散らした場面の連続では、真面目な客は卒倒す…

Hidekazu Asai
1年前

映画を観た記録179 2023年12月31日  ロベール・ブレッソン『田舎司祭の日記』

Amazon Prime Videoでロベール・ブレッソン『田舎司祭の日記』を観る。 フランスのある田舎に転任した若き、神経質、病弱な若き司祭の苦悩の日常を描く。 司祭を演じる俳…

Hidekazu Asai
4か月前

映画を観た記録178 2023年12月31日  セルジオ・レオーネ『ワンス・アポン・イン・ア・タイム・アメリカ』

Amazon Prime Videoでセルジオ・レオーネ『ワンス・アポン・イン・タイム・アメリカ』を観る。 時折、挟まれる絵葉書のような画面が少し苦手だった。 そして、エンニオ・モ…

Hidekazu Asai
4か月前

映画を観た記録177 2023年12月30日   シャンタル・アケルマン『私、あなた、彼、彼女』

Amazon Prime Videoでシャンタル・アケルマン『私、あなた、彼、彼女』を観る。 シャンタル・アケルマン本人が演じる主人公の女性は廊下より狭い部屋に住んでいたので、家…

Hidekazu Asai
4か月前

映画を観た記録176 2023年12月30日  マルガレーテ・フォン・トロッタ『ローザ・ルクセンブルグ』

Amazon Prime Videoでマルガレーテ・フォン・トロッタ『ローザ・ルクセンブルグ』を観る。 本作品は、国家に反逆したローザがいかに国家に追い詰められ、亡き者にされてし…

Hidekazu Asai
4か月前

映画を観た記録175 2023年12月24日  マーティン・スコセッシ『ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』

Amazon Prime Videoでマーティン・スコセッシ『ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』を観る。 ウォールストリートを成り上がった株屋の話。株屋をレオナルド・ディカ…

Hidekazu Asai
4か月前

映画を観た記録174 2023年12月23日  セルジュ・ゲーンズブール『ジュ・テーム・モン・ノワ・プリュ』

Amazon Prime Videoでセルジュ・ゲーンズブール『ジュ・テーム・モン・ノワ・プリュ』を観る。 ハードなポルノ映画です。 主演女優は、ジェーン・バーキン。ジェーン・バー…

Hidekazu Asai
4か月前
2

映画を観た記録173 2023年12月23日 アレハンドロ・イニャリトゥ『バードマン、あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

Amazon Prime Videoでアレハンドロ・イニャリトゥ『バードマン、あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観る。 かつて、バードマンとして映画界の一世を風靡していた…

Hidekazu Asai
4か月前
1

映画を観た記録172 2023年12月17日  小津安二郎『晩春』

Amazon Prime Videoで小津安二郎『晩春』を観る。 12月12日が小津安二郎監督の命日でもあり、誕生日でもあるので、本日は17日ではあるが、本作品を再度、観なおした。前回…

Hidekazu Asai
4か月前

自民党の対米追随は、本来の野心の大日本帝国復活の煙幕である

統一協会絡みで後景に下がってしまった「日本会議」であるが、実質、この組織のイデオロギーが自民党の政策を決めている。このような政治結社がアメリカの政策を素直に受け…

Hidekazu Asai
4か月前

映画を観た記録171 2023年12月10日   ジャック・タチ『プレイタイム』

Amazon Prime Videoでジャック・タチ『プレイタイム』を観る。 映画の最高傑作というしかない・ 本作品こそ、映画の中の映画ではないか。 登場人物、ありとあらゆるモノ…

Hidekazu Asai
4か月前

映画を観た記録170 2023年12月9日   タル・べーラ『サザンタンゴ』

Amazon Prime Videoでタル・べーラ『サザンタンゴ』を観る。 7時間19分の超大作。 モノクローム、ワンシーン・ワンカット。 カメラの近くから遠くまで歩いていく、歩きいて…

Hidekazu Asai
4か月前
4

映画を観た記録169 2023年12月3日    セバスチャン・レリオ『ナチュラル・ウーマン』

Amazon Prime Videoでセバスチャン・レリオ『ナチュラル・ウーマン』を観る。 本作品の特色は、なんといっても、本人自身がトランスジェンダー女性でもあるダニエラ・ヴェ…

Hidekazu Asai
5か月前

映画を観た記録168 2023年12月3日   マイケル・チミノ『ザ・ディア・ハンター』

Amazon Prime Videoでマイケル・チミノ『ザ・ディア・ハンター』を観る。 本作品ほど、一般人が戦場に行かされたらどのように苦しみ狂っていくかを描いた映画はないのでは…

Hidekazu Asai
5か月前
1

ネトウヨや陰謀論者とオウム真理教に高学歴者が集まるのはなぜなのだろう

ネトウヨや陰謀論者に高学歴者が多いのも、なぜ、オウム真理教に高学歴者が多いのか、ということと同じ問いである。 答えは簡単である。 高学歴であることと、知識量、読解…

Hidekazu Asai
5か月前

NHKの情報を暇空茜へ送ったのは女性派遣社員だったのだ

NHKの情報流出させた人物は、その情報は専用端末にアクセスできるものでないと、情報を閲覧や印刷はできない。それはごく限られている。つまり、簡単に身バレしちゃうのに…

Hidekazu Asai
5か月前

エミール・クストリッツァ『アンダーグラウンド』を観ての少しの感想

エミール・クストリッツァ『アンダーグラウンド』の評価は分かれるそうだ。

確かに、深刻な内容なのに、本作のように毒をまき散らした場面の連続では、真面目な客は卒倒するかもしれない。

そして、実写に本作のキャラクターを合成させて、演説までさせるのは何事か!と怒る人もいるだろう。

キリスト像が逆さになった円柱を回る火がついた車いすに乗った人間がぐるぐるまわりを走る、というのは、逆さになったキリスト像

もっとみる

映画を観た記録179 2023年12月31日  ロベール・ブレッソン『田舎司祭の日記』

Amazon Prime Videoでロベール・ブレッソン『田舎司祭の日記』を観る。

フランスのある田舎に転任した若き、神経質、病弱な若き司祭の苦悩の日常を描く。

司祭を演じる俳優の苦悶に満ちた表情が素晴らしい。

まさに苦悶という他ない。

若き司祭は身なりも貧しく、まさに貧者の聖者という姿であるが、田舎の住民から受け入れられてない様子である。

司祭の内面と司祭が書きつける日記を司祭の声で

もっとみる

映画を観た記録178 2023年12月31日  セルジオ・レオーネ『ワンス・アポン・イン・ア・タイム・アメリカ』

Amazon Prime Videoでセルジオ・レオーネ『ワンス・アポン・イン・タイム・アメリカ』を観る。
時折、挟まれる絵葉書のような画面が少し苦手だった。
そして、エンニオ・モリコーネの音楽はいいとは思うが、この映画に合ってないような気がする。ギャングの生涯なのに、とても、良い人の人生みたいになっている。どうも、違和感を感じる。
とはいえ、ロバート・デ・ニーロはこの映画に出演しているときは、4

もっとみる

映画を観た記録177 2023年12月30日   シャンタル・アケルマン『私、あなた、彼、彼女』

Amazon Prime Videoでシャンタル・アケルマン『私、あなた、彼、彼女』を観る。
シャンタル・アケルマン本人が演じる主人公の女性は廊下より狭い部屋に住んでいたので、家具を片付けて広くした。そして、ある日、服を脱ぎ、裸で暮らすようになる。
ある日、主人公の女性はヒッチハイクをしてトラックに乗り込み、ともに時間を過ごした。トラックドライバーは、彼女の手を握り、自分のあそこを握らせ、果てるま

もっとみる

映画を観た記録176 2023年12月30日  マルガレーテ・フォン・トロッタ『ローザ・ルクセンブルグ』

Amazon Prime Videoでマルガレーテ・フォン・トロッタ『ローザ・ルクセンブルグ』を観る。

本作品は、国家に反逆したローザがいかに国家に追い詰められ、亡き者にされてしまうかのプロセスを描く作品である。

ローザが生きていた時代は、第一次世界大戦が迫りくる時代であり、ローザが在籍していたドイツ社会民主党も議会で戦争に同意し、続いて各国も同意していき、第二インターナショナルは命脈を尽きる

もっとみる

映画を観た記録175 2023年12月24日  マーティン・スコセッシ『ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』

Amazon Prime Videoでマーティン・スコセッシ『ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』を観る。
ウォールストリートを成り上がった株屋の話。株屋をレオナルド・ディカプリオを演ずる。株屋は、つまりは、モノを売るというのは、セールストークがポイントでもあるということでもあるのだが、詐欺ともいえなくもない。
暴力を使って売りつけているわけでもないから小悪党と言える。
小悪党ぶりが、『レイジ

もっとみる

映画を観た記録174 2023年12月23日  セルジュ・ゲーンズブール『ジュ・テーム・モン・ノワ・プリュ』

Amazon Prime Videoでセルジュ・ゲーンズブール『ジュ・テーム・モン・ノワ・プリュ』を観る。
ハードなポルノ映画です。
主演女優は、ジェーン・バーキン。ジェーン・バーキンは、ボーイッシュな女性のジョニーを演じる。
ジョニーは、ゴミ拾いを仕事にしているゲイに好かれてしまう。最初のベッドインでは、ゲイは、無理、できないとなり、バーキン演ずるジョニーは、私を男と思って、と言って、アナル・セ

もっとみる

映画を観た記録173 2023年12月23日 アレハンドロ・イニャリトゥ『バードマン、あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

Amazon Prime Videoでアレハンドロ・イニャリトゥ『バードマン、あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観る。
かつて、バードマンとして映画界の一世を風靡していたリーガンは、バードマンが終わるとともに、過去の栄光を忘れられないのか、ブロードウェイで、演出、脚本、主演を務め、人生の再帰を図る、というのが、ストーリー。リーガンは、マイケル・キートンが演じ、娘のサムはエマ・ストーンが演じ

もっとみる

映画を観た記録172 2023年12月17日  小津安二郎『晩春』

Amazon Prime Videoで小津安二郎『晩春』を観る。

12月12日が小津安二郎監督の命日でもあり、誕生日でもあるので、本日は17日ではあるが、本作品を再度、観なおした。前回は40年くらい前に観ている。

改めて観なおすと、笠智衆の驚いた顔が特徴的だと感じた。

やはり、杉村春子の演技はとてつもないリアルな演技だと感じた。

移動撮影を駆使しているのに気付いた。

原節子がハリウッド女

もっとみる

自民党の対米追随は、本来の野心の大日本帝国復活の煙幕である

統一協会絡みで後景に下がってしまった「日本会議」であるが、実質、この組織のイデオロギーが自民党の政策を決めている。このような政治結社がアメリカの政策を素直に受け入れるわけがない。表面的な対米追随は、自民党がもっとも行いたい大日本帝国復活の煙幕である。大日本帝国復活の意図はアメリカに露見しては困るし、ましてや国連にはいよいよ露見してはいけない。

在日米軍基地、武器の購入、安保法制など、表面的なアメ

もっとみる

映画を観た記録171 2023年12月10日   ジャック・タチ『プレイタイム』

Amazon Prime Videoでジャック・タチ『プレイタイム』を観る。

映画の最高傑作というしかない・

本作品こそ、映画の中の映画ではないか。

登場人物、ありとあらゆるモノが交響楽のように映画として機能している。無駄がない。

映画に音楽はいらないという意見もあるが。本作品に関していえば、音楽もその映画全体を支える大事なパーツである、

何かが欠けても本作品は成立しない。

機械的な動

もっとみる

映画を観た記録170 2023年12月9日   タル・べーラ『サザンタンゴ』

Amazon Prime Videoでタル・べーラ『サザンタンゴ』を観る。
7時間19分の超大作。
モノクローム、ワンシーン・ワンカット。
カメラの近くから遠くまで歩いていく、歩きいていく、豆粒まで小さくなるくらいまで延々と撮影している。
かと思いきや、極度のクローズアップが延々と長回しで撮影される。
非ハリウッド的な映画だと私はそう考える。
本作品は、とにかく雨が降るシーンが多い。雨といっても土

もっとみる

映画を観た記録169 2023年12月3日    セバスチャン・レリオ『ナチュラル・ウーマン』

Amazon Prime Videoでセバスチャン・レリオ『ナチュラル・ウーマン』を観る。

本作品の特色は、なんといっても、本人自身がトランスジェンダー女性でもあるダニエラ・ヴェガがトランスジェンダー女性を演じるという直截性にある。

物語自体は、トランスジェンダー女性へ向けられる差別と偏見に彼女が受けてしまうという物語である。

ダニエラ演ずるマリーナは、年の離れた男性オルランドがパートナーだ

もっとみる

映画を観た記録168 2023年12月3日   マイケル・チミノ『ザ・ディア・ハンター』

Amazon Prime Videoでマイケル・チミノ『ザ・ディア・ハンター』を観る。

本作品ほど、一般人が戦場に行かされたらどのように苦しみ狂っていくかを描いた映画はないのではないか。

マイクを演ずるデニーロは正気を保っていられるようにみえるが、帰還してから鹿を撃てなくなる。戦場でともに行動したスティーブやニックは戦場で足がなくなってしまう、または気がふれてしまった。北ベトナム軍の捕虜になっ

もっとみる

ネトウヨや陰謀論者とオウム真理教に高学歴者が集まるのはなぜなのだろう

ネトウヨや陰謀論者に高学歴者が多いのも、なぜ、オウム真理教に高学歴者が多いのか、ということと同じ問いである。
答えは簡単である。
高学歴であることと、知識量、読解力、思考力は別次元にあるということなのだ。科挙制度で高得点をはじいた中国人が頭がいいかといわれると疑わしいでしょう?暗記しただけかもしれない。もっともその暗記をした努力は認めます。
だったら、知識量、読解力、思考力を育てる教育にするには、

もっとみる

NHKの情報を暇空茜へ送ったのは女性派遣社員だったのだ

NHKの情報流出させた人物は、その情報は専用端末にアクセスできるものでないと、情報を閲覧や印刷はできない。それはごく限られている。つまり、簡単に身バレしちゃうのに、情報を流出させて、Colaboの敵の暇空茜へ情報を流出した。まったく倫理もくそもない。しかも、情報を知った暇空茜はそれを公開した。暇空茜も悪質である。

情報を流出した派遣社員は女性だそうだ。女性が、女性支援団体であるColaboを叩く

もっとみる