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怒りを管理する方法 / 続・毒になる親より

じっくり読み進めている本があります。

以前にも投稿したのですが、今回も今の自分にとってメモとして残しておきたい箇所があったので、記事にしたいと思いました。


僕は自分の感情と向き合ったり、身体感覚を観察している最中に、長年溜め込んできた親(父親)に対しての激しい怒りが湧き上がり、それに飲み込まれてしまうことがしばしばあります。


ずっと放置して、蓋をし続けてきた内面に抱えた「怒り」に気づけるようになっただけまだマシな気もするのですが、この「怒りの扱い方」が分からず、自己嫌悪や罪悪感などを感じる原因になっているようにも思いました。

そうなると、ますます苦しくなってしまうだけでなく、根本的に問題は何ひとつ解決しないんですよね。

幼少期の頃から感情を感じないようしたり、心を奥深く押し込めたり、気持ちを抑圧してきた人が「回復」するプロセスとして、強い怒りを感じ取り、嘆き悲しみ、深い悲しみを感じ取る必要があるそうです。

まずは、怒りを感じ取り、怒りを有益に取り扱う。そのために怒りを管理する方法がとてもしっくりきたのでシェアします。

日々、練習ですね。


怒りを管理する方法 1〜5

①怒りが起きたら、その感覚を嫌がらず、自分が怒っていることを自分に対して許してやる。

怒りが感情の1つである事は、喜びや恐れがそうであるのと何ら変わる事は無い。感情と言うのは正しいとか間違っているとか言うものでなく、ただそういうものがそこに存在していると言う事実があるだけなのである。それはあなたの一部分であり、あなたが人間であることの証拠なのだ。

怒りはまた、あなたにとって何か重要なことを知らせてくれるシグナルでもある。それは、あなたの権利が踏みにじられた、あなたは侮辱された、あなたは利用された、あなたのニーズが満たされていないかもしれない。

また、怒りは何かが変わらなければいけないことを常に意味している。

②怒りは内面にためておかないで外に出す。

とはいえ、もちろん人にぶつけるのではない。
怒りを表現するためには、人に乱暴をしたり罵ったりする必要は無いのである。

枕を思いっきり叩く、怒っている相手の写真があればそれに向かって大声でわめく、車の中や家で1人の時に叫び声をあげる、または相手が目の前にいると想像して言いたいことを言う、などをしてとりあえず外に出す。

これらは代替行為であるが、体にたまった怒りを消散させるのに効果があり、心理学的治療でも実際に使われている。また、あなたがどれほど怒っているかについて信頼できる友人と語り合うのもいい。

とにかく怒りというのは外に出してからでなければ処理することができないのである。

③スポーツや運動など、身体的活動する。

体をよく動かすことで筋肉をほぐすと、心に溜まった怒りもほぐれてくる。スポーツクラブに通うのでも、テニスでもジョギングでも自転車でも何でもよい。それができなければ部屋の大掃除でもディスコに踊りに行くのでもよい。

活発な身体的活動はエンドルフィンという脳内麻薬物質の分泌を増加させ、これが心の安定に寄与するのである。

怒っているときには、そのことをはっきりと自分に対して認めたほうがよい。
そのほうがエネルギーが増し、建設的になれる。その反対に、怒りを心の奥に押さえつけているとエネルギーは渋滞して低下してしまい、何もやる気が起きなくなる。

④怒ることで自分のネガティブな自己像をさらに拡大しないようにする。

特に、親に対して強い怒りを抱いた時に罪悪感を感じる事はよくあるので、そういうときには、

「私は怒っている。私に怒る権利がある。怒ることで罪悪感を感じても少しも構わない。このように考えたからといって、私は悪い人間でもないし間違っているのでもない」

と声に出して言う。

⑤怒りは自分がどんな人間であるかを自分に対してはっきりさせるために使うことができる。

怒りは自分について学び、親(あるいはどんな人でも)との関係においてどんなことは受け入れられ、どんなことが受け入れられないのかを知るためにたくさんのことを教えてくれる。つまり、自分の許容できることの範囲を決めれるのを助けてくれるのである。
怒りはまた、親のいいなりになったり、親がいいと言ってくれないことを恐れる気持ちに陥ることから自分を解放する力を与えてくれる。怒りは、親の考えを変えさせようとする達成不可能な戦いに自分のエネルギーを浪費することから転換し、再び自分のものとして使えるようにするのを助けてくれる。

毒になる親 /「怒り」と「悲しみ」



最近はよく②をやっているのですが、本当にスッキリします(もちろん一人きりの時に)

他にも実践しながら読み進めていきたいと思います。

【音声/stand.fm】

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