道端に捨てられ
空洞の心で求め続けた夜道も

恨み捨てられず
自らを苦しめた蕾の頃も

幸せの花 咲く間際に
切り落とされた
痛みに似た悲しみも

今の私になるべく
存在したもの

みんな混ぜ合わせ
粉砕し
ドリップして

飲み干す時がきた

すべてを味わい
心に沁み入りゆく

また一つ
優しさを知った