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食卓ひとつ、世界はまわる

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飛行機のチケットも、大きなバックパックもいらない。 片手にプライパン、もう片手にフォークを持って。 鮮やかなテーブルクロスをひいてロウソクを灯す。 目を閉じて、おいしい香りで心を… もっと読む
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#フリーランス

バリ旅日記** ウブドからサヌールへ。森から海へと旅は歩む

バリ旅日記** ウブドからサヌールへ。森から海へと旅は歩む

2019年9月13日〜20日の1週間、インドネシアのジョクジャカルタとバリ島を旅してきました。
日記形式で、旅で出会って好きになった場所をゆるりと紹介します。

朝の田んぼ道をお散歩地域に根ざし、環境を汚すものを排出しないことを掲げてつくられた「mana earthly paradise」に宿泊していた私たち。

翌朝は、鳥たちのなく声で起きました。

朝、田んぼの方まで歩くと気持ちがいいよ、と教

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バリ旅日記** 森の中で暮らすように、ウブドを旅する

バリ旅日記** 森の中で暮らすように、ウブドを旅する

2019年9月13日〜20日の1週間、インドネシアのジョクジャカルタとバリ島を旅してきました。
日記形式で、旅で出会って好きになった場所をゆるりと紹介します。

▼ジョグジャカルタ編はこちら

バリ島に到着!空港の美しさと言ったら...さて、昨日はちょこっとしか降り立てなかったバリ島へ戻ってまいりました。

バリのデンパサール空港に着いた時、何に感動するかというと、

ふわりと漂う南国のフルーツの

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バリ旅日記 ** イスラム教とカフェとアーティストの街、ジョクジャカルタ

バリ旅日記 ** イスラム教とカフェとアーティストの街、ジョクジャカルタ

2019年9月13日〜20日の1週間、インドネシアのジョクジャカルタとバリ島を旅してきました。

日記形式で、旅で出会って好きになった場所をゆるりと紹介します。

国内線は空港でチケットget!でも...

13日の夜の便で、羽田から旅立った私たち。まずはトランジット空港のフィリピンへ向かいました。空港に着くと、モワッと暑くて独特な匂いが。東南アジアだなぁ〜とわくわくしてきます。

コーヒーとシナ

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夏の終わり。ろうそくを灯して、夜

夏の終わり。ろうそくを灯して、夜

ろうそくを夜に灯す習慣なんて、20年ほど暮らしていた実家にはなかったものでした。

でも、実家を出てテレビのない生活をするようになって、夜の静けさが好きになったのです。

仕事を終えて夕ご飯をいただいてほっとする時間。やっと窓を開けられるような気持ちいい夜は、道ゆく人の笑い声と鈴虫の声が混じり合って聞こえてきます。

特にすることもないので、ろうそくを灯すようになりました。

ろうそくをいくつか灯

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銭湯の牛乳のひみつ

銭湯の牛乳のひみつ

銭湯あがりの牛乳は、仕事終わりのビールより美味しい。

そう思うのは私だけなのだろうか。

家からバスで10分のところにある銭湯からの帰り道、上機嫌で鼻歌やら独り言やらをばら撒きながら歩いていた。

私は歩くのが好きで、人の少ない夕方の道が好きだ。

「今日は意外と夜風が涼しいなあ。あ、こんな所にいい感じの中華屋が。」と独りごちても誰も振り向かないし、気に留めもしない。そのくらいの自由さがいい。

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ご飯、できてるよ

ご飯、できてるよ

何日かぶりに、一緒にご飯を食べれるので。

今日は張り切ってちゃんと料理をしようと思った。

面倒な手順とかも、愛おしんで、たっぷり時間をかけて。

この暑さだから、つるんと食べられるものがいい。冷たくて、つるんとしたものと言えば、トマトだ。

今日は湯むきをして、モッツァレラチーズとオリーブオイルで食べようか。

あと、絶対に作りたいと思っているものが一つある。
それはいぶりがっこクリームチーズ

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誕生日の一杯

誕生日の一杯

まだ彼の誕生日は明日だけれど、セレクトしたお酒が届いた。

そわそわして、我慢できないから、開けてもらった。

私は、楽しいことは待てない性なのだ。

彼のうれしそうな、きらっとした笑顔を見てほっとした。

この一本を飲み終わるまでに、何回テーブル越しの彼を見つめることができるだろう。

何回、未来の話や今の話、どうでもいい話で笑いあったり、泣いたりできるだろう。

ちびちび、ゆっくり、飲もうね。

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朝ごはんの主菜は

朝ごはんの主菜は

私は朝ごはんの時間が好きで、おいしいパンがあったり、ヨーグルトがあったり、コーヒーを淹れたりすることを楽しみに起きています。

昔からそうで、目がぱちっと開いた時、真っ先に考えるのは朝ごはんのこと。

でもね、最近だんだんと食欲が減ってきて、たくさんは食べられなくなりました。朝ごはんは大好きだけど、モリモリは食べれない。

おいしいパンやコーヒーや、炊きたての土鍋ご飯。

そういう幸せな食べ物

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梅雨な日の、ご機嫌おやつ。

梅雨な日の、ご機嫌おやつ。

こんな雨の日には、あまーいおやつがないとね。

ふんわりどら焼きに、ビタミンたっぷりなキウイ。それからコーヒー。

実家に行くと、母は必ずおやつを出してくれます。何もないんだよ〜と言いながら、なんだかんだ立派なおやつが出てくるのです。

母は、高いものにこだわる訳ではないけれど、おいしい瞬間を大事に大事にして、私を育ててくれました。

だから今でも、ちょっと気持ちが落ちる時はおやつの時間にするし、

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音楽みたいな、彼女の料理

音楽みたいな、彼女の料理

パタパタ。トントン。
たまあに、ゴトり。

はじめて訪れた彼女のお家は、いつも彼女が纏っている笑顔のつづきみたいな場所でした。

好きなものをとにかく集めて、言葉よりその空気で見せて、なんかひとつひとつこだわってるようで、ごちゃっと置いてあるところが愛らしい。

「お昼は、オムライスにしよう。」
そう先週の日曜に決めて、わくわくとしていました。ふわふわのオムレツに、鮮やかなケチャップ。そこにスプー

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キャベツバーガーとの遭遇

キャベツバーガーとの遭遇

「未知との遭遇」というのは、いつも人をワクワクさせてくれます。

私は比較的そういった未知との遭遇というのは好きなタイプで、新しい場所とか人とかモノとかにはぜひともお会いしたいと常々思っています。

”その”未知との遭遇は、我が家の食卓で起きました。

冷蔵庫の中には、半分になったキャベツが。それをどうするか、ということについて帰り道に意見を交わしていました。
スープ?炒め物?いやいや、そこは千切

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