山村篤史

ひねもすほろすけ、という個人ユニットの劇作家です。 演劇作品とは、また違った作品をお届…

山村篤史

ひねもすほろすけ、という個人ユニットの劇作家です。 演劇作品とは、また違った作品をお届けできればと思います。

マガジン

  • ひねもすほろすけ『マクベス』に向けて

    2019年3月29~31日に予定している演劇公演『マクベス』に向けて、考えたことを載せていきます。

  • 雑記

    何となく思ったことを脈絡なく書きます。

  • 日常で感じたことを、詩として、書いてみました。 生きているように見える風景。

記事一覧

固定された記事

日本語と英語が交互に現れる詩。について(20200212)

 最近の取り組みについて書きます。日本語と英語が交互に現れる詩を作ったらどんな効果が出るのだろうと思って、作ってみております。まだ、英語のレベルも高くないため、…

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Comparison of Japanese translations of Shakespeare's Macbeth

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山村篤史
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「等価」の概念は、翻訳学に社会学を適用することで、どう変わったか?

はじめに: 本エッセイでは、翻訳学において重要な概念である「等価」の概念が社会学の適用によってどのように変化したかについて書きたい。等価とは、原文と訳文の価値を…

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4か月前

映画『さらば我が愛/覇王別姫』と現代日本について

 中国映画『さらば我が愛/覇王別姫』を映画館で見ました。少し古い作品ですが、テーマは現在でもぜんぜん有効なものでした。この映画は、1993年に公開された中国の歴史ド…

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First Diary in two years (on being afraid of dying)

It seems to be two years ago. The last time I posted. It was interesting to look at old posts and see what I was thinking about four years ago, and that I'm s…

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8か月前

2年ぶりの日記(死ぬの怖いことについて)

 2年前になるみたいです。最後に投稿したのは。昔の投稿見て、4年前に考えてたこと、全然今も悩んでいるなってのが面白かったです、見返してみて。堂々巡りしている感覚…

山村篤史
8か月前

[詩]~人間の夜~

~人間の夜【速く、情熱的に興奮して】~   ー窓辺の接吻ー  愛してる、目と眉毛とヒゲも  絡む腰から腿、昼から裸の  カーテンがめくれてる、もっと暗くして    …

山村篤史
2年前
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マザーグースと日本語 A wise old owl

A wise old owl lived in an oak, 川を桜の花びらが覆う、 The more he heard the less he spoke; 多く散れば、きれいに覆う、 The less he spoke the more he heard, きれ…

山村篤史
3年前

マザーグースと日本語 Three blind mice

 Three blind mice,  ずいずいずっころばし、  See how they run!  とっぴんしゃん!  They all ran after the farmer's wife,  茶壺に追われて大騒ぎ、  Who cut …

山村篤史
3年前

マザーグースと日本語 Roses are red

 Roses are red,  今日は晴れ、  Violets are blue,  寒いね、冬、  Sugar is sweet  ふらりと歩き、  And so are you.  あなたと言う。

山村篤史
3年前
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『人間の夜』脚本の下書きの断片

第一章 夕暮れ【あまり速すぎず。非常に荘厳に】 1-1 ―トランプのピエロ―   色とりどりな人々、踊っているように集まってくる。   どたどたと、足踏みが徐々に大…

山村篤史
3年前
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―私― 第三景

第三景 未来のわたしについて とん、とん、とん とん、とん、とん お皿が上手に並べられ 人は何でも分かるでしょう 2本のお箸でつまみ上げ 人は何でも分かるでしょう …

山村篤史
3年前

―Folk Song フォークソング―

It doesn't make sense to me It doesn't make sense to me 意味が全く分からない、けれど It doesn't make sense to me It doesn't make sense to me わけが全く分からな…

山村篤史
4年前
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―Curiously Bright Light 奇妙に暗い車内―

眠気が殺到、早朝の A name walks slowly down the road 人混み、街灯、モノレール Behind the shadow, under the light, while studying hate サインの見えないディスプレ…

山村篤史
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「今になったら分かるよ」って不思議な言葉だと思いました。英語だとYou'll seeらしく、未来のことを表してて、でも「今」って言葉を使っています。言葉のことを考えると、法則なんてあってないようなもので、違うものを同じだと言い張って、それはそれ、これはこれという割りきりが必要です

山村篤史
4年前

―うみべ ふゆ winter fool―

海辺に出ると澄んでいる He has ten thousand yen bill 僕の住んでいたところ It will have been gone tomorrow 砂の上、服の裏から The flow of good manners 忍び込んで…

山村篤史
4年前
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日本語と英語が交互に現れる詩。について(20200212)

日本語と英語が交互に現れる詩。について(20200212)

 最近の取り組みについて書きます。日本語と英語が交互に現れる詩を作ったらどんな効果が出るのだろうと思って、作ってみております。まだ、英語のレベルも高くないため、違和感はあるかもしれません。欲を言えば、ネイティブの方とか、英語話せる人とかにコメントもらいたいです。もちろんそれ以外の人の意見も嬉しいです。
 以下の2つが書いてみた日本語と英語の詩です。

・―うみべ ふゆ winter fool―

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Comparison of Japanese translations of Shakespeare's Macbeth

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Shakespeare is one of the world's most popular playwrights and his works have been translated into the largest variety of languages. In this article, I would like to discuss the translations of Tsunea

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「等価」の概念は、翻訳学に社会学を適用することで、どう変わったか?

はじめに: 本エッセイでは、翻訳学において重要な概念である「等価」の概念が社会学の適用によってどのように変化したかについて書きたい。等価とは、原文と訳文の価値を等しくする行為のことであり、「何を等価と捉えるか」は、翻訳学において古くから扱われる主題である。今回は特に、翻訳のプロセスにおける社会的な側面を探求した、ゴウアンヴィックの論文Jean-Marc Gouanvic (2005), “A Bo

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映画『さらば我が愛/覇王別姫』と現代日本について

映画『さらば我が愛/覇王別姫』と現代日本について

 中国映画『さらば我が愛/覇王別姫』を映画館で見ました。少し古い作品ですが、テーマは現在でもぜんぜん有効なものでした。この映画は、1993年に公開された中国の歴史ドラマ映画で、京劇役者の程蝶衣と段小楼という主人公二人の壮絶な愛と友情を描いています。蝶衣は女性役、小楼は男性役の俳優として一緒に舞台に立つ仲間として育つのですが、稽古は厳しく、折檻も日常的に行われ、段小楼に事あるごとに助けられるうちに程

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First Diary in two years (on being afraid of dying)

First Diary in two years (on being afraid of dying)

It seems to be two years ago. The last time I posted. It was interesting to look at old posts and see what I was thinking about four years ago, and that I'm still struggling with it at all, looking

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2年ぶりの日記(死ぬの怖いことについて)

2年ぶりの日記(死ぬの怖いことについて)

 2年前になるみたいです。最後に投稿したのは。昔の投稿見て、4年前に考えてたこと、全然今も悩んでいるなってのが面白かったです、見返してみて。堂々巡りしている感覚が結構続いていますね。
 あ、でも、死ぬの怖いなっていう感覚が30歳を超えたら薄まったみたいで、「ああ、あれって一過性の感覚だったんだ」って思ったというのが結構大きな変化かもしれません。30歳になるかならないかぐらいの時に、夜通し、鎌倉から

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[詩]~人間の夜~

[詩]~人間の夜~

~人間の夜【速く、情熱的に興奮して】~

  ー窓辺の接吻ー

 愛してる、目と眉毛とヒゲも
 絡む腰から腿、昼から裸の
 カーテンがめくれてる、もっと暗くして
 
 腰に手を、腰に手を
 腰に手を、入れて
 少し痛い
 
 愛されてる、口から脳まで楽しい
 皮膚が吸いつき、吸盤みたいに
 性、倫理、来社、法律、もう捨てていい?

 カーテンのあいだ
 隣の窓から
 人が見てる

 どうでもいいの

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マザーグースと日本語 A wise old owl

A wise old owl lived in an oak,
川を桜の花びらが覆う、
The more he heard the less he spoke;
多く散れば、きれいに覆う、
The less he spoke the more he heard,
きれいに覆う、多く散れば、
Why can't we all be like that wise old bird?
私もひらひら、川に

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マザーグースと日本語 Three blind mice

 Three blind mice,
 ずいずいずっころばし、
 See how they run!
 とっぴんしゃん!

 They all ran after the farmer's wife,
 茶壺に追われて大騒ぎ、
 Who cut off their tails with a carving knife,
 おっかさんが呼んでも行きっこなし、
 Did you ever see su

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マザーグースと日本語 Roses are red

 Roses are red,
 今日は晴れ、
 Violets are blue,
 寒いね、冬、
 Sugar is sweet
 ふらりと歩き、
 And so are you.
 あなたと言う。

『人間の夜』脚本の下書きの断片

第一章 夕暮れ【あまり速すぎず。非常に荘厳に】

1-1 ―トランプのピエロ―

  色とりどりな人々、踊っているように集まってくる。
  どたどたと、足踏みが徐々に大きくなっていく。
  不規則なようで規則的なような。

ヨル 今すぐやめろ!
一同 やめろ!
ヨル 会議を開け!
一同 開け!
ヨル 統計はどこだ?
一同 全部出せ!嘘をつくな!ないならやめろ!今すぐやめろ!

  静止する人々。

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―私― 第三景

第三景 未来のわたしについて

とん、とん、とん
とん、とん、とん

お皿が上手に並べられ
人は何でも分かるでしょう

2本のお箸でつまみ上げ
人は何でも分かるでしょう

刻んで計って味見して
人は何でも分かるでしょう

レシピやメニューを寄せ集め
人は何でも分かるでしょう

シンクの上だけ整えて
人は何でも分かるでしょう

最低限度の生活守って
感謝しながら殺しましょう

とん、とん、とん
とん

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―Folk Song フォークソング―

―Folk Song フォークソング―

It doesn't make sense to me
It doesn't make sense to me
意味が全く分からない、けれど

It doesn't make sense to me
It doesn't make sense to me
わけが全く分からない、けれど

Respect for,
Respect for,
Respect for 欽定憲法

I want to ho

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―Curiously Bright Light  奇妙に暗い車内―

―Curiously Bright Light 奇妙に暗い車内―

眠気が殺到、早朝の
A name walks slowly down the road
人混み、街灯、モノレール
Behind the shadow, under the light, while studying hate
サインの見えないディスプレイ
The sound notified me when it ready
見たくないのに乗りこんで
To migrate a long dista

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「今になったら分かるよ」って不思議な言葉だと思いました。英語だとYou'll seeらしく、未来のことを表してて、でも「今」って言葉を使っています。言葉のことを考えると、法則なんてあってないようなもので、違うものを同じだと言い張って、それはそれ、これはこれという割りきりが必要です

―うみべ ふゆ winter fool―

―うみべ ふゆ winter fool―

海辺に出ると澄んでいる
He has ten thousand yen bill
僕の住んでいたところ
It will have been gone tomorrow
砂の上、服の裏から
The flow of good manners
忍び込んでくる風
And the time turns water into bay
が妙に青い、冬の景色に
Though the full moon shine

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