マガジンのカバー画像

特にお気に入りのポエムシリーズ

8
主に真面目に真剣に書いたポエムを中心にして、曲の出来なども加味して、思い入れが強いものはここに入れます。明るい暗いは関係無いので、もし見ていただける場合は、そこだけ注意をお願いし… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

春に毒吐く

春に毒吐く

珍しく真剣にポエム書きました。
滑り込みで、春の初恋ポエムです。甘酸っぱいね!
曲も進化しました!サビ認識させる方法を覚えたよ!

『春に毒吐く』
毒を吐いて。独になって。
花が咲いて。花が散って。
春よ待って。春よ舞って。
毒を吐いて。独になった。

散る桜の枚数を、数えた経験なんかない。
同じように僕ら同士、他人の目を向け合い知らない。
一人舞台に立って、ひらりと舞い落ちてきた桜の。
花弁を拾

もっとみる
AIで制作したものたちの著作権と、youtubeでの設定について

AIで制作したものたちの著作権と、youtubeでの設定について

Youtubeにアップしている動画の数が多くなってきましたので、ここらで一度、私自身のAI制作物に関する立場をお話しさせてください。

まず、私のアップしている動画たちについて、基本的には全て、Youtubeにアップする際に「クリエイティブ・コモンズ」として設定させていただいてます。
少し長くなってしまいますが、この記事で、その理由について詳しくお話しさせてください。

私のアップする動画について

もっとみる
死体、なんて意味のない言葉だよ

死体、なんて意味のない言葉だよ

ポエムをAIちゃんに読んでもらって、画像を生成してもらいました。
過去に書いたやつなので、今思うとこれはもうポエムっていうか、ただの感情の吐露だったのかなと思います。

生成AIの好きなところは、それっぽいのにちょっと違和感があるところなんですけど、この画像の女の子は手がおかしくて、あとシャワー室イメージなのに制服なんですよね。
更に言えば曲の方では、夢みたいな「日常」という歌詞を「ひじょう」と読

もっとみる
「溺愛と呼べば呼吸すら恋」

「溺愛と呼べば呼吸すら恋」

女の子に生まれた
瞬間から決まってた
イヴの犯した原罪
切なさは快感に変わるように出来てる
幸せなだけじゃ未来は続かないから

痛みを刻みつける君こそが運命の人かもって思ってる
もしも違ったって迷う必要はないんだ
傷口に恋を擦り込む瞬間
全ての仕草は蠱惑的に変わり
運命さえも落とす魔女になる

口付けが終わってしまう前に
勇気を持たなきゃ 踏み出さなきゃ
私が私でいられる間に
傷付かなきゃ 恋をし

もっとみる
神経回路解除マニュアル

神経回路解除マニュアル

『神経回路解除マニュアル』
かじかんだ指先でふれた空想に、キミの脳が浮いていた。
痛覚を消して、けど触覚は消さないで。そんなこと言われて、神経回路を切れない。赤と青のコード、どっちを切りたい? もうすぐ終わる世界にさよならを言える僕らを明日は逃さない。せめて手を握っていよう、見よう、責めた手が燃え尽きた昨日に、戻れないね。そばにいて。もうすぐ終わる世界にさよならを言える僕らは痛みだ。朝焼けは僕らに

もっとみる
『死を数える時計の秒針と染まる空の色を見る』

『死を数える時計の秒針と染まる空の色を見る』

考えないでいい、考えないでいい、と繰り返す時計の秒針が死を数えているとき、涙を流すようにわたしは意味のないことを考えて、絵画を描きたいと願う。誰にも見せなければ一番美しい絵が描ける。この場所に無いものを追い求めた命がまた一つ溶けて消えた。それでもいい、それでもいい、と続いていく道が、壊れた思考機械を慰めてゆく。息をしなくてもいい、息をしなくてもいい。土に埋めた何かの原石が、きっと心だったのだと思っ

もっとみる
『溶けた生き物の心臓の鼓動』

『溶けた生き物の心臓の鼓動』

遠くで響く鐘の音が空に広がって色を染めていくとして、わたしはその色を知らなかった。知らない色が最も綺麗だと思っていたから、知らなくてもいい、知らなくてもいい、と積み上げて足跡をつけていく砂の熱が、溶けた生き物の心臓の鼓動と響き合っていた。見つめなくてもいい、見つめなくてもいい、とあなたは姿を消して、遠い遠い世界で漂う夢になる。誰も知らないものがあなたでした。沸騰した海の熱で砂漠が息を吹き返し、大き

もっとみる
『あしたは晴れの夜露予報』

『あしたは晴れの夜露予報』

溶けるような月の粉末を飲み干す。
騒めく葦の影、大気揺れる頬に触れる髪。軟水の唾液、対面の瞳。
滝の流れる、緩やかになるころの制服。揺れる。ベニヤ板の下から、その合宿最期の深夜。
眼差しの船出、どこへ行きたいの。声、卓球台、ピンポン。
どうして?
あした、青い空、透きとおるでしょうと女神さまは言った。
真白い滑らかな声の構築、今杭を、地面に、突き立てて。
刺して、と、流し込む流動体。 薄い、霞

もっとみる