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やらず嫌い〜私の転職体験記その2〜

皆様こんにちは、こんばんは、おはようございます。
Artherです。

前回の、転職体験記その1、意外と反応が多く嬉しく思います。
本日は第二弾。

やらず嫌い〜転職体験記その1〜 はこちら

天職体験記その2
【清掃業者】

その時も、例によって例の如く、お財布事情が厳しい時。
それがどのタイミングだったのか、正直本当に思い出せない…
派遣社員として出向していた企業から
いわれもない理由で更新を打ち切られ、
次の仕事が始まる直前のギリギリの時だったか、
どうしても支払いをしなければならない物が現れたときだったか…
正直ハッキリとは覚えていませんが、
まぁいずれにしても、お金に困っている時だったということだけは覚えています(笑)

でも、タイミングはハッキリ覚えています。
タイミング、というのは、初めてその仕事をした日がどんな日だったのか、ということです。

そう、あれは、その仕事の中で、1年で最も、そしてその種類の中でも最も過酷な一日でした。

お正月明けの1回目の燃えるゴミの回収日

記憶は定かではありませんが、確か、その日一日だけで、
20〜21トンほどの回収量だった様な気がします。
人員は3人。
つまり1人あたり、約7トン前後の物量を掴み、持ち、放り込んだ計算です。
きっとヤバいことは伝わると思います。
でも、そういう仕事なのです。

最初に就いたのは、一般ゴミステーションの回収でした。
後に産廃回収や段ボール回収などもやるのですがここでは割愛。
そう、皆さんが日頃毎日ゴミを捨てているステーションを回ります。

ぶっちゃけ、
最初からゴミ回収の仕事が俺はしたいんだ!!!!
と言って始めた方は極々少数派でしょう。
ご想像の通り、走るし、重たいものを持つし、何より臭いし。
ヨゴレ仕事とも言われることもあるかと思います。
もちろん、ボクもその理由で絶対にやりたくないと思っていました。

しかし、背に腹かえらぬ状況となってしまっては仕方ありません。
やるしかありません。

その前に。

その仕事に応募した時の経緯を軽くお話ししましょう。

今はハッキリと「ゴミ回収」という言葉を使い求人の募集をされていますが、当時は確か、「荷物運搬スタッフ」の様な、一見してはゴミ回収の仕事だとは想像がつかない様な言葉での表記だったのです。
面接担当者に聞いたところ、当時はゴミ回収業と表記してはダメだったそうです。本当のところは知りません(笑)
ただ、ゴミ回収の仕事なんです、と言う話しをする時、微妙に気まずそうにしていたので、きっと本当なのだと思います。

なので、面接に行った時にゴミステーション回収の仕事だということが判明し、ガッカリし、やりたくないな…と、保留にしていたのです。
厳密に言うと、その募集をしていた会社さんは、派遣会社で、倉庫作業や軽作業、ゴミ回収作業などの仕事を主に扱っている会社さんだったので、面接に行き、詳細を聞き、とりあえず登録だけしておいた、と言うのが本当のところです。

その登録をしていたのを思い出し、背に腹かえられなくなり、連絡をし、初勤務に赴くことになったのです。

ゴミ回収の作業は、前述の通り、三人ひと組で行います。
皆さんもご存知の通り、アノ、ゴミ回収専用車は3人乗りの車なので、
3人でしかできない”のです。

ドライバーさんは出向先の企業様の社員や準社員の方。
もう一人の同乗者は、企業様の社員や準社員、直雇用のアルバイトさんや、ボクと同じように派遣されて来る方など。
ボクは初めての勤務だったので、もちろん同乗者は経験のある先輩スタッフさんでした。
現場に着くまでに色々と話しをしながら、当然のように緊張していました。

そして仕事が始まります。
言わずもがなですが、ゴミ回収は8時半からです。
それまでは一番最初に回収するステーションのすぐ近くに車を停めて待機します。

先輩の指示に従い、そして先輩の動きを見て、仕事を覚えていきます。
仕事の流れは単純です。

  1. トラックでステーションの目の前で停まる

  2. ドライバー以外の二人のスタッフが降りる

  3. トラックがトラックの後ろが丁度ステーションの目の前になる所まで前進する。その間に二人のスタッフはゴミをステーションから出したりできる限り掴んでおく

  4. トラックの羽の中に放り込む。量によりドライバーさんは降りてきたり乗ったままだったり

  5. 全て放り込んだらステーションを綺麗な状態にしてトラックに乗り込む。状況や場合によっては乗らずに次のステーションまで走る。

この繰り返しです。

その日は、お正月明け、新年一発目の回収日なので、そりゃぁまぁゴミが一年で一番多い日なんですね。
だから20トンとかになるんです(笑)
そして、終わる時間も、21時を過ぎていた記憶があります。
もちろん毎日がそんなんじゃないですよ?笑
通常は、現場にもよりますが、それでも燃えるゴミは重たいので、
10〜15トン程になります。

その初日を終えて、会社に戻っている車内で、ドライバーさんに、
「疲れたでしょ〜。初めてでこの正月明け一発目は大変だったでしょ〜」
と言われた時、ボクがなんて答えたか、想像つきますでしょうか?

「めっっっっっっっちゃ楽しかったです!!(≧∇≦)/」

ドライバーさんも、もちろん先輩も、驚きと同時に笑いが起きました。
「初日に正月一発目で燃えるゴミでそんなこと言った人初めてだよ笑」
まあ、そうでしょうね(笑)
自分でも驚いたのですから。

そしてドライバーさんはこう続けてくれました。
「いや、確かに動きめちゃくちゃ良かったもんね。初めてとは思えなかったよ」

有り難いお言葉です。

要因はいくつかあります。

  1. 以前に引越し屋での仕事で筋力と体力を養っていた

  2. 同、引越し屋での仕事で先を読む力を養っていた

  3. どうしたら先輩がやりやすいかを考えながら動いていた(仲間へのホスピタリティ)

  4. 短気なので1箇所1箇所のカタが付いていく事が性に合っていた

これらが、このゴミ回収という仕事にとても活かされたのです。
これ、俺の天職じゃね!?とすら思いました。

少し話は逸れますが、こうして全く違う業種の仕事が、別の仕事にもこんなにも活かされるのです。
ボクの持論である、仕事の本質は変わらない、無駄な経験はない、ということを地で行ったのと同時に、確信に変わった出来事でもありました。

それからというもの、ボクはこのゴミ回収の仕事にハマり、本業を持ちつつ平日の休みの日にはほぼ毎日このゴミ回収の仕事を入れていました。
ある時は本業はコールセンターでデスクワークをしていた頃は、運動不足解消、ストレス解消にも役立ち、そして楽しいことで、お金も稼げる、という一石四鳥の仕事となりました。

最後になりましたが、前回の記事の最後にお話ししていた
「第二のまさか」
がこのゴミ回収の仕事でした(^^)

その後、仕事ぶりを認められて、急に仕事が無くなった時には、短期で専属で産廃の仕事をいただけたり、その方から社員に誘われたり、段ボール回収をしたり、と様々な仕事や有り難いお話しをいただきました。

そのお話しはまたいつか。

ボクの天職体験記その2でした(*^^*)/

最後までお付き合いいただいた皆様、有り難うございました✨

前回の記事はこちら

今回のトップ画もみんなのギャラリー
ソエジマケイタ(キャラ・写真・似顔絵) 様から拝借。
ありがとうございました(^^)/

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