文章を書く練習

エッセイとか小説とかを書きたいと思っています。オタクです。

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最近の記事

エモくてピコピコ宇宙な音楽を聴きたい人向けの曲紹介

たまにやる、最近ハマってる音楽を紹介するやつです。実際に自分が無限にリピートして聞いて全然飽きてない曲を厳選しました。全体的にテンション高め。添えてある文章は結構関係ない雑感だったりします。 凄いのは作曲をした方々の筈なのに、それを見つけて集めて並べただけで自分がとんでもなくセンスの良い人間だと錯覚しそうになるよね。粒ぞろいのプレイリストを編集しきった時って、御し難い全能感に満たされがちである。 ・Quantum Magic CosmicRadio2024という企画の応

    • 噛み応えも日々変化し続ける日常エッセイ

      花粉症 今年は花粉症の症状が過去に類を見ないレベルで軽く、快適な春だ。花粉の飛散量が特別に少ないわけじゃない。単純に在宅勤務の割合が増えたことにより、花粉のゴールデンタイムである朝夕の外出機会が激減したのだ。買い物は日が落ちた頃に行けば事足りるからね。 結局、花粉の症状を究極的に緩和させたのは、薬や食事や睡眠といった身体能力を調整する方法ではなく、在宅勤務の環境に就けるという社会的な能力によるものだったのだ。アレルギー反応は体の問題だが、体を改善するのではなく、文明社会の

      • ライトニング屁理屈

        パンはパンでも食べられないパンは? もちろんフライパン以外にも色々ある。だから複数の答えが存在しうるこの手のなぞなぞは、「答え」じゃなくて「答えの例」「回答例」と表記するべきだ。そんなことを、幼少期の頃はけっこう本気で思っていた。少なくとも手元のなぞなぞ本には、ピーターパンについては何の言及も無かったのだ。 流石に今となっては、そんな重箱の隅をつつくような不服は抱いちゃいない。もう良い大人なんだからね。物事の見方も多様になり、ちょっと視点を変えてみることを覚えたのだ。 答

        • 涙の理由は春と嘘

          春は出会いと別れの季節だとか。出会いと別れ、って一息に言うと、何だか真逆の意味の言葉というより、表裏一体な印象が強まる。僕は学生時代から花粉症の症状が酷くて、疼くなる目はさも赤く充血し、卒業式の日に限って急に感情豊かになった奴と思われることがあった。生理現象で流れる涙は果たして嘘か真のどちらか。 ◆ 「泣く」とは不思議な現象だ。それが随意ならば行為とも呼べるだろうか。涙の身体的な役割が目の洗浄だとすれば、感情に誘引されて涙が流れるなんて甚だ意味不明な人体の神秘である。もし

        エモくてピコピコ宇宙な音楽を聴きたい人向けの曲紹介

          止まった腕時計と、観賞用のラー油

          時計の秒針が止まったままなのだ。と言っても何かしらの比喩表現ではなく、文字通り僕の腕時計が故障しているという話。どうせ気付かれることもなかろうと高を括って、それを修理にも出さず平然と装着している。ただ、くたびれたデニムを履くような杜撰さとは少し意味が異なるのだよ、とは誰にでもなく弁明しておきたい。 そもそも「時計」という名称のイメージに引っ張られがちだが、腕時計の最たる役割とは装飾品としての見映えである。これはネクタイを締めることの意義が、防寒や皮膚の防護ではないことと同じ

          止まった腕時計と、観賞用のラー油

          2023年に遊んだ全ゲームの雑感を書く(後編)

          この手のゲーム紹介って動画形式の方が向いてるよなあとは思う。 前編⇩⇩からの続きです。 ㉜ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~ 錬金術JRPG。シリーズのほぼ最新作。毎年新作が出ることに定評があるアトリエシリーズだが、プレイするのはアーランド三部作以来で10年ぶりくらい。続編だけど2から始めても問題ない内容でした。街とアトリエ内のBGMがとても素晴らしい。 本作の錬金システムは実に洗練されていて、長年の調整ノウハウの粋を感じられた。このアイテム作りが中々に面白く

          2023年に遊んだ全ゲームの雑感を書く(後編)

          2023年に遊んだ全ゲームの雑感を書く(前編)

          Steamが出してくれた統計データを参考にしつつ、2023年にプレイした全てのゲームを紹介……ではなくただの雑感を書いていきます。前々から持ってたゲーム等も含む。 数が多いので各作品手短にね。いいか、くれぐれも手短にだぞ。 ①Dyson Sphere Program 「Factorio」系の自動化ゲー。2022年度末に購入して、年始になってもハマり続けていたゲーム。寝食を忘れて遊び続けたくなるほど面白かった。翌日仕事なのによく寝不足になりかけた。下記記事(サムネイルもゲー

          2023年に遊んだ全ゲームの雑感を書く(前編)

          「しずかなインターネット」とnoteはどう違う?

          インターネットに自分の文章を公開することの意味を再考するのだ。 ◆ しずかなインターネットというメディアが話題になっている。いや、あんまりなってないかもしれない。少なくとも僕は最近知った。最も目に付く場所に記された運営コンセプトは以下の通り。 noteと何が違う?noteという別の文章投稿サービスを使っている身としては気になるところだ。ということで、ちょっと調べた範囲で判明した特徴とその所感を通して、「しずかなインターネット」というネーミングの意図を探ってみたいと思う。

          「しずかなインターネット」とnoteはどう違う?

          ソ シ ャ ゲ 愛 憎

          ソシャゲくんのことは好きだけど嫌いだよ。この愛憎感情は、多くのソシャゲプレイヤーにも心当たりがあると勝手に思ってる。デイリーだの育成素材だのガチャだのスタミナだの、今となっては慣れた(ゲームを楽しむにあたって致命的な否定材料にならない程度には飼いならされた)けど、間違っても諸手で歓迎してる訳じゃねぇからな、という反骨心。その残り火を未だに捨てきれずにいるのは、きっと僕だけじゃない筈だ。 とりわけガチャシステムに関して、複雑な心境であるユーザーは少なくない気がする。リアル金銭

          ソ シ ャ ゲ 愛 憎

          これはお湯で希釈して飲むタイプの日常エッセイ

          好きな色 あなたの好きな色は? プロフィール紹介文でありがちな質問だ。幼少期の頃は「好きな色の名前だけ回答して何になるんだよ」とか可愛げのない疑問を抱いていた。今にして思えば、捻くれ者気質の萌芽だったのかもしれない。 前々から思っていたけれど、好きな色って「ある」と同時に「決めている」側面もある気がする。色といっても風景・衣服・食物・家具・絵図・二次元キャラの髪……と多岐に渡るし、魅力的に感じる色だって時と場合次第で千変万化だろう。なのに「好きな色」だなんて漠然とした問い

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          非合法な散歩・非合法な音楽鑑賞

          寒い。寒いよ。こんな日は外に出る気力も失せるというものだ。温暖な日と比べて外出コストが高くつくというのなら、温暖な日と同じ行動を取るだけでは実質的に損をしているのと同義だ。例えば、ふらっと散歩するだけとか。僕はコスパやタイパに重きを置く現代社会人の尖兵として、合理的判断に基づいて本日は一日中家に引き籠ることを決意した。作り置きしたポトフはレンチンによって滋味に満ちた熱を蘇らせ、そのいかにも栄養バランスに優れてそうな味は自堕落な休日の僕をじんわり肯定してくれる。それに、近頃は散

          非合法な散歩・非合法な音楽鑑賞

          好きを数値化することはできないけれど(趣味)

          最近、様々な作品やコンテンツの評価を、理屈っぽく思考し過ぎず、もっとフィジカルな基準に寄せても良いのかな、と思うことがある。つまり、通勤中にその一曲だけ延々と鬼リピできる曲だったか。数年を経てまた読み返したくなった小説か。倍速視聴やSNSのチラ見をせずに没入できた映画だっか。疲労や飽きを感じず何時間でもプレイしたゲームか。みたいな体験的な部分に着目するという意味だ。 例えば、僕は普段からそこまで習慣的に漫画を読む方ではないが、それでも無料で読める数多の作品を差し置いて、実際

          好きを数値化することはできないけれど(趣味)

          没ネタ集、または小ネタ集、または小ネタ集ではない何か

          没ネタ集 noteでたまに見る書式。やってることは小ネタ集。記事として投稿しているのに没とはこれ如何に? ただ、没ネタと言いたくなる気持ちは分かる。 「小ネタをぽつぽつ発信するだけならXで良いんじゃね?」という懸念は、多くのnoteユーザーにとっての呪いである。noteではそこそこの文量&一貫したテーマで記事を投稿するべきだ。そんな漠としたイメージが「没ネタ」という後ろめたい語彙を選ばせ、「集」としてボリュームを担保させようととする。 つい長文を垂れがちな僕は、Xよりn

          没ネタ集、または小ネタ集、または小ネタ集ではない何か

          「ぼうぎょ」コマンドの存在意義

          ターン制RPGの「ぼうぎょ」って、有用性の低いシステムだよなと思う。死にコマンドと化していたり、そもそも存在しない作品の方も多いのではなかろうか。ドラクエとかは典型例なんだけど、ロクに活用した試しがない。 ◆一般的な「ぼうぎょ」コマンドの欠陥 ・敵を倒すという戦闘の目的に貢献しない。 ・それだけで1ターン消費する ・「攻撃」や「魔法」との対等な比較になるが、対等な価値があるように思えない。 ぼうぎょって多くの場合、「回復魔法までの緊急待機」とか「初見ボス戦での様子見」みた

          「ぼうぎょ」コマンドの存在意義

          百人一首というカードゲームのフレーバーテキスト

          競技かるたについて調べると、戦術論として「短歌の全てを覚える必要はない。まずは上下句の数文字を対応させて……」といったガイドが堂々とヒットする。なるほど、読み上げから僅か数文字時点で勝負が決してしまうのならば、たしかに短歌全文を覚える必要は無さそうだ。 つまり、カードに記載されている文章の大部分はゲーム的に影響のない文章……フレーバーテキストと言うことができるのではなかろうか。 実際、ガチガチの競技かるたプレイヤーって、短歌の全文とかちゃんと覚えてるんだろうか? そんな

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          二食分の料理を作ると必ず二食分になる

          ・先日、はじめてゴーヤを用いた料理を作った。長らく自炊生活が続いている割に、何故か今まで手を出そうと思わなかった食材である。そういえば実家に居た頃も食べた記憶は無い。辛い物も苦い物も不得手な一家だった。 ・「どうせ料理を作るなら二食分も五食分も大して変わらないわよ」と母や祖母はよく言っていた。自炊をはじめて実感したけれど、その言葉は半分は正解で、半分は間違いだった。 ・二食分の料理を作ると概ね二食分になる。つまり、翌日の家事は免除される訳だ。これは生活における手間の削減に

          二食分の料理を作ると必ず二食分になる