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【夢も金もない】無気力な日々を過ごしていた平凡な社会人が、ある出会いをキッカケにパルクール日本選手権のアスリートとして活動するまでの物語

皆さんこんにちは。

本郷です。



僕は現在、

パルクールの選手として

大会に出場しながら


SNSでパルクールを習える環境作り

を目指して活動しています。




今回のnoteでは

僕が経験した二度の失敗と、


練習の質が上がり

パルクール人生を大きく変える

キッカケとなった


ある出会いについてお話します。



このnoteを

最後まで読み終えたら


「自分は運動神経良くないし…」
「もう歳だから無理…」
「怪我が怖いし諦めようかな…」

こんなネガティブな考え

全て解消されるはずです。





僕は高校を卒業した後、

警備会社に入社しました。


そこで4年間

警備の仕事をしながら、


休日は趣味のパルクールをする

という日々を過ごしてました。



実家暮らしだったので、

生活できる最低限の収入


パルクールをしながら

ダラダラ過ごせる日々

ずっと続けばいい。


当時は

そう考えていました。



ですが、

警備業界はとても人手不足で

繁忙期などイベントが多い

シーズンに入ると


休日出勤

1日8時間以上の労働

当たり前…



その結果、

・長時間の立ち仕事で膝痛
・未来に希望を持てない日々
・練習仲間と予定が合わず孤独に


社会人になってからは

僕のパルクールの能力は

現状維持どころか

衰えていきました。


どんどん成長していく

仲間の背中を見ているばかりで

徐々に自信を失っていき、


「このままダラダラと

練習してていいのかな…。」


将来に不安を

感じるようになりました。





このままダラダラと

過ごしていても


「将来の自分には何が残るんだろう…」


日々不安を感じるようになり、

思い切って警備の仕事を

退職しました。


貯金を使って生活しながら

次はどこで働こう...

そんな不安を抱えていると、



友人からの紹介のおかげで


パルクールが練習できる

室内テーマパーク

働けることになりました。


その結果、

職場を練習場所として

使わせていただけることになり


練習時間が大幅に増えました。



勤務後にパルクールを

練習することが習慣になり、


徐々にパルクールのスキルを

取り戻すことができました。


少しずつ不安から

解放され始めた僕は、


どうすれば

さらに成長できるのか

考えるようになりました。


そんなある日、

同じ職場で働いていた

パルクール仲間が


パルクールの大会

エントリーすることを知りました。


その大会は

一般エントリーができたため、


選考に通過することで

大会未経験でも出場できる

可能性がある大会でした。


「へぇ、すごい面白そう!」
「新しいことに挑戦してみたい!」



大会に興味を惹かれた僕は

ある決断をしました。





自分のスキルが

どれほど通用するのか

試してみたいと思い、


そのパルクール大会に

エントリーすることを

決意しました。


アクロバットができない僕ですが、

その大会には

スピードランという

カテゴリーがあることを知りました。



(違う大会の写真ですがこのようなイメージです)

障害物が配置された

コースを駆け抜けて

タイムを競うカテゴリーで、


「これだ!」と思い

早速エントリーすることに。



エントリーした結果、

無事に選考を通過…!


初めての大会に出場が決まり、

とても嬉しかったのを覚えています。


‪そして”‬大会で優勝したい‪”‬という

目標ができたことで


パルクールのモチベーションは

最高に高い状態でした。


ですが、

僕の一度目の失敗

ここから始まります。





どう失敗したのか?

先にお伝えします。


それは

僕の練習方法でした。


「絶対に優勝するぞ!」

ということだけを考えて、

早速大会に向けて

練習を開始しました。


競技者としての知識や経験が

何も無かった当時の僕は


「練習量を増やしてれば上手くなるだろう」

こんな単純な考えで

練習してました。



ですがその結果、

・動作の再現性が上がらない…
・疲労の回復が追いつかず怪我ばかり…
・練習の質が日々下がっていく…


たくさん練習してるはずなのに、

上達しないどころか

大会前に怪我をしてしまう

最悪の状態に…。



そして大会当日。


障害物にジャンプした後に

上手く着地できず、

そのミスが影響してしまい

結果は予選敗退


「なんで上手くいかないんだろう…」
「やっぱり自分なんて…」


自分の出走を終えてから、

ミスした瞬間を思い出して

ずっと凹んでました…。


大会が終わって

自宅に帰る頃には

少しずつメンタルも落ち着き


大会の振り返りを

改めてしてみると、



「目標があるとパルクールって

こんなに楽しいんだ…!」


今までは目標もなく

とりあえず技ができればいい

と思いダラダラと練習してました。


この大会に出場したおかげで

・素早く動けるようになりたい
・動作の無駄をなくしたい

というハッキリとした目標を

見つけることができました。


モチベーションが高まり

意気揚々と練習を

再開するのですが、


失敗はまだ続きます。 





自分の弱点

発見できたことによる

ワクワク感と



「絶対リベンジするぞ!」

という悔しさのおかげで

常にモチベーションが高い状態を

維持することができて、


大会後はほぼ毎日

練習してました。


ですが、

これが二度目の失敗

始まりでした。


仕事終わりに

施設を使ってスピードランの

練習をしていた時のことです。


仕事や練習で疲労が

積み重なっているはずなのに

疲れを感じなくなる、



‪”‬アドレナリンが出てる‪”‬

という状態ですね。


スピードを意識して

思い切り助走をしてから

障害物を乗り越えようとした瞬間…


「ゴンッ!」


聞き馴染みのない鈍い音が。


なんとか練習を終えるも、

右膝に感じる違和感…。



膝を確認してみると

右膝がパンパンに腫れ、

皮膚も切れて血も出ていました。


障害物の高さまで

膝を上げきれなかったことによる

膝の打撲切り傷でした。


「あ、終わった。」


痛みによる辛さよりも

怪我で練習できなくなる

ショックの方が大きかったです。


この怪我がキッカケで

・スキルが衰えていく不安
・上達できないことによる自己嫌悪
・練習量の多さによるメンタルの疲弊

これらが積み重なり、



「怪我が治ったらまた練習量を

増やさないといけないのか…」


怪我の休養と共に

燃え尽き症候群

なってしまいました。


練習量を増やせば

自然と上達するだろう

考えていましたが、


「このままだと体が持たない」


練習量を増やすこと以外の

上達法を探さないと

また絶対怪我をすると思い、


この失敗をキッカケに

今後の練習方法について


一から真剣に

考え始めるようになりました。





「なにか良い練習方法はないかな?」

今の自分を

本気で変えたいと思い、


動画・本・SNSなど

今すぐできる情報収集

とにかく試しました。


ですが、

‪感覚と練習量だけで

習得してきた僕にとって


数ある情報の中から

答えを探すのは

簡単ではありませんでした。


「なかなか答えが見つからないなぁ…」



そう思いながら

気分転換にYouTubeを見てると、


ハンマー投げ選手

室伏広治さんの

トレーニング動画を見つけました。


室伏さんの偉業は

テレビ等で知っていたので、

気になって視聴することに。


「..…」

言葉を失いました。


バーベルにハンマーを

ぶら下げてスクワットをしたり、


腰にハンマーを付けて

歩いたり。


その動画で紹介されていた

室伏さん独自の

トレーニング方法や理論に

僕は興味を持ちました。


「どういう意図があるんだろう?」


理論をさらに知りたいと思い、

室伏さんが書かれた本を

探すことにしました。



そして僕は、

現在のトレーニング理論に

たどり着くキッカケとなった

ある本と出会います。


それは、

ゾーンの入り方

という本です。


レビューを見てみると、

‪”‬室伏広治さんが考えた

自身の能力の引き出し方を知れる‪”‬


どれも今の僕に必要な

情報ばかりでした。


「これしかない!」と思い


僕は普段まったく本を

読まないのですが、


一切の迷いなく

本を買うことを決意。





「同じトレーニングを反復し続ける」
「長い時間練習するほど上手くなる」

という

僕の今までの考え方に対して、


この本に書かれていた

考え方は全くの逆でした。



・練習の目的や目標を明確にする
・毎回刺激を変えて集中力を高める
・練習量を質でカバーする
・練習の質の向上を目指し続ける


これらの考え方は

独学で練習していた僕にとって


どの内容も自分一人では

思いつかないような内容ばかりでした。

(ちなみに案件ではありません笑)


読めば読むほど

今までの失敗の原因や疑問

どんどん言語化できるようになっていき、


「上達しない原因はこれか…!」


毎日ワクワクが

止まらなかったのを覚えています。


そして

本を読み終えた次の日から

早速実践することにしました。



パフォーマンスが高い状態で

毎回練習できるように、


まずは

一日の回復に使える時間

増やすことから始めました。





回復の時間を

増やすということは


練習の質を高めて

短時間で追い込む

必要があります。



そこで僕は

ある5つのルールを練習で

意識することにしました。



【練習の質を上げるためのルール】
①とにかく怪我をしないこと
②ウォーミングアップを入念に行うこと
③何のための練習なのかを毎回考えること
④目標を達成できた時点で練習を終えること
⑤動作を毎回分析して反復の回数を減らすこと

この5つを意識し始めたことで

今まで4時間かかっていた練習を


大体1~2時間

追い込めるようになりました。



最初のうちは

「他の実践者はたくさん練習してるだろうし…」
「もっと追い込んだほうがいいかな…?」

あまりにも練習時間が短すぎて

とても不安でした。


ですが、

疲労だけが溜まって

怪我ばかりで上達できなかった

昔の自分に戻りたくない…!


そう思い、

このやり方が今の自分に

最も適した練習方法だと信じて

コツコツと継続しました。


そして

この効果を実感できたのは、

パルクール仲間と一緒に

外で練習していた時のことでした。


練習時間が短くなったのに

現状維持どころか、


思い通りに体を

動かせるようになっていたのです。



「自分にあった上達法をやっと見つけた!」


練習量を増やしても

全然上達することができなかった

僕の長年の悩みがやっと解決して、


最高に嬉しかったのを覚えています。





さらに練習の質を

上げる方法はないかと考えて

思いついたのが、



日常動作を使って

パルクールに必要な能力を鍛える

という方法です。


・腹圧をかける
・つま先と母指球で階段を登る
・足音を出さずに歩く

どの動作がパルクールの技に

繋がりそうなのか日々考えながら


鍛えたい能力に合わせて

歩き方や階段の登り方を

毎回変えました。


今までは

"一日2時間の練習"でしか

スキルを鍛えることが

できなかったのに対し、


この方法に出会ったおかげで

睡眠以外のほとんどの時間を


パルクールの能力を鍛える時間

使えるようになりました。


仕事が忙しくて

なかなか練習できない中でも

パルクールの競技者として

活動できているのは


間違いなく

この方法に出会えたおかげ

だと思ってます。


もしあのまま

とにかく練習量を

積み重ね続ける日々

送っていたら、



さらに怪我が増えて

パルクールができないどころか


思い通りに体が

動かせないような状態

になっていたかもしれません。


現在は

SNSで自身の経験や

知識を活かして



お悩みを解決するための

発信をしたり、



選手として

たくさんの大会に

出場させていただけたり、



指導者として

たくさんの方々に

パルクールの楽しさを

お伝えすることができて、


とても楽しい日々を過ごしています。





僕がここまで

変わることができたのは、

決して運がよかったわけでは

ありません。



重要なのは考え方です。


本気で変わりたい

と思う気持ちと、


なりたい理想の自分に向けて

何をすればいいのか

諦めずに答えを

探し続ける精神力


平凡な社会人だった僕を

ここまで変えることが

できました。


自身に合った練習法が見つかれば

短時間でも質の高い練習

行うことができるので、


回復と疲労のバランスがとれて

怪我のリスクを軽減しながら

上達できます。



・練習量に対して成長をあまり感じない
・練習量が増え続けて疲弊している
・疲労が抜けず怪我ばかり

このような悩みがある方に

今回のnoteでお伝えした


僕の失敗や経験が

お役に立てば嬉しいです。





読んでいただいた通り、

僕は元々運動神経が

良かったわけでも


頭を使って考えて動ける

人間だったわけでもありません。



本当にただの平凡な社会人でした。


皆さんも

必ず変われます。


ですが変わるためには

学びが必要だと考えてます。


日本にはまだ

パルクールを習える環境

足りていないのが現状です。



僕のように

スクールに通いたくても

通えなくて


仕方なく独学で練習している

という方も

沢山いると思います。


そんな方々に

僕のような同じ失敗

経験して欲しくありません。



そこで

お悩みを解決するべく

・教室が近くになくてもパルクールを学べる
・経験者にいつでも気軽に相談できる
・どこでも好きな場所でパルクールを習える


このような環境作りを

目指して活動しています。


自身で経験しないと

得られないこともあると思います。


ですが、

僕のように何年も

失敗と怪我を繰り返して

1人で悩み続ける必要はありません。



多くの失敗を

経験してきた僕から


考え方やスキルを

どんどん吸収しちゃってください。




次はあなたが変わる番です。


最後まで
お読みいただきありがとうございました。




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・何を練習すればいいですか?
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無料で受け付けています。


いつでもお気軽にご相談ください。

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