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#9【お悩みに答えます】トラウマを克服することができません!

 こんにちは、人馬交流分析士のりょーじ(@Horse Value)です。人馬交流分析って何?りょーじって誰?それをやって何になるの?という疑問への答えは#1をお読みください!

 僕が馬と人との交流を題材として、人間の生活を豊かにしたいと考えているお話を#2~#7でしてきました。
 


 ただあんまりまだピンと来てない皆さんのために、馬との交流体験が実際にどんな風に生活に活かされるか、具体例をあげてお話ししていきたいです。

 そこで、皆さんがもつお悩みを一つずつ見ていき、そのあと馬との交流体験から得た学びで解決策を提案する、という形式でこの何回かは進めていきます。

 

 では早速本日のお悩みを見ていきましょう。

 「トラウマを克服することができません

 なるほど。誰しも、トラウマとまではいかないけど苦手なことってありますよね。トラウマが植え付けられた理由が分からないときに「何となく苦手だな」となるんですが、それもここで言うトラウマに含めて良いと思います。

 今日のラインナップはこちら
・馬もトラウマを持つ!?
・馬はどのようにトラウマを克服するのか
・人間はどのように克服できるか

 馬がトラウマをどのように克服していくのか、それを人間がどう助けるのかを見ていって最後に人間にどう適応できるか考えていきましょう。

 早速行きましょう!

馬もトラウマを持つ!?

 はい。馬もトラウマを持ちます。

 例えば、特定の場所を怖がったり、人間の特定の仕草を怖がったり…。過去の痛みを引き起こした事柄に近いことが起こった時に無意識的に反応してしまう、ということがあります。

 トラウマというのは前回お話しした将来への不安の原型であることも多いです。トラウマによって将来への不安が強くなる、ということはあるんじゃないでしょうか?

 例えば、テストの点が悪くて親からすごく怒られた、という嫌な経験によって、来週に迫ってきたテストを思うと憂鬱、ということはあるでしょう。

 ということは、将来への不安と同じく、トラウマというものも自分を守る仕組みなのです。さらに言うと、実はこのトラウマは馬も持っています。つまり、トラウマはかなり原始的な自分を守るシステムと言えます。

馬はどのようにトラウマを克服するか


 ここからは、僕たちが馬との交流を通じて、馬のトラウマにどうアプローチしていくのかお話しします。

 いや、人間のパターンじゃないと意味ないよ、とか自分自身のトラウマを克服したいんだよ、と言う人も半信半疑でいいので聞いてみてください。

 誰かのトラウマを克服しよう、という方が客観的な視点で納得してもらえると思うので、こういったお話をしていきます。

 トラウマを克服する方法はとてもシンプルです。

 答えは「成功体験」です。

 客観的に誰かのトラウマを取り除こうとしたら、そこが重要になることは納得してもらえますよね?でも自分のこととなると「いやそもそも成功しないからトラウマなんだよ」と駄々をこねはじめるんです。

 前回でも感情は思考でコントロールできない、というお話をしました。このトラウマについても全く同じです。トラウマ、という不安感は理論ではどうしようもないのです。

 さて、馬にどうやってトラウマを克服してもらうか。

 成功体験、つまり結果を変えて上書きしていくしかないんです。

 馬が怖がる刺激、というものがあったときに、僕たちが強い意志を持って馬を成功に導く、ということです。そして、馬が成功した時には本当の愛を持って褒めてあげる。

 馬が幸せな感情を持つように、僕たちも自分の感情全部で褒めてあげるんです。

 ここで注意が必要なのが、強い意志を僕たちは持つ、といっても怖がる刺激によって馬が失敗をしたり、良くないアクションをしたりしたときに「ダメだよ」という意思表示は必要ですが、怒りに任せて痛みを与えてはいけないということです。

 もし、そういう痛みを与えてしまうと、それは新たな痛みとなって新たなトラウマの種となります。トラウマがどんどん増える悪循環となってしまうんです。

人間は自分自身のトラウマをどう克服するのか


 馬に対しては、強い意志を持ち導き、愛を持って感情を引き起こす。ということによって成功体験を積んでもらう、という方法でトラウマを克服させることができる、とお話してきました。

 そして、怒りに任せて新たな痛みを与えてはいけない。

 実は自分自身に対しても同じです。自分自身の中の馬に対して「愛と強い意志を持って導く」ことをしましょう。そしてそれに基づいて行動を起こす。

 馬に対して「ちゃんとできるまでやりぬく、諦めない」と思う気持ちを自分自身に向けましょう。それが意志です。そしてその原動力は怒りではなく愛であるべきなのです。

 つまり、自分自身に対して「理想的な親」のように優しく、強くあって行動を促せばよいのです。そして、成功を掴むまでそれをやり続ければ良いのです。

 成功するまで諦めなければ僕らはいつか絶対に成し遂げられるんですから。

【お悩みへの回答】
トラウマを持つ自分自身に対して愛と強い意志を持って必ず乗り越えられると導いてあげましょう。そして、その愛と意志を貫くこと!

 明日も一日頑張りましょう!


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