毎年、人間ドックや企業検診などで視力検査をしている人も多いでしょう。きちんと自分の目に気を配ることは自分を大切に扱うことにもなり、素晴らしい配慮ですね。 しかし…
人間の五感による知覚の割合は「視覚83.0%、聴覚11.0%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1.0%」と言われています。 視覚から入る情報は、なんと83%。私たちは目を通して、た…
老眼を感じ始めているあなたは、パソコンやスマホ、また資料などの小さい文字の見間違い、打ち間違いて失敗をしたことはありませんか? 数字の間違いとして6と8、老眼が進…
近くが見えにくくなってきた。そんな老眼を感じたあなたは100円ショップの老眼鏡で間に合わせていませんか? 100円ショップで売っている老眼鏡でも何種類か度数のバリエー…
老眼とは、年齢を重ねることで調節力が落ちてくること、近くのものを見るのが難しくなることです。 目の調節力は子供の頃が1番強いのですが、20代、30代、40代とだんだん調…
老眼世代の人は遠近両用の累進レンズの入ったメガネか、遠近両方見えるように度数、種類を調整したコンタクトレンズが便利です。 スポーツの生観戦はテレビでスポーツ中継…
私は眼科医という職業柄、老眼で近くが見えなくて不便そうにしている人がいると、とても気になってしまいます。 では、50歳以上で仕事をバリバリしている経営者は、どうし…
今回は著者の伊勢屋貴史が院長をする眼科クリニックの名前の由来を紹介します。 「院長があやしいから、あやし眼科なんですか?」私が院長をしている眼科クリニックの屋号…
白内障が進んで見えにくくなっている患者さんに、手術を勧めて、今よりできること、やりたいことを増やしてあげる、そのための背中を押すのは眼科医の役目だと考えています…
メガネの方が見え方の質が良いです。 メガネは交代視、コンタクトレンズでは同時視という目の使い方をするのですが、目から入った情報を全て使える分、メガネの方が見え方…
そんなことはありません。 でもこの質問は、外来診療をしていると、よく患者さんから聞かれます。このことが、まことしやかに言われる理由としては、40代後半から50代…
なぜ眼科医によって言うことが全く違うのか?私の周りの眼科専門医でも人によって面白いほど意見が違います。 なぜこんなに意見が割れるのか考えてみました。 まず自分の…
日々診療をしているとよく聞かれる質問です。患者さんご本人だけでなく、付き添いのご家族からも質問を受けます。 その時には、「日々の生活で不便を感じたら手術決断の時…
はい。そんな羨ましい人もいるんですよ。 正確に言うと「老眼の不便」を感じにくい人で、50歳を過ぎても、遠近両用メガネや老眼対応のコンタクトなどを使わなくても近くを…
いいえ。そんなことはないんです。 健康診断や、眼科でまず行う視力検査でやっているのは「遠方視力」といって遠くの見え方です。 老眼になって見えにくくなる手元の視力…
これは調整力が落ちてくる45歳以上の人に特におすすめの方法です。 調節力の低下を補うためには複数の眼鏡、コンタクトレンズの使い分けをお勧めします。これは靴と同じだ…
眼科医 伊勢屋貴史
2024年5月12日 18:46
毎年、人間ドックや企業検診などで視力検査をしている人も多いでしょう。きちんと自分の目に気を配ることは自分を大切に扱うことにもなり、素晴らしい配慮ですね。しかし検診や人間ドックなどを含めて一般に行われる視力検査、さらには眼科で行う標準的な視力検査は「遠方視力」と言って遠くがどれぐらい見えるかという検査なのです。遠方視力が良いからと言って近方視力が良いとは限りません。むしろ遠方視力が良いと近く
2024年5月12日 18:13
人間の五感による知覚の割合は「視覚83.0%、聴覚11.0%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1.0%」と言われています。視覚から入る情報は、なんと83%。私たちは目を通して、たくさんの情報を得ているんです。さらにその情報は、近くのものから得ることが多いのです。スマホ、パソコン、そして本や雑誌、書類などの紙媒体などです。昔より本を読まなくなった。本を買っても積読が増えた。そんな中でも特に
2024年5月12日 10:23
老眼を感じ始めているあなたは、パソコンやスマホ、また資料などの小さい文字の見間違い、打ち間違いて失敗をしたことはありませんか?数字の間違いとして6と8、老眼が進んでくるとさらに2.3.5.6.8.9.の数字を間違えることがあります。ビジネス上、数字を間違えるというのは絶対に避けたいですよね。それ以外にも相手の名前の漢字の入力間違いに気がつかなかったり「ぱ」と「ば」のような濁点と半濁点を間
2024年5月12日 09:20
近くが見えにくくなってきた。そんな老眼を感じたあなたは100円ショップの老眼鏡で間に合わせていませんか?100円ショップで売っている老眼鏡でも何種類か度数のバリエーションがありますので、とりあえずはある程度合った度数の老眼鏡をかければ見えるでしょう。でも眼科医として、これをメインの老眼鏡として使うことは3つの理由からおススメしません。ひとつ目は、そもそも左右の目の度数は違う人が多いから
2024年5月10日 10:38
老眼とは、年齢を重ねることで調節力が落ちてくること、近くのものを見るのが難しくなることです。目の調節力は子供の頃が1番強いのですが、20代、30代、40代とだんだん調節力は落ちてきて、多くの人は40代半ばで自覚するようになります。最初は薄暗いところで近くが見えにくく感じたり、長時間、眼を使った後に目のピントが合いにくくなるという症状から気がつきます。そのうち近くの小さいが見えにくくなり、
2024年5月7日 06:52
老眼世代の人は遠近両用の累進レンズの入ったメガネか、遠近両方見えるように度数、種類を調整したコンタクトレンズが便利です。スポーツの生観戦はテレビでスポーツ中継を見るのとは違う楽しさがありますよね。スポーツをテレビで観戦すると、いい場面をカメラが大写ししてくれ、リプレイもしてくれます。また選手の身長、体重やこれまでの成績などの情報なども大きく表示されます。解説者やアナウンサーからもさまざまな情報
2024年4月22日 08:46
私は眼科医という職業柄、老眼で近くが見えなくて不便そうにしている人がいると、とても気になってしまいます。では、50歳以上で仕事をバリバリしている経営者は、どうしているのか?「近くが見えなさそうにしている」というのはあまり見たことがありません。そのあたりは興味がありますので、趣味と実益を兼ねて聞いています。まず日常生活と趣味ではメガネやコンタクトレンズを使い分けている人が多いです。日常生
2024年4月17日 06:02
今回は著者の伊勢屋貴史が院長をする眼科クリニックの名前の由来を紹介します。「院長があやしいから、あやし眼科なんですか?」私が院長をしている眼科クリニックの屋号について、仙台市外の方からは時々質問を受けます。あやしい人は自分から、「あやしい」とは名乗りません!これは「愛子」と書いて、「あやし」です。クリニックがある地域の地名なんです。今はクリニックの住所は「仙台市青葉区栗生」になりました
2024年4月14日 06:30
白内障が進んで見えにくくなっている患者さんに、手術を勧めて、今よりできること、やりたいことを増やしてあげる、そのための背中を押すのは眼科医の役目だと考えています。白内障手術をすることは「視力が上がる」というメリットだけではないんですよね。今注目されている「予防医学」的にも白内障手術をして見えるようにしておくことはいろいろな面で大切です。ちゃんと見えるようになれば、TVやパソコンも見える
2024年4月13日 10:18
メガネの方が見え方の質が良いです。メガネは交代視、コンタクトレンズでは同時視という目の使い方をするのですが、目から入った情報を全て使える分、メガネの方が見え方の質は良いのです。分かりにくいですか?もうちょっと詳しく説明します。メガネでは遠近両用メガネなどの累進レンズにしろ、単焦点の老眼鏡にせよ遠方、近方と、ピントが合うレンズを通して見ます。遠近両用メガネなら正面を見たら遠くにピントが合
2024年4月9日 18:41
そんなことはありません。でもこの質問は、外来診療をしていると、よく患者さんから聞かれます。このことが、まことしやかに言われる理由としては、40代後半から50代の人が老眼鏡を作っても数年で合わなくなり、作り変えなくてはいけなくなるからでしょうね。眼鏡を作った時は感動するほど近くが見えていたのに、年々見えにくくなるのが実感できるからでしょう。残念ながら、それは普通の老化現象なのです。現在、老眼
2024年4月8日 08:27
なぜ眼科医によって言うことが全く違うのか?私の周りの眼科専門医でも人によって面白いほど意見が違います。なぜこんなに意見が割れるのか考えてみました。まず自分の施設でレーシック手術をやっている眼科医、やっていない眼科医でスタンスが変わりがちです。手術をしている眼科医の方がレーシック手術のことをポジティブに捉えがちです。手術をしている眼科医は患者さんが、手術によって見えるようになって喜んでい
2024年4月7日 05:28
日々診療をしているとよく聞かれる質問です。患者さんご本人だけでなく、付き添いのご家族からも質問を受けます。その時には、「日々の生活で不便を感じたら手術決断の時です」とお答えしています。いつ不便を感じるようになるかは、人によって変わります。仕事や趣味、どんな生活スタイルかによって異なります。例えばスポーツや旅行、車の運転が趣味なら早めに手術することをお勧めしています。これらの趣味はよく見
2024年4月6日 06:44
はい。そんな羨ましい人もいるんですよ。正確に言うと「老眼の不便」を感じにくい人で、50歳を過ぎても、遠近両用メガネや老眼対応のコンタクトなどを使わなくても近くを見るのに不便を感じない人のことです。老眼で近くが見えにくくなり、50歳前から遠近両用メガネが欠かせなくなった私にとっては本当に羨ましいです。この羨ましい人、3つのタイプに分けることができます。1つめは、ちょうどいい近視の人。
2024年4月4日 15:45
いいえ。そんなことはないんです。健康診断や、眼科でまず行う視力検査でやっているのは「遠方視力」といって遠くの見え方です。老眼になって見えにくくなる手元の視力は、「近方視力」といって別の検査になります。45歳を超えたぐらいになると老眼のため、遠方視力はいいけど近方視力が落ちてくる人が増えてきます。老眼が進んで、近くが絶望的に見えなくなる前には、薄暗い時や、長い時間近くを見て疲れてくると
2024年4月2日 05:24
これは調整力が落ちてくる45歳以上の人に特におすすめの方法です。調節力の低下を補うためには複数の眼鏡、コンタクトレンズの使い分けをお勧めします。これは靴と同じだと考えます。普段履きの靴がまずあり、外で作業をする時には安全靴、スポーツをするときの運動靴、種目によってはスパイクシューズ、家でリラックスする時にはサンダルやスリッパ。使い分けることによって、より便利に快適になります。例えばドレッ