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いけばな(師範代)|着物|お稽古で感じたことのメモです|あちこちに内緒でやってます🤫 …

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  • いけばなnote🌹

    いけばなについて時折考えていることなど

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  • 着物にまつわるエッセイ集✍️

    着物と着付にまつわるはなしをまとめました。 ヘッダーの写真は弥生美術館/竹久夢二美術館の谷崎潤一郎と細雪関連の展示のものです。

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固定された記事

わたしがいけばなを始めた理由

はじめまして。 なんと名乗るか思いつかないので、とりあえずi と名乗ることにします。 よろしくお願いします。 このnoteは、のんびりゆるやかに、長く通っているいけば…

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5年前
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かきつばたの記録 2010~2023

毎年夏には杜若をいける 私が所属している流派ではそういうことになっている。 大きな流派ではないので、各支部に属している人が集まりやすくコミュニケーションの密度は…

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9か月前
4

そういえば、昨年の4月に10年ぶりに昇級しました。

昇級資格は9年前からあったんだけど、師範代になってからは不便もないしそのままにしてたんだよね…🙄

いろんなことがそのタイミングではなかったと思う。

というわけで、お弟子さんも師範代まで取れるようになりました😌

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1年前

花会の出瓶花 2012-2023

久しぶりに開かれた花会に出瓶しました。 流派としてはたぶん年1回くらい開催したいという感じっぽいのですが、今回はコロナ禍もあり東京で開かれるのは5年ぶり。 がんば…

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1年前
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11月 柳とバラ

今月から始めたいけばなカレンダー(プレ版)。 去年だか一昨年だかにいけた花で卓上カレンダーを作っているのを見かけて、私もやってみたいな… と思っていたのです。 …

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1年前
1

浴衣の記憶

浴衣には特別な思い入れがある。 幼い頃からどんな浴衣を着たかをよく覚えている。 白地に色とりどりの花の浴衣、藍色の朝顔の柄のもの、そのあとは母の紺の浴衣を着たと思…

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1年前
4

ふと思いだしたこと

結構前に「いけばなをはじめた理由」を書いたことがあるんですが、ふと思い出したことがあって。 この↓のnoteに、もともとは母が教室の様子見のためにわたしを先に入れて…

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1年前
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着物は業のようなもの③(終)

いけばなと道具 私が母の着物を丁寧に扱うようになったのは、いけばなを始めたことと無関係ではない。 実のところ所属している流派では着物を必要とする機会はそんなに多…

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2年前
3

着物は業のようなもの②

振袖の記憶 成人式の頃は特に着物に(というか洋服全般と自分の外見に)興味がなくて、式に出るのもめんどくさいし振袖も着なくていいよ、という女子に見事に育っていたのだ…

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2年前
2

着物は業のようなもの①

着物は業 女性にとって、着物はある種の業のようなものではないか、と最近思う。 たかが服。 されど服。 新しい服は新しい世界に連れて行ってくれる扉なので、たかが、と…

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2年前
4

いけばなをやめるタイミングは何度もあったんだよな。

就職した時、
夜遊びに夢中になってた時、
病気になって休職した時…

でも辞めようと思ったことはなかったから(夜遊び期は金曜夜に街に繰り出して、朝帰ってきてちょっと寝たらお稽古に行くみたいな生活してた)、やっぱ好きなんだろう。

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2年前

3月は型のない花

通っている教室では、3月は型にない花を入れることが多い。 カラフルな花材が手に入りやすい季節であり、またこの季節はまだ少し寒いので草花もそれなりに長い期間保つ、と…

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2年前
3

お正月花のはなし🎍

毎年、12月には正月花をいける。 いけばなをはじめた当初は、こう言ってはなんだけど、なぜ12月には型の決まった正月の花をいけるのかさっぱり理解できなかった。 今も正…

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2年前
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やはり自分にとってのいけばなは趣味というよりなりわいの近そうだな。
と、というのが感覚としてわかってきたのが今年の夏の収穫。

まあ問題は、なりわいにするには稼げないというところではあるのだが。

どうするかねぇ…

As(i)
2年前

門弟としては堂々とは言えないことばかり言っていて恐縮なんだけど、時々お稽古を3ヶ月くらい休んで、ひさしぶりに行くときは、新鮮な目と気持ちで花材に向き合えるので実はそういう時間もとっても好き。

本来は継続してやった方がいいことなので、古くからやっている先輩方には眉を顰められそう。

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2年前

あんまり堂々とは言えないんだけど、他の流派の技術をのぞいてみたいと思うことは多い。
なんちゃら協会に所属してみたいな大々的なのはめんどくさいしなぁ…

まあいずれ、気が向いたらもうちょい深掘りするかも(´-`).。oO

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2年前
わたしがいけばなを始めた理由

わたしがいけばなを始めた理由

はじめまして。

なんと名乗るか思いつかないので、とりあえずi と名乗ることにします。
よろしくお願いします。

このnoteは、のんびりゆるやかに、長く通っているいけばなのお稽古や、最近始めた着付けのお稽古で考えたことや思ったことをアウトプットしていこうかとたくらんでいます。

(今のところ、流派については思うところがあって書かずにおこうと思います。
みたらわかる、って人もいるかもしれません。

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かきつばたの記録 2010~2023

かきつばたの記録 2010~2023

毎年夏には杜若をいける

私が所属している流派ではそういうことになっている。
大きな流派ではないので、各支部に属している人が集まりやすくコミュニケーションの密度はそこそこあるのではないかと思う。

普段はmustでやらなければならないことはないのだけど(だから忙しかったり普段来る曜日によってお稽古では会わない人もいる)、全国数か所で開催される年に1回の夏期講習だけは参加する必要がある、ということに

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そういえば、昨年の4月に10年ぶりに昇級しました。

昇級資格は9年前からあったんだけど、師範代になってからは不便もないしそのままにしてたんだよね…🙄

いろんなことがそのタイミングではなかったと思う。

というわけで、お弟子さんも師範代まで取れるようになりました😌

花会の出瓶花 2012-2023

花会の出瓶花 2012-2023

久しぶりに開かれた花会に出瓶しました。

流派としてはたぶん年1回くらい開催したいという感じっぽいのですが、今回はコロナ禍もあり東京で開かれるのは5年ぶり。
がんばりたい気持ちはあるのだけど、仕事をしながらイベントをやるって結構しんどいんですよね。
今はわけあって労働から離脱してるので今回はなんとかなった、というところではありました。
まあ頑張れるときはぼちぼちやろうと思っています。

毎回お花会

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11月 柳とバラ

11月 柳とバラ

今月から始めたいけばなカレンダー(プレ版)。

去年だか一昨年だかにいけた花で卓上カレンダーを作っているのを見かけて、私もやってみたいな…
と思っていたのです。

ただ自分の花の写真は保管場所がとっ散らかっており(画像についてる日付も昔のやつは適当だし)、素材を集めるのに時間がかかったのと、全部が全部綺麗じゃないので加工しないといけないし、そもそも花材の季節感もあるから、一応何月にいけたものかくら

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浴衣の記憶

浴衣の記憶

浴衣には特別な思い入れがある。
幼い頃からどんな浴衣を着たかをよく覚えている。
白地に色とりどりの花の浴衣、藍色の朝顔の柄のもの、そのあとは母の紺の浴衣を着たと思う。
着道楽の素養も多少あって、たぶん好きだったのだと思う。
浴衣には短い夏の思い出がよく馴染んでいる。

思春期は部活や勉強で忙しかったり、引きこもり生活を満喫していたせいでお友達と出歩く生活もしていなかったせいか、夏に浴衣を着て出かけ

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ふと思いだしたこと

ふと思いだしたこと

結構前に「いけばなをはじめた理由」を書いたことがあるんですが、ふと思い出したことがあって。

この↓のnoteに、もともとは母が教室の様子見のためにわたしを先に入れてみた経緯があって書いたんですけど、その後本人は通わない、というところまでが綺麗なオチなのです。
今はたまに家でお花を入れてるっぽいですけどね。
道具はひと揃い実家にもおいてあるので、適当に使ってくれたらいいな。

この前そういえばいけ

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着物は業のようなもの③(終)

着物は業のようなもの③(終)

いけばなと道具

私が母の着物を丁寧に扱うようになったのは、いけばなを始めたことと無関係ではない。
実のところ所属している流派では着物を必要とする機会はそんなに多くないのであるが(全くないとは言わないが、いちおうmustでもない)、必ずしも着なければいけないものではないということは書き添えておきたい。

いけばなは基本的に花をいける技術を身につけるものだ。
センスを磨きたい、花をいけるコツを知りた

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着物は業のようなもの②

着物は業のようなもの②

振袖の記憶

成人式の頃は特に着物に(というか洋服全般と自分の外見に)興味がなくて、式に出るのもめんどくさいし振袖も着なくていいよ、という女子に見事に育っていたのだが、20歳になった時に母に写真は撮ろうよ、と言われた。
家に振袖あるし撮った方がいいというのでまあそれでいいか、と思って着たのが最初。
ひさしぶり振袖を引っ張り出してみると、ずぼらな保管をしていた割には胴裏のシミはあちこちにあるものの、

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着物は業のようなもの①

着物は業のようなもの①

着物は業

女性にとって、着物はある種の業のようなものではないか、と最近思う。
たかが服。
されど服。
新しい服は新しい世界に連れて行ってくれる扉なので、たかが、とは言えないのだけど。
着物は業が深い、と思う。
母から子や伯母/叔母から姪などの関係性で受け継いだりして、物を繋いでいくからだろうか。

下世話なことを承知で言うと、七五三や成人式、結婚式や入学式/卒業式以外の場で、誂えられた着物をきち

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いけばなをやめるタイミングは何度もあったんだよな。

就職した時、
夜遊びに夢中になってた時、
病気になって休職した時…

でも辞めようと思ったことはなかったから(夜遊び期は金曜夜に街に繰り出して、朝帰ってきてちょっと寝たらお稽古に行くみたいな生活してた)、やっぱ好きなんだろう。

3月は型のない花

3月は型のない花

通っている教室では、3月は型にない花を入れることが多い。
カラフルな花材が手に入りやすい季節であり、またこの季節はまだ少し寒いので草花もそれなりに長い期間保つ、というのも理由かもしれない。
(夏はだめだ。
3日保てばいい方で、クーラーの風も真夏の酷暑もどれも花にとっては過酷ですぐに傷んでしまう。
だから夏は枝ものを入れていることが多い。)
春のデザイン花と秋の秋草を入れると、ああその季節だなぁ、と

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お正月花のはなし🎍

お正月花のはなし🎍

毎年、12月には正月花をいける。

いけばなをはじめた当初は、こう言ってはなんだけど、なぜ12月には型の決まった正月の花をいけるのかさっぱり理解できなかった。
今も正しく理解できるかというとぜんぜんそんなことがないけど、はじめた頃よりかはちょっとわかる。
なにより、正月というのはすっきりした気持ちで迎えた方が気持ちいいし、お正月の花をいけておくと、少しだけいつもよりスッキリとした気持ちで迎えられる

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やはり自分にとってのいけばなは趣味というよりなりわいの近そうだな。
と、というのが感覚としてわかってきたのが今年の夏の収穫。

まあ問題は、なりわいにするには稼げないというところではあるのだが。

どうするかねぇ…

門弟としては堂々とは言えないことばかり言っていて恐縮なんだけど、時々お稽古を3ヶ月くらい休んで、ひさしぶりに行くときは、新鮮な目と気持ちで花材に向き合えるので実はそういう時間もとっても好き。

本来は継続してやった方がいいことなので、古くからやっている先輩方には眉を顰められそう。

あんまり堂々とは言えないんだけど、他の流派の技術をのぞいてみたいと思うことは多い。
なんちゃら協会に所属してみたいな大々的なのはめんどくさいしなぁ…

まあいずれ、気が向いたらもうちょい深掘りするかも(´-`).。oO