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140字小説【用途が違う】

「その鍋、私に売ってくれませんか?」愛用していた片手鍋の持ち手が壊れ、新しい鍋を買ってきた僕。しかし停電でマンションのエレベーターが止まり、お隣さんと閉じ込められた。復旧には時間が掛かる。お隣さんが「こっちを見るな」と言うので壁の方を向いていると、鍋に水を注ぐような音が聞こえた。

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