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イサブロウ₁₃
2024年2月19日 13:41
僕の処に華の薫りの風が吹き抜ける病み上がりな僕の傷付いた喉の粘膜は僅かな刺激に弱く華の薫りが濃密で激甘な刺激となって僕を酔わせるんだ
2024年2月18日 17:43
見知らぬ間に浸食されていく徐々に変わる感覚気付いた時には常に全身を冷たい何かにつかまれた感覚なんだ不意に動けば鋭い刃の様な傷が身体に付く陽が上がる前に夜に連れ去られてしまう僕は夜につかまれてるんだ
2024年2月16日 13:49
僕には僕だけの美意識の世界感が在って其れをまだ掴めず上手く描けていないんだ僕が描く美意識の世界に君を沈める事が出来たなら…なんて思う事があるんだ
2024年2月16日 13:40
闇夜に生きる僕達まで哀しく 涙する様になったら世界はもっと悲しくなっちゃうだろう?だから人間を揶揄って嗤ってるいるんだ
2024年1月18日 08:44
君の表情だけでは本音なんて分からず手を伸ばし探ろうとする君の首の動脈を此の爪で掬い取り血の動きを辿れば分かるのか君の中で筋交う神経の動きを辿れば分かるのか君の心臓を直に手で握って鼓動の動きを辿れば分かるのか僕は感じ取れるものを君から盗むんだ
2024年1月18日 08:42
此処は多種多様な沢山の本が有る中には恐怖を得たい者が興味を持つ様な本も『四百夜話』と言う本だ其のシリーズの何話目か分からぬが死神が人間の首を狩りたくなる内容も有る恐怖に夢中になって読み終わった時には首に死神の鎌の刃が当てられもう遅いのだ
2024年1月17日 12:42
夜空に羽音が耳障りなくらい無数の蝙蝠が舞う行く先に蝙蝠の群れた中から血生臭い臭いが独特の血の臭いに人の血の臭いだと解る死骸に近寄れば蝙蝠が離れ死骸を私にやると言わんばかりだ蝙蝠達は頭が美味かったのか人の身体と白い頭蓋骨が転がっている
2024年1月17日 12:36
曇り空の中雨でも降りそうな中を旋回して弱そうな者を探すんだ僕は空から黒い羽根を拾わせる様に落とす黒い羽根を拾った者に聞かせる僕の鳴き声人の耳に残る様に鴉仲間に届く様に其の黒い羽根が揺れる程に僕は鳴いて響かせ弱そうな心に不安を植付けるんだ
2024年1月17日 12:33
景色がオレンジ色に染まる逢魔が時踏み切りの音が鳴り響く線路越しの彼方らと此方らで違う感じがする違和感不思議に思っていると電車が通り過ぎる様な音と強い風が吹いて来た今、僕の目の前を視えない電車が視えない世界に走り去ったみたいなんだ
2024年1月16日 08:43
咽るような甘い花の香り美しく咲き誇る花に群れる蝶達の羽を僕は毟り取った手に遺る蝶の遺り香は人を惑わす香りに似て非なる猛毒の蜜強風が花弁を撒き散らし猛毒の蜜の香りを空まで連れて逝く花々と蝶の惨死の中僕は残花を愛でるだけ
2024年1月16日 08:40
沼と知らず足を踏み入れ沼に居た乙女が「沼の泥は臭いか?」と眼光鋭く問う「泥は拭うてもタールの様にお前の肌に染み付き広がるだけだお前は沼から逃げられず底無しの泥土の闇へ身を腐らせ逝くしか無いのだ」と言い乙女は人間の青褪めた顔を見て可笑しくて嗤うだけ
2024年1月16日 08:37
君の艶かしい白い足を錆びた鎖で繋ぎ止め繋げた鎖が重いのか日が経つと鎖の跡が傷になり炎症を起こす足の腐敗が始まろうとも放す気は無い僕の不快な欲望だ足の爛れた皮膚に僕の指を埋める痛みで歪む君の顔を僕は見る痛みで上げる君の声を僕は聞くんだ
2024年1月16日 08:35
チリンチリンと微かな音を鳴らす音に誘われる救われたいと思う人間の弱さ此処に鳥居が複数あるから神が居ると思うておるのか?チリンチリンと鈴の音を鳴らす登れば鈴の音の正体が人を喰らう化け物と知るだけだチリンチリンと鈴の音を鳴らす人の脆さを暴く為に
2024年1月16日 08:31
僕の武器に切れ味の良さなんか無い切れ味が鈍く痛みは酷い筈跡にも残りやすいんだ刃の手入れなんてしないから傷口から腐りやすいよ僕が持つ大鉈は切る事よりも身も骨もグチャグチャに砕け散らし踏み潰すだけだ