いたのま

北イタリアのトリノと東京とちょっとの箱根をベースにしています。旅する新型おばさん。 🇮🇹…

いたのま

北イタリアのトリノと東京とちょっとの箱根をベースにしています。旅する新型おばさん。 🇮🇹🇯🇵翻訳通訳者/輸入商品開発/ブランドマネージメント/日常のイタリア+東京なことを書いてます。Intercultual living. 問合せ先🙆‍♀️ itanomabase@gmail.com

記事一覧

2024年2月のイタリア観光事情

Vol.127 久しぶりに駆け足でイタリア縦断した。 とはいっても、ローマ、フィレンツエ、ボローニャ、ヴェネツィア、ミラノなので、南イタリアには行ってはいない。 南イタリ…

いたのま
3か月前
17

盛り上がる東京ミクソロジー観光

Vol.126 コロナ前からもずっと追っていたミクソロジーの世界。 いわゆるカクテルとかバーの世界。 ようやっとコロナが終焉し、バーにも気軽に行けるようになったので、バー…

いたのま
4か月前
12

イタリア的野望 打倒アイリッシュコーヒー

Vol.125 世界的にも有名なアイリッシュコーヒーをご存知だろうか? アイリッシュコーヒーは、カフェメニューというよりもカクテルシーンの方が有名なのかもしれない。 この…

いたのま
4か月前
42

イタリアかぶれの渋谷で朝カフェ習慣

Vol.124 イタリア暮らしが長くなると、朝のカフェ時間というのが習慣になってくる。 家で朝食を軽く済ませたあと、行きつけのバールでカプチーノをいただくのが私の日課だ…

いたのま
4か月前
36

箱根友達の住職さんの朝食レストラン

Vol.123 タイトルの通りなのだが、私の箱根のお友達に住職さんがいる。 実際は彼のお父様が住職さんなので、彼は副住職となる。 そのお友達の副住職さんが朝食だけのレスト…

いたのま
4か月前
15

エンドレスなチーズホリックになった理由

Vol.122 日本からイタリアのハムサラミが消えてから、もう一年以上たつ。 でもまだまだイタリアチーズは現役で発売されている! ということを言いたいわけではないのだが、…

いたのま
4か月前
10

3年、5年、8年の外国かぶれバロメーター

Vol.121 もう20年前にもなるのだが、私の友人でアメリカ在住8年という人がいた。 彼女は中学生時代にアメリカに渡り、高校、大学を卒業して日本に戻ってきた。 滞在は合計…

いたのま
4か月前
21

海外暮らしでも楽しめる 書道に向き合う時間

Vol.120 手軽に日本文化を海外でも楽しめるのであれば、書道を推奨したい。 なぜ手軽でおすすめなのかも含めて、大人の書道はかなり推しだ。 書道をはじめたきっかけ イ…

いたのま
6か月前
11

14歳からディスコOKなイタリア

Vol.119 イタリアでは14歳から高校のリチェオ(Liceo)がはじまる。 詳しく言えば、その学年年齢で15歳になる子供達である。 つまり日本の高校よりも1年早いと言える。 小…

いたのま
6か月前
7

世界ランキングにも入る武蔵小山のピッツェリア。

Vol.118 私がイタリアでピザを食べない理由は以前にも書いた。 そしたらそのピザ屋さんというかピッツェリアのピッツァイオーロ(ピザ職人)が、なんと世界ランキング75位…

いたのま
6か月前
9

襟合わせが気になる海外での着物

Vol.117 日本の文化に触れるとき。 触れるというか体験する時はいつも心が締まる。 いや整うというのが正解かもしれない。 お茶をいただく時や書に向き合う時など、ひとつ…

いたのま
7か月前
20

美しきかな江戸切子を体験する

Vol.116 東京は築地産院で産まれ、八丁堀と銀座で育った私は、結構な江戸っ子であると思っている。 幼稚園時代は日本橋の百貨店で遊んでいたり、飲食店を経営していた祖父…

いたのま
7か月前
107

食べ物だけど空気にお金を払うという感覚

Vol.115 ちょっと呆れてしまうかもしれないが、実にイタリア人らしい発想だなと思うことがあったので、エピソードとして記載する。 日本ならではのふわふわのパンケーキは…

いたのま
7か月前
23

アマルフィの宝石といわれるポジターノにいる錯覚をする七里ヶ浜のピッツェリア

Vol.114 夏といえば海! しかも今年の夏はとにかく暑かった日本。 となると海に行きたいと湧き出る欲は制御できない。 今年の夏は日本だったので、日本でもイタリアを満喫…

いたのま
8か月前
31

新しい感動を誘う”シン ジャパニーズ”のアート

Vol.113 アートに触れるのは結構好きだ。 それは育ちにも影響している。 父がデザイナーだった経緯もあり、自宅はいつも美術品であふれていた。 美術品といっても、高価な…

いたのま
8か月前
12

渋谷にイタリア人の和みカフェがある幸せ

Vol.112 ほんとはここだけの話にしておきたいのだが、今回お世話になってその良さを十分に堪能したので紹介したい。 イタリアンガールがおもてなすカフェ 渋谷駅からハ…

いたのま
8か月前
42
2024年2月のイタリア観光事情

2024年2月のイタリア観光事情

Vol.127
久しぶりに駆け足でイタリア縦断した。
とはいっても、ローマ、フィレンツエ、ボローニャ、ヴェネツィア、ミラノなので、南イタリアには行ってはいない。
南イタリアはできるだけ避けたい私はすっかり北イタリア人である。
はい。

そんなことなので、ちょっと気になった各地の観光事情をお伝えしたい。

ローマはやっぱり混んでる。

ここ最近のローマは暑い!
ローマが熱いのではなく、ローマの気温が

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盛り上がる東京ミクソロジー観光

盛り上がる東京ミクソロジー観光

Vol.126
コロナ前からもずっと追っていたミクソロジーの世界。
いわゆるカクテルとかバーの世界。
ようやっとコロナが終焉し、バーにも気軽に行けるようになったので、バーホッピングがたまらなく楽しい最近。
ほぼ完全に戻ったといってもいいだろうインバウンドだが、どうも東京のミクソロジーをめぐるカクテルバー観光が結構盛り上がっていることがわかった。

液体を調合するミクソロジー

バーでカクテルを作る

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イタリア的野望 打倒アイリッシュコーヒー

イタリア的野望 打倒アイリッシュコーヒー

Vol.125
世界的にも有名なアイリッシュコーヒーをご存知だろうか?
アイリッシュコーヒーは、カフェメニューというよりもカクテルシーンの方が有名なのかもしれない。
このアイリッシュコーヒーに一悶着つけたいイタリアかぶれな私のララバイを語ります。

アイリッシュコーヒーとは

コーヒーにウイスキーがちょっと入って、生クリームをほんのり乗せた飲料。
雑な書き方だが、これが実に美味しいカクテルで、私も

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イタリアかぶれの渋谷で朝カフェ習慣

イタリアかぶれの渋谷で朝カフェ習慣

Vol.124
イタリア暮らしが長くなると、朝のカフェ時間というのが習慣になってくる。
家で朝食を軽く済ませたあと、行きつけのバールでカプチーノをいただくのが私の日課だ。

イタリアのバールとは

今更ながらなのだが、そもそもバールとはなんなのか? といところから伝えたい。
バー(BAR)をイタリア人の発音にするとバールというだけのことなのだ。
なのでバールはバーなのだが、バーと言えばお酒を飲むと

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箱根友達の住職さんの朝食レストラン

箱根友達の住職さんの朝食レストラン

Vol.123
タイトルの通りなのだが、私の箱根のお友達に住職さんがいる。
実際は彼のお父様が住職さんなので、彼は副住職となる。
そのお友達の副住職さんが朝食だけのレストランを開いたということでお邪魔した。

毎月1日の朝粥の会で知った住職ごはんの美味しさ

箱根は宮ノ下という場所がある。
箱根湯本駅から登山電車にゆられれば20分弱ほどで到着する。
特に有名なのは、1878年に創業し、天皇陛下もご

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エンドレスなチーズホリックになった理由

エンドレスなチーズホリックになった理由

Vol.122
日本からイタリアのハムサラミが消えてから、もう一年以上たつ。
でもまだまだイタリアチーズは現役で発売されている!
ということを言いたいわけではないのだが、最近、もっぱらチーズホリック。

2年に一度開催されるCHEESEのイベントへ行ってきた

2023年9月のことだが、2年に一度開催されるチーズの博覧会のようなものがある。それも私が住むトリノ近郊のブラというところで開催される。

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3年、5年、8年の外国かぶれバロメーター

3年、5年、8年の外国かぶれバロメーター

Vol.121

もう20年前にもなるのだが、私の友人でアメリカ在住8年という人がいた。
彼女は中学生時代にアメリカに渡り、高校、大学を卒業して日本に戻ってきた。
滞在は合計で8年だったという。
その頃の私はまだ日本在住時代だったので、海外暮らしの経験すらない。
ただひたすらに観光としてのイタリアに赴くのみという時代だった。

そんな彼女との会話をふとしたことで思い出し、私の心に今でも生かされてい

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海外暮らしでも楽しめる 書道に向き合う時間

海外暮らしでも楽しめる 書道に向き合う時間

Vol.120

手軽に日本文化を海外でも楽しめるのであれば、書道を推奨したい。
なぜ手軽でおすすめなのかも含めて、大人の書道はかなり推しだ。

書道をはじめたきっかけ

イタリア暮らしも長くなってきただけでなく、PCでの作業が当たり前になり、ある時自分の字の汚さに驚いたことがある。驚くというか、読み返せないという自体が何度かある。
日常の一環で日記があるのだが、あまりに自分の字が汚すぎて過去の日

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14歳からディスコOKなイタリア

14歳からディスコOKなイタリア

Vol.119
イタリアでは14歳から高校のリチェオ(Liceo)がはじまる。
詳しく言えば、その学年年齢で15歳になる子供達である。
つまり日本の高校よりも1年早いと言える。
小学校5年間、中学校3年間までが義務教育で、高校からは義務ではない。
そして高校が5年間となる。
学校制度のことはさておき、私の娘も学年齢に達したのでイタリアの高校へ進学した。
そこで起こったことをNOTEに記載する。

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世界ランキングにも入る武蔵小山のピッツェリア。

世界ランキングにも入る武蔵小山のピッツェリア。

Vol.118
私がイタリアでピザを食べない理由は以前にも書いた。

そしたらそのピザ屋さんというかピッツェリアのピッツァイオーロ(ピザ職人)が、なんと世界ランキング75位に選ばれたというニュースが入った。

世界100位の中にランクインしている日本人がいる!

私が日本に戻るたびに通うピッツェリアは、武蔵小山のピッツェリア ラ トリプレッタ。
私の子供達もトリプレッタが大好きなので、ピッツァを食

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襟合わせが気になる海外での着物

襟合わせが気になる海外での着物

Vol.117
日本の文化に触れるとき。
触れるというか体験する時はいつも心が締まる。
いや整うというのが正解かもしれない。
お茶をいただく時や書に向き合う時など、ひとつひとつのモーメントがリセットされるかのように新しい気持ちのようになる。

これもまた海外暮らしが長くなってわかる典麗への憧憬かもしれない。

着付けをすると背筋が伸びる

夏休みを日本で過ごした私たち。
夏祭りはやはり赴きたい。

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美しきかな江戸切子を体験する

美しきかな江戸切子を体験する

Vol.116
東京は築地産院で産まれ、八丁堀と銀座で育った私は、結構な江戸っ子であると思っている。
幼稚園時代は日本橋の百貨店で遊んでいたり、飲食店を経営していた祖父の休憩の間に上野動物公園へパンダを見に連れて行かれたり、週末は浅草の観音様へ祖母とお参りに行ったり。語れば多い江戸界隈の昔話なので、銀座線沿線の銀座から浅草までの駅それぞれに思い出が深い。

そんな背景ではあるが、江戸切子だけはあま

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食べ物だけど空気にお金を払うという感覚

食べ物だけど空気にお金を払うという感覚

Vol.115
ちょっと呆れてしまうかもしれないが、実にイタリア人らしい発想だなと思うことがあったので、エピソードとして記載する。

日本ならではのふわふわのパンケーキは外国人にも大人気

一度知ったら病みつきになる日本のふわふわのパンケーキ。なかなかなおしゃれカフェにあり、おばさん一人で入るのは困難なのだが、若い女子と訪問できればご相伴に喜んであずかりたいところ。

我が家のイタリア人女子は、来

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アマルフィの宝石といわれるポジターノにいる錯覚をする七里ヶ浜のピッツェリア

アマルフィの宝石といわれるポジターノにいる錯覚をする七里ヶ浜のピッツェリア

Vol.114
夏といえば海!
しかも今年の夏はとにかく暑かった日本。
となると海に行きたいと湧き出る欲は制御できない。
今年の夏は日本だったので、日本でもイタリアを満喫できるピッツェリアへ行くことに。

七里ヶ浜駅徒歩3分でポジターノ?

実はこの夏サーフィンを少し湘南で楽しんでいた。
ほんの嗜む程度だ。
早朝からサーフィンを楽しんだ後、お腹が空くのは当然。
そしてナポリピッツァを食べたいとした

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新しい感動を誘う”シン ジャパニーズ”のアート

新しい感動を誘う”シン ジャパニーズ”のアート

Vol.113
アートに触れるのは結構好きだ。
それは育ちにも影響している。
父がデザイナーだった経緯もあり、自宅はいつも美術品であふれていた。
美術品といっても、高価なものというわけではない。
ただただ父が好きだったものをコレクションしているというのが正解だ。
コレクションといっても、もちろん松方コレクションとかそう言うレベルではなく、ほんと趣味。

とはいえ、幼心からもアートが自宅にあれば興味

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渋谷にイタリア人の和みカフェがある幸せ

渋谷にイタリア人の和みカフェがある幸せ

Vol.112

ほんとはここだけの話にしておきたいのだが、今回お世話になってその良さを十分に堪能したので紹介したい。

イタリアンガールがおもてなすカフェ

渋谷駅からハチ公方面に出て、文化村通りを歩き、ドンキホーテの前にINTIMISSIMIというイタリアンランジェリーショップがある。
なかなか乙女チックなお店なのだが、その2階にカフェがあるのをご存知だろうか?

そのカフェなのだが、ランジェ

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