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テイカーから離れ、できる範囲でギブしていくこと(ギバー)が、幸せへの近道で

そして、間違っても、
自分がテイカーには、ならないこと。

良好な人間関係を築く心構えでもあり、

そして、自分の商売が、
小さいながらも続く、秘訣でもある。

お互いに、”気持ちよく”、かつ、
“良い関係”で居続けるには、

また、小さな会社の経営を、
安定して継続するには、

この、シンプルで、
本質をついた考え方は、重要だと思う。

2014年、日本でも発売され、
未だに、ロングセラー本となっている、

ペンシルベニア大学の、
アダム・グラント教授による著書、
『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』

によれば、人の思考と行動を、
3つのタイプに分類している。

・ギバー・・・与える人
・テイカー・・・奪う人、取る人、
自分の利益を優先させる人、受け取る人
・マッチャー・・・バランスを取る人、
損得を公平に合わせる人

それぞれ、ギバー25%、テイカー19%、
マッチャー56%の割合で、居るそうだ。

日本では、ギバー(与える人)が、
25%もいるようには思えないが 笑、

おそらく、大富豪や寄付文化のある、
米国だから、の話だろう。

日本であれば、自分も含めて、ほとんどが、
マッチャー(バランスを取る人)に属し、

例えば、友人の人間関係や、
知り合いの職場等、
人付き合いを見ていると、

案外、テイカー(奪う人)も、
そこそこ多いように思う 笑

とある友人いわく、
「どいつも、こいつも、周りはテイカーで!」
と、愚痴っていたが、

その彼自身も、残念ながら、
れっきとした“テイカー”にしか見えず、

例えば、飲み代を割り勘して、
少しでも、おつりを、小銭を、
自分の懐に、せしめようとする、

あの、何とも言えない、
さもしい、、、というか、、、
みにくい姿が 笑笑

まぁ、他人の話は置いといて・・・

自分自身が、どれだけ、
与える人(ギバー)でいられるか、

そして、間違っても、
奪う人(テイカー)にはならないことが、

人と関係を築くうえで、
事業を継続するうえでも、
常々、重要なことだと思う。

利益を上げよう、上げようと
躍起になったり、

顧客から、お金を取ろう、取ろうと、
あの手この手で、血眼になったり、

社員や下請けを搾取しようと、
巧妙になったり、

もっと具体的に、
自分の数字のためだけに
仕事をしている保険営業がいたり、

他人や他社を犠牲にしてまで、
自己の昇進のためだけに、
仕事をしているような、、、

いずれ、無理が出てくるだろうし、
こんなことして稼いでも、
普通の人なら、心が痛い。

アダム・グラント教授が、
指し示すように、
こういう、テイカーは、
いつか誰かに、足元をすくわれるし、

それ以前に、常に、数字や周囲に、
追われるように、
生きなければいけないので、

昭和時代でもないのに、とても、
健全な働き方、生き方だとは思えない。

取ろうとする、奪おうとする、
だけでなく、

もらう、
してもらう、
もらいたい、
してもらわないと損だ、
もらって当たり前、

みたいな、、、

自分のなかに、こういう考え方が、
無意識にあれば、
これが、思考のベースにあれば、

いつか、周囲と折り合う以前に、
“ズレ”みたいなものが生じ、
自分の心が、
破綻してしまうだろう。


そして、最後に、
テイカーの見分け方として、

ネットでも、いろいろ公開されているが、
個人的な分析も含めて、
まとめると、こんな感じになる。

テイカーになりやすい人、
テイカーの素質として、

・損得が強い(功利主義的)
・自分が強い(自分本位で思い込みが激しい)
・話すと不快(一方的で決めつけてくる)
・上から目線(権威的、嫌味的)
・恩着せがましい(・・・してあげた)
・批判的(ネガティブで否定的)
・自己中(自己愛が強い)

“自己中”な人、または、“自分が強い”人は、
ネットでも、多く取り上げられていたが、

ただ、そういう人ほど、逆に、
人に、社会に、世界に、
どんどん“与えれ”ば、“貢献”すれば、

その自分の強さというか、
自己中の部分は、
帳消しになるどころか、
長所にすら、なるかもしれない、
と思ったりもする・・・・。

どちらにしろ、
まずは、自身がテイカーにならないこと、
そして、自分のできる範囲で、与えること。

きたる、評価経済社会、
評判獲得社会において、
大切な、思考軸だと思う。

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