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本棚とともに

引っ越ししてきてから一ヶ月にしてようやく室内の生活区域がほぼ片づいた。
というわけで、今日は本棚の整理を再開。
この作業そのものは引っ越しの直後に着手していたのだけれど、それは本の入った段ボールを開けていかないと家具の配置もままならなかったからだ。三日ほどでいったん区切りをつけたところの続きに、今日、取りかかったことになる。

生活をする上でとくだん必要のないことをできるだけの余裕が生まれた。
そう思うとなんだかしみじみしてしまう。

午前中から夜までずっとやっていたので、いまや疲労困憊である。
よって以下はツイッターにあげていた画像の使いまわしでお茶を濁そうと思う。

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まずこれが一月二十三日、午後三時ごろ、荷物をすべて運び入れて業者さんたちが帰った直後の、いわば初期状態。

手前の白い箱はバンカーズボックスで、私はかねてより本棚に入りきらなくなった本やマンガをこうやって収納してきた。
このバンカーズボックスにも、奥にあるいかにも段ボールらしい段ボールにも、本がぎっしり。更にとなりの部屋や台所にも本の段ボールが積んであった。
ざっと二千冊はある中、ひとり軽く絶望しかけた。

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しかし絶望している暇があったら整理しないとどうにもならん、ということで立ち向かう。
さいしょはとりあえず段ボールを開けて棚にしまっておくやり方を採用していたけれどすぐにあとあと困ったことになると察したため、できるだけ一気に段ボールを開梱し中身を床に積んで分類。

二十三時ごろに力つきた。
名残惜しくも本を慎重にまたいでベッドにもぐりこんだ記憶がある。

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翌日、二十四日もひたすら本の整理。
おかげでちょっとはましになってきているものの、この部屋にすべての本を置くのは物理的に不可能と判断し、段ボール四箱ぶんほど隣室の押し入れで眠ってもらうことにした。
それも中身を出して選んで入れて運んで、という力仕事。もともと腰痛ぎみだったのだけれどぎっくり腰にでもなったらどうしようと青ざめながらの作業だった。

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数時間後。ややそれらしくなった気がする。

ところで画面右の灰色部分は収納スペースのドアの裏側。本類を片づけないと閉められないようになってしまっていたので、もちろんここの収納内にも本を一時保存しておいてちょっとずつ取り出していった。要領の悪さには自信がある。

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バンカーズボックスもそのままにしておかず、これを機に整理することにした。
けっこう入るので助かる。ただし重い。でもめいっぱい納めても底が抜けることはない。かわりにフタは崩れやすい。
なんでも一長一短あるという学び。

なお、バンカーズボックスはアマゾンだと三箱セットで二千円ほど。十年ぐらいの間にちょこちょこ買い足してきた。
本以外の収納にも使えるので重宝している。
虫がわいたりしたこともないし、段ボールのように湿気で弱ることもない。
段ボールストッカーと並ぶ優れものである。

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三日目の一月二十五日。
夕方までがんばって、ひとまずこれくらいにしておこうと決めた。
ずいぶん中途半端だけど奥にあった生活用品をようやく取り出せるようになったのでそちらを優先することに。確かこの翌日にはじめて一日、お休みをとったような。

あと本棚がまったく足りないなと思って買い足しを検討したのも確かこの時期だった。
寝ながらいろいろ調べたものの組み立てるには場所が必要、組み立ていらずの完成品だと予算オーバー。
そもそもこの先、どれくらい空間がとれるかわからない。
そんなことでもくよくよしていたら引っ越しうつになって一週間、ダウン。
大きな地震が起きたとき、画像中央にぞんざい積んである本がなぜか崩れずそのままだったのは良いとして、不測の事態で避難に差し支える危険性はごらんの通り。
本を取り出した段ボールは台所に投げていたから更にすごいことになっていたし、それこそ絶望している場合じゃないと目がさめた。

そして先週の月曜日から片づけに注力。
まず台所から玄関までの経路を確保していき、段ボールはストッカーにしまい、本棚がある部屋も奥からどんどん片していった。
ようやく家具の移動もできるようになって、本以外の段ボールをあさっていたら掘り出しものがざっくざく。かなり捨ててきたはずなのにそうでもなかったオチ。

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DS liteと、PS2のゲーム「幻想水滸伝3」のマウスパッド発掘。
マウスパッドは確か予約特典だったと思う。マウスパッドというところに時代を感じる(幻水3ってもう二十年ぐらい前なのね。このシリーズが大好きでPS2もこの新作のために購入したくらい)。
DSは持っていること自体を忘れていた。そして電源コードがないので実質、遊べない。

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片づけをがんばりまくっている自分をほめて差し上げたくてお風呂に浮かべるアヒルさんを買ったり。
もう絶対にものを増やすものかとピリピリしていたのがだいぶやわらいだご様子。

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で、今日。一日がかりの成果。
たいして変わっていないようで実はすごい変化が起きている。

バンカーズボックスの中の分類と整理はもう完了。
既読と未読に分けてどこに何が入っているかも把握している。
ついでにDVDやCDも整理したら、なんとバンカーズボックスが一つカラになった。

あと、おわかりだろうか。右側の収納スペースのドアがもう閉められるようになっている。数日前にいろいろ整頓してここは完結したのだ。

同じく右側にとりあえず立てかけられていた小さめのカラーボックスもやっと定位置を得た。

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ちらかって見えるだろうけど、これは片づけが終わって明日の朝まで据え置きの状態なので見逃してほしい。
中央、やや左寄りにある段ボールが業者さんが置いていった最後の一つ。
そして手前の一番上のバンカーズボックスが中身がカラになったもの。

本関係はこれで終わりにしても良いのだけれど、本棚をもうちょっと好みの感じにしたいので、明日はそこをいじる予定。
それが終わったら最後の段ボールの中身をメインルームに置いていくつもり。そこまでいくともう「引っ越しの片づけ」は完了ということになるだろう。

以上、何の参考にもならない本の片づけの変遷記録でした。
今日は二月とは思えないほどあたたかかったし、これからたぶん少しずつ春めいてくると思うけれど、近年の日本のご機嫌からして急に暑くなることもあり得なくはない。
そうなる前に、何とか私の本棚になるようにしておきたい。
暑さにはどうにも弱いので、今がちょうどベストな時期なのだ。

本の整理は体力だけでなく、けっこう神経も使う。
でもやっぱり本をさわるのは楽しい。
しかも面白そうな本ばかりでわくわくしてやまない。
明日の作業も想像するだけでとにかく楽しみだ。
遠足前夜の子どものように今夜ちゃんと眠れるか、ちょっと案じてしまうくらいに。


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