June

30数年生きて思うことを書いていってます。 HSS型HSP。

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30数年生きて思うことを書いていってます。 HSS型HSP。

最近の記事

そういえば私は、怒ることが苦手だった

久々に、一対一の会話で、嫌な気分になった。 ある面談だったのだけれど、「私のことばは全部、いったそばから抜けていっているのか?」と思うくらい、その人の中に蓄積されていかなかった。なので、なにも深まっていく手応えのないまま、やたらガンガンと質問され、答えを要求され続けた地獄のような60分だった。 面談を終えてしばらく、私は無の状態だった。とても疲弊していたし、やっと解放されて1人になれたことに対する安堵感もあった。しばらくはなにも感じず、静かにしていたかった。 そして、じ

    • 幸せになりたい人に推したい本 /99.9%は幸せの素人

      私は幸せに生きたいという思いが強いので、こういう「どうやったら幸せでいられるのか」というテーマの本はこれまでもけっこう読んできた。けれど正直、大抵の本は「うん、まぁね」という感じで、大きな発見があったとか、すごく印象に残っているという本は特になかった。そんな中、「あ、知りたかったようなことが書いてある!」と思ったのがこちらの本。 この本では、科学的根拠にもとづき、幸福度を高めるにはどうすればいいのかが解説されている。おそらくたいていの人が幸福になりたいと思っているだろうし、

      • メンタリストDaiGoさんが解説してくれるHSPのメリット

        メンタリストのDaiGoさんといえば、知らない人はほとんどいないのではないかというほどの有名人。そんな彼が、HSPに関する動画をいくつも配信していることはご存じだろうか。 「HSPは生きづらさを感じやすい」というような情報は、今では色んな場所に溢れているけれど、HSP当事者としていちばん知りたいことは、じゃあどうすればもっと楽に生きていけるのかということだと思う。DaiGoさんはその点に着目していて、HSPの活かし方やメリットについて解説してくれている。 「続きはDラボで

        • 旧アニメ版「セーラームーン」とLGBTQ

          Amazonプライムで「セーラームーンcrystal」が目に飛び込んできたので、何の気なしに観てみた。前にも少しだけ観てみたことはあったのだけれど、「こんな感じかぁ」と思って、特にのめり込むことはなかった。そういうと、そこまでセーラームーン自体に対して熱がないかのように響いてしまうけれど、むしろその逆で、私の幼少期はセーラームーン一色に染められていた。なんならあの頃は、セーラームーンの為に生きていたといっても過言ではない。 ただ、私は旧アニメに対する思い入れがとても強く、原

        そういえば私は、怒ることが苦手だった

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          人生でいちばん大切な自分の正体を知ること HSS型HSPだとわかるまで

          いつ頃からか、周囲と自分を比較して、漠然と「なにかがおかしい」と違和感を感じていた。 同じクラスの大多数の子たちが当たり前のように共有している価値観に、私は何故かずっと共感できなかった。簡単に言えば、話が合わなかったのだ。皮肉でもなんでもなく、純粋に「その話の一体何が面白いの?」と思うことが多かった。 中学生の頃には、その悩みが結構明確なかたちで私を苦しめた。中学は公立の学校だったので、親からは、「同じレベルの子たちの集まった高校に行けば、きっとみんなと話が合うよ」と励ま

          人生でいちばん大切な自分の正体を知ること HSS型HSPだとわかるまで

          かつての上司との今の関係

          たまに電話をくれる人がいる。 LINE通話ではなく、電話だ。 それは過去に一緒に仕事をしていた私のかつての上司。 私の職歴の中で異彩を放つ、観光地での接客業をしていたときにその人とは出会った。娘と父ほどに年齢が離れているのだけれど、いや多分だからこそ、その人は私をとても可愛がってくれていた。そしてその人との縁は、仕事を辞めて5年ほど経つ今でも途切れていない。 その時に仲の良かった同年代の人たちとは、結局もう随分連絡を取り合っていないことを考えると、その人と繋がりがまだあ

          かつての上司との今の関係

          フワちゃんが人気者の世界が好き

          2020年、あまりテレビを観ない私でも、なんかいつも出ているなーと認識せざるを得ない程よく見かけたフワちゃん。見る度に、こんなにテレビに出ているなんて、いろんな意味ですごいなぁと思っていた。それだけ求められているということも、それだけの仕事をこなす体力があることも。 セブンルールでもフワちゃんが出ていて、原付で現場をハシゴする姿が映し出されていた。それだけ多忙でも、自分が出たテレビは1つも欠かさず全部観るというフワちゃん。それも、好きだから観ているのだ。「テレビの中に自分が

          フワちゃんが人気者の世界が好き

          子供が出来ても結婚はまだ早い

          もしも突然、「あなたの子供を妊娠したの」と言われたらどんな気分なんだろう。 私は女性なので、告げられる側になることはないのだけれど、どんなに想像しようとしても、頭真っ白状態で完全フリーズしてしまう以外のリアクションが浮かんでこない。 結婚していたり、子供をつくる意思があった上でのことだとしても、結構な衝撃だと思う。ましてやまったく想定外の妊娠だったとしたら、もう何からどう考え始めればいいかもわからない。 ドラマの中でも、こういう展開は結構出てくる。 私は海外ドラマが好き

          子供が出来ても結婚はまだ早い

          本が好きだということは、人間が好きだということだと思う

          私はとにかく本を読む。 好きとか趣味とかではなく、もう、依存とか中毒なんだと思う。 でも不思議なことに、たくさん本を読むことは褒められこそすれ、批判されることはない。好きなものが本でラッキーだったと心底思う。 私が本にとりつかれたのは、中学1年生のときだった。理由は単純で、クラスメイトの誰のことも好きではなかったからだ。この時期は、本当に一人も友達と呼べる人がいなかった。 授業時間よりも、休み時間の方が苦痛だった。その苦痛の時間をとにかくやり過ごす為に、私ははじめてまと

          本が好きだということは、人間が好きだということだと思う

          内向的なひとり旅 /47都道府県女ひとりで行ってみよう

          益田ミリさんの本が好きで、なおかつ旅エッセイも好きなので、この本の存在を最初に知った時、私にドンピシャだ!と思った。 でも、実を言うとしばらく購入を躊躇してしまった。 Amazonでのレビューが、なかなかに荒れていたからだった。 でもまたしばらくして、いや、それはそれで読んでみたいなという風に考え方がシフトし、発注するにいたった。 本の内容はタイトル通り、益田ミリさんが少しずつ全国を旅してまわり、旅での出来事が記されたもの。47都道府県の話が一冊に詰まっているので、地

          内向的なひとり旅 /47都道府県女ひとりで行ってみよう

          ゴーストライターから時代のアイコンへ /コレット

          前から気になっていたのだけれど、いつの間にか忘れてしまっていた映画『コレット』を観た。 主人公は、フランスの女性作家シドニー=ガブリエル・コレット。 コレットは14歳年上の作家ウィリーと恋愛結婚をするけれど、結婚生活は思い描いていた通りにはいかなかった。 ウィリーには浪費グセと浮気グセがあり、コレットに咎められても、「男のサガだから」と言うばかりで、一向に変わる気配もない。 程なくして、コレットに文才があることに気付いたウィリーは、コレットの書いた物語を手直しさせ、自

          ゴーストライターから時代のアイコンへ /コレット

          名前のない記憶

          私がはじめて「社会」を知ったと思うのは、小学校低学年のときだ。 私は転校をした。 転校というのは、まったく知らない場所で、知らない人たちの中に1人で入っていくということで、それは幼いながらも前もって理解していたし、覚悟もしていた。 でも転校先の学校は、前いた学校とはあまりにも違っていた。 そこには既に、「社会」があったのだ。 無防備に私に近づいてくる子は一人もいなかった。 みんな周りの他の子達の目を気にしながら、先生の目を気にしながら、探り探りに私にコンタクトをとってき

          名前のない記憶

          5人の心の友

          人が心の平安を保って生きていくには、本音で何でも話せて、いざという時に何がなんでも自分を支えてくれるだろうという人が5人いるといい、というようなことを聞いたことがある。 5人の精神的なサポーター、ジャイアン風に言えば、「心の友」だ。 まじまじと考えてみると、5人というのは結構難易度が高い。 のび太にとっての心の友はおそらく、ドラえもん、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫の4人だし、しんのすけにとっての心の友はおそらく、風間くん、まさおくん、ボーちゃん、ネネちゃんの4人だ。

          5人の心の友

          叶うタイミング

          私が人生で一番「きゃっきゃ」していたのは、20代の後半の頃だ。 職場に仲良しの女の子がいて、仕事終わりにはしょっちゅうその子とマックとかミスドとかで、延々とくだらない話をしていた。 それが、ただひたすらに楽しかった。 まるで中高生のような話だが、実際に学生だった頃の私にはそんな日常はなかった。 そして、そんな日常がなかったことを、悲しく思っていた。 幼い頃、私はセーラームーンが大好きだった。 ほとんどの人が知っているであろう、ティーンの女の子たちが悪と戦う話だ。 彼女たち

          叶うタイミング

          小さな楽しみ

          今の私の小さな楽しみは、日曜日のポツンと一軒家からの、半沢直樹という、黄金ルート。 ほっこりからの、ネチネチした激情ドラマというギャップがなんともたまらない。 本当はどこか旅行に行けるといいんだけど、 残念ながらそういう状況ではないので、できる範囲のことを楽しむしかない。 でもちゃんと、可能な範囲の楽しみは、色々とあるものだ。 もっと先の楽しみでは、FF7のリメイクの続編。 オリジナルをプレイしていた時、まさかこんなにすごい映像美でリメイクが出てくるなんて思いもしなかった

          小さな楽しみ