シルバー介助マン

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ポータブルトイレを使用する場合の介助方法

ポータブルトイレとは、持ち運び可能な簡易型トイレのことです。 ポータブルトイレは、「足腰の力が弱くなってきたが短い距離は自分で歩くことができる」「トイレに座って排泄をすることができる」などの利用者さんが利用します。 また、夜にトイレに行きたくなることが多い方や、暗くて危ないこと時に使用します。 ①ポータブルトイレのセッティング ポータブルトイレをベッドの側で安全な位置に置きます。 ベッドサイドに置いて使用する場合は、ベッドと座面の高さを同じくらいに揃えることで移乗しやすく

    • トイレまで移動できる場合の介助方法

      利用者さんが失禁が増えてきたとしても、安易におむつを使うのではなく、できるだけトイレに行き便座に座ってもらうようにします。 利用者さんの自立につながり寝たきりの予防にもつながります。移動や立ち座りの際は常に転倒に注意が大切です。 ①誘導 ・安全な移動を妨げるような障害物の有無をチェックする ・歩行の状態に合わせて手引き歩行や、車椅子を使用するなどの介助をする ・歩く場合には利用者さんの歩くペースに合わせる。 ②衣服の脱衣 ・介護職員がすべて介助するのではなく、利用者さ

      • 排泄のメカニズムとは

        排泄は、人が生きていくうえで欠かせない生理機能のひとつであり、非常にプライベートな行為になります。 そのため、排泄の介助は利用者が最も頼みにくいものです。 自然な排泄と、利用者が頼みやすい環境をつくることが大切です。 排泄介助についての、正しい排泄介助の手順とポイントについて解説していきます。 排泄介助人は誰でも、「排泄する姿を見せたくない」「できることなら自分でしたい」と考えています。 恥ずかしさや遠慮の気持ちが先に立って、ぎりぎりまでいわなかったりすることもあります。

        • 排泄介助の改善方法

          有料老人ホーム入所当初は、見守り介助でトイレまで自力歩行も可能 施設に入所した当初、Aさんの介護レベルは要支援2。立ち上がりの際に支える程度の介助は必要としたものの、見守りによる自力歩行ができる状態でした。 排泄も同様で、立ち上がり以降を見守るレベルだったAさん。ところが体重増加に伴い、次第に歩行レベルが低下していきます。 入居半年で体重が10キロ増加!ADLが悪化しトイレまでの歩行介助を要するように 入所当初、Aさんの体重は80キロでした。背も高く大柄な体形でしたが

        ポータブルトイレを使用する場合の介助方法

          おむつ交換をもっと楽に

          オムツや尿取りパッドに『はかるにょん』(センサ)を取り付けて『わかるにょん』(受信機)を約50cm以内に近づけるだけで排尿測定可能です。 オムツの濡れ具合を10段階でお知らせ 暗い場所でも確認しやすいLEDライトでお知らせします。湿り具合を数値化する事で、誰でも適切な時期にオムツ交換が可能です。 体力が著しく低下している終末期などを除いて、基本的にはほとんどの高齢者の方がトイレで排泄ができますが、介助を必要とする利用者は多い傾向にあります。利用者一人ひとりに合ったサービ

          おむつ交換をもっと楽に

          排泄の自立支援とは

          排泄障害も老化現象のあらわれ、適切なケアが必要です高齢になると、身体の衰えが顕著にみられるようになります。排泄障害も例外ではありません。 多くのご高齢者が失禁や頻尿などの悩みを抱えておられます。 とはいっても、「排泄」に関わることは、大変デリケートな問題です。ご利用者様のQOL(生活の質)を損ねるばかりでなく、精神的な負担となりますし、それを支える介護、看護スタッフ様にとっても、日々向き合う必要のある重要かつ切実な問題です。 ご利用者様の不安な気持ちを理解しましょうもし、あ

          排泄の自立支援とは

          排泄パターンの把握

          生活介助のなかでも、負担が大きいのが排泄介助です。実際の手順だけでなく、利用者個々で異なる排泄リズムを理解し、個人の尊厳を守りながら、相手にとって不安のない介助を行う必要があります。しかし、利用者一人ひとりの排泄パターンを把握するのは難しいものです。排泄介助の負担軽減を考えるうえで、排泄パターンを把握する方法について考えてみましょう。 排泄介助で介護者・利用者双方にかかる心身の負担排泄介助を行う介護者は、つねに慎重な対応を迫られます。排泄行為は、利用者にとって非常にデリケー

          排泄パターンの把握

          排泄失敗との向き合い方

          在宅介護を悩ませる「排泄(せつ)の失敗」とどう向き合うか介護する方とされる方の双方が、少しでもラクに、ストレスなく、「排泄(せつ)」の問題と向き合うには、どうしたら良いのでしょうか。今回は「排泄(せつ)の失敗」への対応方法についてまとめます。 介護する家族が苦労する「排泄(せつ)介助」の悩みとは 排泄(せつ)に人の手を借りることはとてもつらいことです。 家族への気兼ねもありますし、恥ずかしさもあります。 要介護の方の気持ちを思えば、「大丈夫だよ」「気にしないで」などと声をか

          排泄失敗との向き合い方

          ご高齢者を傷つけない排泄介助

          生きていくうえで欠かせない排泄は、健康のバロメーターにもなる大切な行為です。しかし、羞恥心を伴うデリケートなことでもあるため、排泄介助(トイレ介助)では尊厳を傷つけない配慮が必要です。今回は、ご高齢者の自尊心を尊重しながら自立意欲を高める排泄介助(トイレ介助)のポイントを分かりやすくお伝えします。 排泄介助(トイレ介助)の基本的な手順トイレでの排泄介助(一例) ①トイレに入り、ご高齢者には手すりをしっかりと握っていただきます。 ②手すりを握って立ったままの状態で、介助者

          ご高齢者を傷つけない排泄介助

          正しい排泄介助とは

          排泄介助とは自分自身では排泄の行為や動作ができない方、難しくなった方、排泄機能に障害がある方を介助することです。 利用者さん一人ひとりに合わせて、トイレへの誘導、排泄サポート、オムツ交換などを行います。 また、排泄の介助をするだけではなく、体調の変化を把握する為、排泄物や皮膚の状態を確認するという大切な役割もあります。 排泄介助の種類トイレまで歩ける方、寝たきりの方、など利用者さんの体の状態は異なりますので、排泄介助にもいくつか種類があります。 種類と共に利用者さんに合わ

          正しい排泄介助とは

          通常の排泄介助とは

          通常の排泄介助の方法とポイント被介護者がトイレまで移動できる場合には、ポータブルトイレではなく自宅のトイレを利用する方が介護する側とされる側の双方の負担もストレスも大幅に軽減されます。では、通常の排泄介助を行う場合には、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。主なポイントを詳しくみていきましょう。 定期的にトイレまで誘導する 排泄のリズムを見計らい、定期的にトイレまで誘導しましょう。一人で歩くことができる場合も、必ずそばに付き添って転倒しないように見守ります。 でき

          通常の排泄介助とは

          排泄介助を行うときのポイント

          トイレへの誘導や排泄の手伝い、おむつの交換といった「排泄介助」は、在宅介護をしていく上で最も重要で欠かすことのできないケアのひとつです。その一方で排泄というのは人間の尊厳を伴うとてもデリケートな行為のため、介護を受けるご高齢者にとっても、お世話をするご家族にとっても大きな負担となってしまう場合もあります。そこで今回は、排泄介助を行う際のポイントについて詳しく解説していきます。 排泄介助を行う際の注意点排泄は生きていく上で欠かすことができない生理現象ですが、同時に羞恥心を伴う

          排泄介助を行うときのポイント

          排泄介助の種類とは

          排泄介助の種類排せつ介助方法の選び方 高齢者のADL(日常生活動作)の状況等により、適した排泄方法は異なります。紙パンツやテープ式紙オムツなどを使い始めるタイミングは、身体の状態や目的に適したものを選ぶことが大切です。適切に行えば、自立排泄を促進し、ご本人の快適な排泄を保つことができます。 高齢者の場合、自立から一部介助へ、一部介助から全介助へと障がいの程度は進行しがちです。ケアの目標として、少しでも自立へ近づく方向に支援しましょう。 今はベッドで寝たままの状態でオムツ

          排泄介助の種類とは

          排泄ケアの重要性

          高齢になり、体力や運動能力の低下が加わると、排泄が難しくなったり、失禁をしてしまったりすることがあります。 排泄は生きていくためにとても大切なことですが、メンタル面においても、とてもデリケートな問題でもあります。 高齢者にとって、きちんと、できれば自分で排泄できることが自尊心や生きる気力につながります。 排泄ケアは高齢者にとって大切 排泄ケアは、「食事介助・入浴介助・排泄介助」という介護福祉法における「三大介護(介助)」の中のひとつに該当します。 排泄は生きるうえで欠

          排泄ケアの重要性

          排泄時の注意点

          トイレ介助では、ご本人の自尊心を尊重するために、さまざまなことに配慮する必要があります。また介護者のなかには、排泄機能に問題がなくてもベッドの上で安静にすることが必要な人もいます。ベッド上であっても便器や尿器などを使うことで、スムーズに排泄することができます。 1)前傾姿勢になってもらう 便座に座った状態で身体をやや前屈みにしてもらうと、便が出やすくなります。 座位が不安定な人には、手すりを持ってもらいます。前方に取り付ける手すりを設置すると、前傾姿勢がしやすくなります。

          排泄日記つけましょう

          排泄の介護を行っていると、「食事の時間は決められても、排泄はいつ出るのかわからないので、予測がつきにくく対応が大変」という声を聞きます。そして、排泄物は放置しておくと、臭いが周囲に漂い、高齢者の脆弱な皮膚のトラブルの原因になります。 では、排泄の予測はできないのでしょうか?実は「ある程度は予測ができる」と考えられています。排泄を予測するための最初の手段としては、排泄の状態を観察して記録すること、すなわちそれは排泄日誌をつけることから始まります。 排泄日誌をつける意義 日

          排泄日記つけましょう