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”現代アートのエッセンス”「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」展を見て
先日、六本木ヒルズの森美術館で開催されている「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」という展覧会を見に行ってきました。
タイトルの通り、”地球とそこに生きる人間の関係性”について表現された現代アートの展覧会となっていると感じました。
展覧会は以下の4章構成となっていましたので、各章ごとに印象に残った作品と感想を書きたいと思います。
第1章 全ては繋がっている
第2章 土に
写真を組むということ:土門拳
写真の世界でレジェンドと言われるような人たちの写真集を読もうと思い、土門拳さんの『筑豊のこどもたち』を読んでみました。
この写真集で印象に残ったのは、ボタ拾いのパートでした。
かつて炭鉱業で栄えた筑豊の人々にとって、ボタ(ボタ山)というのは、身近な存在だったのだと思います。
炭鉱業の衰退と共に貧しくなる中で、ボタ山から使えそうな石炭を拾ってくるという行為は、生活に深く関わる部分なのだろうと感じま
即興 そして、見る前に跳べ
東京都写真美術館へ、2つの展覧会を見に行ってきました。
①即興 ホンマタカシ
②見る前に跳べ(日本の新進作家vol.20)
①即興 ホンマタカシ
今回は「THE NARCISSISTIC CITY」を中心としたホンマタカシさんの展覧会とのことです。
このシリーズは、ナルシスティックとあるとおり、自己陶酔のイメージを持っているとのことですが、その部分をなかなか読み取ることができませんでした。