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GHQが禁止した日本の神話。しかし、アメリカの教科書には書かれている(笑)。

大東亜戦争(第二次世界大戦)終結後、GHQが日本に施した政策とその影響について、過去に3本の記事をアップしました(その記事のリンクは最後に貼ります)。

今回は、日本の教育システムが大きく変更され、日本の神話が禁止されたことについて書いていきます。

今回の記事は、YouTube『むすび大学チャンネル』のこちらの動画をまとめたものです👇

※ 是非この動画もご覧になってください。


神話を教えなくなった民族は100年続かない

世界の多くの民族を研究した歴史学者アーノルド・トインビーは、「神話を教えなくなった民族は100年続かない」と述べています。日本では現在、学校での日本神話の教育が行われていません。神話は民族のアイデンティティと価値観を形成する重要な要素であり、民族としての根本的な判断基準を提供します。これにより、何が正しく何が間違っているかを伝える役割を果たします。

たとえば、「AとB、どちらが正しいのか?」という問いに対して、古くから正しいとされているものが、多くの場合、正しいとされます。このような価値観は、人々が日々の生活の中で遭遇するさまざまな状況において正しい判断を下すのを助けます。


アメリカでは日本の神話が教えられている

戦前・戦中、日本の学校の教科書では神話が教えられていました。しかし、日本が大東亜戦争(第二次世界大戦)に敗れた後、これまでの教育方針は否定され、その根底にある神話はさらに否定されました。これはGHQが主導したことなのですが、皮肉なことにアメリカでは地理の授業で日本を含む世界各国の文化や歴史が教えられています。そして、アメリカの中学校の教科書には日本の神話が記載されています。

日本人は神話を教えられていませんが、アメリカ人は教えられているのです(笑)。

これが、その教科書です(上の動画からスクショしました)。

これは、アライン・ベーコン社という会社が1978年発行したアメリカの中学校の教科書のP102のことろです。この中にイザナギとイザナミ の絵も入っています。

タイトルは、『 神々の国(LAND OF THE GODS JAPAN)』。「日本の子どもは学校で次のように学んでいる」と書いてあります。日本では学んでないのに面白いですね(笑)。

この教科書には、日本の創世記の話や三種の神器、神武天皇についての記述があり、神武天皇が「キリスト紀元前660年2月11日」に日本の初代統治者となったことが詳述されています。

「キリスト紀元前660年2月の11日」と、ここまで書いてあるのです。

日本国内では「そんなものは嘘じゃないか」と、そのような考えが多いですが、アメリカの中学校の歴史教科書ではこのように教えているのです。

さらに、

「何百年もの間、日本人はこの神話を語り継いできた」
「現在の裕仁天皇は神武天皇の直系で第124代に当たると言われている」
「かくして日本の王朝は世界で最も古い王朝となっている」

とも書いてあるのです。
(裕仁天皇とは昭和天皇のことです。この教科書は1978年のものですので)

これはアメリカの中学生にとっては一般的な知識であり、日本人の学生にとっては知られざる内容です。アメリカの教科書なんですよ。日本で教えてほしいですよね(笑)。


アメリカでの留学経験者の話

アメリカに留学した日本の学生が経験することの一つに、現地の学生からの神話や歴史に関する質問があります。「日本人が来た」ということで、アメリカの学生は次のように尋ねることがあります。「僕らはキリスト教を信じていて、アダムとイブという最初の男女について教わりました。日本にはイザナギとイザナミという神様がいるそうですが、これらのキャラクターの違いは何ですか?」このような質問に対して答えられなくて、学生は恥ずかしい思いをすることが多いらしいです。

このようなエピソードから、日本の神話を学校でしっかりと教えることの重要性が感じられます。国際的な場で自信を持って話すためには、自国の文化や歴史を正確に理解し、伝えられるようになることが大切なのではないでしょうか。


日本の神話から得る教訓

日本神話は、神々が繰り返し失敗しながらも改心し、新たな始まりを迎えるプロセスを通じて、失敗を恐れず成長することの重要性を教えてくれます。これらの物語は、単なる伝説を超え、僕たちのアイデンティティや価値観を形成する基礎となり、失敗を乗り越えて成長することが非常に重要なことだと教えてくれます。そのため、日本神話を理解し、それを生き方や価値観に反映させて次世代に伝えることが重要だと思うのです。


信じるものがあれば自信につながる

日本神話は、僕たちが日々の生活の中で直面するさまざまな問題に対する「教え」として機能し、適切な判断や選択をする際の道しるべになります。戦前の日本では、このような教育が行われていたために、多くの日本人が精神的に強く堅実な歴史観を持つことができのだと思います。

信じるものがなければ、人は方向性を見失い、不安定になりがちです。何か問題が起こるとすぐに影響され、自分の心より利益を優先してしまうこともあります。特に経済的な不況や社会的なトラブルが多い時代には、どう行動すれば良いのか判断が難しくなります。そのため、日本人としての根本を形成する神話を再び学ぶことが重要だと考えます。これにより、困難な状況にもしっかりと対処できる基盤を築くことができると思うのです。

僕自身は日本の神話に詳しいわけではありませんが、その重要性を最近感じています。このため、神話の勉強を始めました。これをきっかけに、今後も教育に関して「こうした方が良い」という考えを提案していきたいと思います。


戦後100年経つ前に神話の復活を!!

1945年に終戦でしたので、今年(2024年)は戦後79年。アーノルド・トインビーの「神話を教えなくなった民族は100年続かない」という言葉から考えると、あと21年で100年です。

「早く神話を復活させないと!」ですね!!


GHQ関係の過去3本の記事です👇


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