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キキのお薦め社寺

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社寺を訪れる目的はそれぞれだと思います。私はどうしても歴史目線になってしまいがちなのですが、数行く中で、心地よく感じたり、空気が違っていたり、また次も来たい!と思えるところがあり… もっと読む
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オススメの社寺⑥ 気比神宮と常宮神社

オススメの社寺⑥ 気比神宮と常宮神社

今回は、北陸新幹線の延伸で注目の福井県敦賀市にある気比神宮と常宮神社をオススメします。

都怒我阿羅斯等

 『日本書紀』第11代垂仁天皇の巻に、先代崇神天皇の時、額に角の生えた都怒我阿羅斯等が当地にやってきて、それが角鹿つぬが(敦賀)の地名の由来となったことが記されます。

仲哀天皇と神功皇后

 次に『日本書紀』に当地が登場するのは仲哀天皇の巻です。「(仲哀天皇)2年1月11日、気長足姫尊(古

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オススメの社寺⑤ 室生寺と龍穴神社

オススメの社寺⑤ 室生寺と龍穴神社

 近代(明治時代後半)まで女人結界が定められ、女性が参拝できなかった高野山。そんな時代にあっても祈りを届けたいという女性たちの願いを聴いた「女人高野」と呼ばれるお寺がありました。

「高野山にはの、女は入れへんがのう、この慈尊院までは上がれるんやしてよし。そやよってに、ここは女人高野と云うんやして。花は知ってたわの」有吉佐和子著『紀の川』冒頭に描かれる万年山 慈尊院の他に、妙法山 阿弥陀寺、不動坂

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オススメの社寺④  わが国最古の神社  大神神社

オススメの社寺④ わが国最古の神社 大神神社

今回は、わが国最古の神社 大神神社です。

 第10代崇神天皇の御代、疫病が流行し人民の半数以上が死んで世の中が乱れました。その時に天皇の夢に現れた神が「私の子(子孫) 大田田根子に私を祀らせれば、たちどころに平穏になる」と仰せられ、茅渟県の陶邑(大阪府堺市)で大田田根子(三輪君の始祖)を見つけだし、大物主神を祭る祭主とした」と日本書紀は記します。

※ 『古事記』は「意富多々泥古」 『大神神社』

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オススメの社寺③ 伊勢の神宮へ日帰り旅

オススメの社寺③ 伊勢の神宮へ日帰り旅

夜明けと共に出発して神宮へ。大阪から車で往復400km。御朱印のいただける正宮・別宮7宮を日帰りで巡ろうと少々無茶な計画でした。


 まず最初に向かったのが、二見興玉神社 興玉大神こと、猿田彦神が主祭神。神宮の参拝前に禊のために訪れる神社とも言われています。夫婦岩が有名ですね。

外宮

そして豊受大神宮 (外宮)へ。天照大御神の食事を司る御饌都神 豊受大御神をお祀りしています。まだ朝8時に

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オススメの社寺② 『古事記』 太安萬侶ゆかりの多(おお)神社

オススメの社寺② 『古事記』 太安萬侶ゆかりの多(おお)神社

昭和54年1月、奈良市此瀬の里の茶畑から 太安萬侶の墓が発見され、マスコミ各社は一斉に世紀の大発見と報じました。

 〝記紀〟に批判的な戦後の歴史学者の中には実在を疑問視する者もいましたが、この発見によって実在が証明されました。

 おそらく、実在しないとか、古事記は偽書だとか、いろいろ言われて我慢ならなかったのでしょうね。「好き勝手言ってんじゃねー!」とまぁ、怒り心頭で出てこられたんだと思い

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  オススメの社寺① 『古事記』の稗田阿礼をまつる賣太(めた)神社

オススメの社寺① 『古事記』の稗田阿礼をまつる賣太(めた)神社

キキお薦めの社寺① 賣太神社

〝記紀〟ゆかりの地を訪れている私としては外せない神社です。『古事記』の語り部 稗田阿礼をお祀りされている賣太神社。

Facebookの社名が「Meta」になり、メタバースのサービスが急速に普及する昨今。そして昨年、阪神タイガース優勝で岡田監督の「A.R.E.」が流行語大賞に選ばれるなど、〝めた〟に〝あれ〟ですから(運気)来てますよね!賣太神社

稗田環濠集落

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