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ずっと人生が楽しい。

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最近の記事

『THE FIRST SLAM DUNK』は最高のスポーツアニメ映画だった

※ネタバレいっぱいあります。 まだ観てない方はこんな文章を読んでる場合ではないので、早く映画館に行って映画を観てください。 ※絶賛しかしてないです。 批判・批評目的の記事ではないので、そういうのが読みたい方はご遠慮ください。 井上雄彦先生、スラムダンクを最高のスポーツアニメ映画にしてくださって、本当にありがとうございました。 元々すごく期待していたけど、正直、想定を軽く超える最高の映画でした。 冒頭の場面でもう、信じて待っていて良かった!と確信した リョータがソータと1

    • 【完結】ベルリン旅行記⑦ 2022/7/19 晴れ

       朝5時半に起床。猛烈に眠い。間違いなく、今までで一番深く眠れたと思う。寝坊しなくて良かった…。  支度をし、6時前に1階に降り、急いで朝食を摂る。  nhowホテルの朝食会場は6時オープンだが、6時になる前にもう開けてくれていてとても助かった。なんせ、7時半にベルリン空港でPCR検査の予約が入っているのだ。検査を受けないと日本に帰れない。  寝坊・遅刻なしで全員朝食をとり、予約したUberタクシーで空港へ向かう。8人乗りの大型車がとれたので全員同乗でき、これも有り難い。  

      • ベルリン旅行記⑥2022/7/18 晴れ

         たくさん寝た。  朝7時頃に目が覚め、布団の中でスマホを見ると、佐々木さんから連絡が入っている。今日は佐々木さん、Kさん、Dさん父子の4人はラウリーさんから教えてもらった近くの古城へ行ってみるとのことだ。そこまでは特急電車で片道2時間、往復150ユーロ程かかるとのこと。 「一緒に行きたい人は10時にロビー集合」とある。多少回復したとはいえ、明日はまる一日飛行機に乗るわけだし、我々は遠慮させていただく。  今日はとうとう、ベルリンで過ごす最終日となる。昨日は体力のなさを痛感し

        • ベルリン旅行記⑤2022/7/17 晴れ

          ※この日の後半は割としんどい記述が多いので、無理して読まなくて大丈夫です。  あまり眠れなかったが、朝はやってくる。  いやむしろ、どんなに悔しくても横になっていれば多少の眠気はやってくるものだ、という感じだ。ウトウトしては起き、目が覚めると(ああそうか…終わったんだな……)とがっかりするのを何度か繰り返し、つらい朝だ。  でも外は晴れ。今日はベルリンコンに行く予定なので、雨に降られるよりはずっといいけど。  よろよろと起き出し、気を取り直して朝食を摂りにいく。nhowホ

        『THE FIRST SLAM DUNK』は最高のスポーツアニメ映画だった

          ベルリン旅行記④2022/7/16 雨

           朝6時頃に、こむら返りで目覚める。痛い。  飛行機から降りてからというもの、できるだけ足に疲れを残さないようストレッチなどしてきたが、やはり緊張によるものだろうか。  起床してすぐにスマホをチェックすると、佐々木さんから「失くしたiPhoneはもう諦めて、朝イチで新しいものを買いに行くことにした」と連絡が入っていた。そうか……と肩を落としつつ、朝食会場へと向かう。  3回目のメルキュール・朝食である。ここは朝食を売りにしているだけあってたいへん豪華で美味しいのだが、いかん

          ベルリン旅行記④2022/7/16 雨

          ベルリン旅行記③2022/7/15 晴れ

           昨夜は楽しくてつい飲み過ぎてしまい、二日酔い気味である。その上恐れていた生理がドンピシャ来てしまい、頭は痛いわお腹は痛いわ時差ボケもあってダルいわで、もう散々な朝である(でもちゃんと朝ごはんは食べに行った)。  今日はオインク勢とは別行動にさせてもらい、午前中は大事を取って、ホテルの部屋でゴロゴロする。日本から持参した薬が効いてきたこともあり、なんとかコンディションを立て直して、昼頃から観光へと繰り出す。  夫と二人で、シャルロッテンブルク宮殿へと向かう。電車に揺られるこ

          ベルリン旅行記③2022/7/15 晴れ

          ベルリン旅行記②2022/7/14 晴れ

           朝6時前に起床。アラームが鳴る前に目が覚めた。調子が良いからというより、時差ボケもあるのかもしれない。  さっそく朝ご飯を食べに行く。  朝食会場は中庭に面したお洒落なカフェ空間のようになっていて、生搾りフルーツジュースやボタンひとつでできる全自動パンケーキ焼き機などの豪華なビュッフェラインナップに、テンションが爆上がりする。  パンやチーズ、ハムにオムレツなどを思う存分食べ、コーヒーを飲んで満足して部屋に戻ると、Iさんから「8時に近所の小さなマーケットに水を買いに行きた

          ベルリン旅行記②2022/7/14 晴れ

          ベルリン旅行記①2022/7/13曇り

           前日は早めに就寝したが、ソワソワしてあまり眠れず。それでもアラームの鳴る1時間前には目が覚めた。  夫が作ったゲーム『SCOUT』がドイツ年間ゲーム大賞2022(以下、SdJ)の候補作となり、その授賞式に出席するため、ドイツ・ベルリンまで旅をする。 ノミネート作発表があった5月から約2ヶ月の間、毎日この日を想像してワクワク、ドキドキして過ごしてきた。  夫婦ともに海外旅行は経験が少なく、ヨーロッパ圏への旅行はこれが初めてである上に、名誉ある賞の授賞式に出席するということもあ

          ベルリン旅行記①2022/7/13曇り

          『ドライブ・マイ・カー』感想

          ※この記事は、2022-03-04にぷらいべったーに投稿した記事の再掲です 村上春樹の小説が好きだけど、映像化にはあまり向かない(どちらかといえば実写よりはファンタジー色の強い作品をアニメ化した方がまだしもいいのではないか)と長年思っていたのだけれども、この映画は最高に楽しめた。原作をさらに高みへと昇華した「理想的な村上作品」ですらあった。 村上春樹小説の核となる部分を丁寧に洗い出し、現代を生きる誰もが受け取りやすいように細部をアレンジして、言葉ではなく映像で伝える。わたし

          『ドライブ・マイ・カー』感想

          『映画大好きポンポさん』感想

          ※この記事は、2021-06-14ぷらいべったーに投稿した記事の再掲です とても親切で分かりやすい映画だった。かといって子ども向けという訳でもないので、ちょうど今話題になっている「時代が求めている分かりやすさ」のお手本のような映画だなと思った。というと何か感じ悪い言い方になるけど、誰が見てもちゃんと分かるというのは間違いなく大事な要素である、いつの時代でも。 ジーンくんだけが特出して身を削っているが、他のメンバーは基本的に常識の範囲内で仕事をしており(大事なプレゼンの前に残

          『映画大好きポンポさん』感想

          オザケンさんとわたし

          ※この記事は、2019-11-26にぷらいべったーに投稿した記事の再掲です 短文が中心に回るTwitterや画像優先のインスタが隆盛を誇るご時世に、オザケンさんが出した『So kakkoii 宇宙』という名盤について、長い文章をしたため、自身の1995年からのエピソードをまじえて四の五の語る、ファン界隈のムードが好きだなあと思う。ご本人の言葉を借りれば、「面倒くさい人たち」。 その面倒くささがどうにも愛おしく、わたしも同じだった!とか、わたしも同じこと考えた!とか言いたく

          オザケンさんとわたし

          『シン・エヴァンゲリオン』感想

          ※この記事は、2021-03-11にぷらいべったーに投稿した記事の再掲です 1日経ってまだ完全に消化できたとは言えないまでも、だいぶ頭と心は落ち着いてきた。 何にせよ、「エヴァがちゃんと完結して良かった」に尽きます。庵野監督本当にお疲れ様でした。 エヴァは、子どもであるシンジと、大人(≒親)であるゲンドウの物語であり、同時に庵野秀明という個人の物語でもあると思っていた。テレビアニメシリーズから長い経緯を経て、そのシンジとゲンドウ、庵野秀明を中心とした世界に、他のたくさんの

          『シン・エヴァンゲリオン』感想

          『未来のミライ』感想

          ※この記事は、2018-08-09にぷらいべったーに投稿した記事の再掲です。 細田守作品は私小説だ。 細田作品には、細田監督の今の人生観と現在地が詰まっている。ほかのことは、基本的にあまり入っていない。だから世代を超えた感動や、ハリウッドのようなエンターテイメントを期待しても、だいたいその期待は肩透かしに終わる。今回の映画は特に顕著だが、元々それは、彼の作品によくある傾向だった。 細田監督が描こうとしているのは彼のごく個人的な考えや今の心の持ちようであって、果たしてそれ

          『未来のミライ』感想

          『シン・ゴジラ』感想

          ※この記事は、2016-08-15にぷらいべったーに投稿した記事の再掲です。 作り手たちの「日本人」への強い信頼が感じられ、それが何より涙腺を緩ませた映画だった。 同時に、これまでゴジラを作り上げてきた特撮文化への敬意に裏打ちされた、「ゴジラ」の圧倒的な恐ろしさも強く印象に残った。 日本人はゴジラを自分たちのものとして愛し、畏怖し、自分たちの手でゴジラを扱う(倒す)ことに誇りを持ってきた。だからこそ、ゴジラを軽んじて扱いたくないという信念を感じた。 日本人なら誰もがゴジラ

          『シン・ゴジラ』感想