こばえ

50代女性。本が好き。本棚に本を並べる代わりに、記録してみようかと。

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50代女性。本が好き。本棚に本を並べる代わりに、記録してみようかと。

最近の記事

新聞記者 ここだけの話 を聞きました。藁がピンチ!?

画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。 最近、家事をしながら、たまーにSpotifyでポッドキャストを聞いています。 感想というほどでもないのですが、読売新聞ポッドキャスト「新聞記者 ここだけの話」で最近ええ?そうなの?と思った回があったのでメモしておきます。 「藁がピンチ!? 意外に知らない藁の世界」 の回です。 日本は、米をたくさん作っているはずなのにどうして藁がピンチなのか? それは収穫作業に理由があるそうで、米の収穫に使う機械が変わってきたからだそう

    • 3月に読んだ本

      画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。 菜の花がおいしい季節になりました(食べるんかーい)。花も可愛い。黄色い色も可愛い。 3月は、料理本を3冊と、小説3冊、教養書2冊を読むことが出来ました。 なんだかしんどい日が続いた時、ついつい本に頼ってしまう自分がいます。 今月は「スピノザの診察室」に心癒されました。 あと「楽園の犬」もよかった。それと「しにたい気持ちが消えるまで」の3冊は、人は状況によらずどのようにして生きるかは自分で決めるというメッセージが発せられてい

      • ケアをするって?「スピノザの診察室」を読んだ

        画像、みんなのフォトギャラリーからお借りしました。 今回読んだ本は、甘いものが頻繁に登場して、とても気になります。 今度京都に行ったら、絶対に食べよう!と思った人も多いのでは? さて、感想です。 普段だったらあまり手に取るタイプの本ではなかった。 数年前に父を見送って、今、姑が人生の終着点をそろそろ迎えようとしている。 やはり人生の終盤に差し掛かると、医療関係、介護関係の方にお世話になる機会が増える。 介護する中で、ケアワーカーの人たちの温かい気持ちに触れることが増えて、

        • スパイに共感してしまう?一級品のエンタメ「楽園の犬」を読んだ

          みんなのフォトギャラリーから画像をお借りしました。 有隣堂のYouTubeで「芝選書」として紹介されていました。 一言で言うと、とても面白かったです。 開戦直前、しかも主人公はスパイということで、どうなんだろう?面白いには違いないけれど、現代の感覚で主人公の気持ちが理解できるだろうか?と疑問だったのですが、そんなことはない、むしろ、主人公の感覚は現代のわれわれの感覚、価値感に近いように感じました。 むしろ私としては、主人公に肩入れしすぎて、途中いろいろとつらかったです(ピ

        新聞記者 ここだけの話 を聞きました。藁がピンチ!?

          2月の読書

          画像は「みんなのフォトギャラリー」から。 川沿いを歩いたら梅が満開で、素敵なこの写真をお借りしました。 2月は5冊読むことができました。 慟哭 昨年購入。デビュー30年ということで、平積み&特別カバーがかけられていたので、購入。 本作がデビュー作ということで、30年前の作品か。と思い手に取った。 あまり多くを語るとネタバレになってしまうので、ストーリーの説明はしないのだが、まさに「慟哭」。 最後、ほんとうに胸を突かれます。 収め、納める。 片づけるだけではなく、そこか

          2月の読書

          愛なのか。愛とは?と考えた。「光のとこにいてね」を読んだ

          この感想はネタバレを含みます。 なるべく気を付けて書きましたが、本を未読の人は読まないことをお勧めします。 感想は以下です。読んでみようと思った人だけスクロールしてください。 読む前は、つらい生い立ちを抱えた主人公たちの物語だと思っていたが、読んでみると、思っていたのとは違うラブストーリーだった。 主人公は二人の女性、結珠と果遠。 二人は、出会い、別れを繰り返す。それこそ、まるでカノンのように、出会い、美しい旋律を重ねたと思えば離れ、また出会う。 二人の一人称で交互に語

          愛なのか。愛とは?と考えた。「光のとこにいてね」を読んだ

          一月の読書

          画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。 私は一月に新しい手帳を使い始めるので、手帳の写真に。 今年の読書記録には、ほぼ日手帳の「HON」を使います。タツノオトシゴの柄にしたので、できれば来年も干支の手帳を使いたいなと思っています。 一月は7冊読めました。 鬼の蔵 年末年始、なぜか怖い話にはまっていて、その流れで。超常現象ありきの話で面白かったです。 こういった気の強い主人公を昔は受け付けなかったのだけれど、今はそんなことなく楽しめました。 悲しいホラーです。

          一月の読書

          2023年に読んだ本

          2023年に読んで印象に残った本を5冊。 この年に出版された本ではなく、あくまで私が今年出会った本の中で印象に残った本ということで5冊あげてみました。 怖かった本 怖い話でよくあるのが、知らずにあの石を動かしちゃったとか、変なものを持って帰っちゃったとか、心霊スポットに行っちゃったとかで祟られるパターンだと思うが、この本はそうでないところが怖い。 冒頭の地下にぐるぐる降りていくイメージ、降り積もる灰などの描写も、不気味な雰囲気たっぷりだ。 また、途中まで読者も主人公と一緒

          2023年に読んだ本

          自分が正しいと思っていない?「正欲」を読んだ

          自分が今まで生きてきた世界は、きっと小さいのだろうなとは思ってはいたものの、この話を読んだ後は、思っていたよりもっともっと小さい世界しか知らなかったのだと、今まで思っていた以上に、自分はなんと浅はかな考えしか持っていなかったのだと衝撃を受けた。 この話にはいろいろな人が登場する。 その登場人物が絡み合い、冒頭の事件につながっていく。 子供の不登校という問題を抱える啓喜、啓喜の息子は、不登校を克服しようと、YouTubeにチャレンジする。 人より感受性がゆたかで敏感な八重子、

          自分が正しいと思っていない?「正欲」を読んだ

          ひとりで出版社をやるって?「ほぼ日の學校」オンラインで島田潤一郎さんのお話を聞いた

          本以外にも見たり聞いたりしたことで、記録しておきたいなと思うことがある。 そんなお話だった。 お話を聞く前に 私の本読みはとても雑であると思う。 その時の気分で読んで、内容もすぐに忘れてしまう。 でも、本に支えらえて生きてきたという実感が、とてもある。 丁寧に大切に本を読んでこられたであろう島田さんと、そこは同じだった。とてもうれしい。 やはり私は本が大好き。 でもお話を聞く前は、どちらかというと一人で出版社ができるのかどうか、はたまたそれで食べていけるのか、ということへ

          ひとりで出版社をやるって?「ほぼ日の學校」オンラインで島田潤一郎さんのお話を聞いた

          貧困の連鎖を考えた。「黄色い家」を読んだ

          画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。 黄色が重要なイメージになっている本です。黄色という色はお金の色でもあり、幸せの象徴の色でもあります。 新聞連載時から気になってはいたが、単行本にまとまって、やっと読むことができた。 物語は、主人公「花」の視点で語られる。 「花」の母親は、花をほったらかしてしょっちゅういなくなる。 花は、そんな生活から抜け出そうと、何度も何度もチャレンジする。 しかし、そのたびに不幸に見舞われ、決して高望みをしていないのにもかかわら

          貧困の連鎖を考えた。「黄色い家」を読んだ

          梨花と私はどう違うか?「紙の月」を読んだ

          タイトル画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。タイの街並みですが、冒頭に出てくるタイの街は多分もっと田舎なんだろうと思います。日本人はタイという土地が好きなのか?それとも逃亡にはちょうどいいからタイなの? 冒頭、梨花はすでにタイに逃亡中だ。日本人にあうが、自分のことを知っているのではないかと警戒する。 梨花は、大金を横領した。この時点で、そのニュースは日本全国で報じられ、梨花は日本では既に犯罪者として、有名人だ。 どうして梨花は、大金を横領する羽目になったの

          梨花と私はどう違うか?「紙の月」を読んだ

          老後には2千万円必要だそうなのだが、我が家は大丈夫だろうか?「老後の資金がありません」を読んだ

          笑った笑った。めっちゃ面白いです、この本。 ドタバタ劇ではありながら、大事なことをしっかり伝えてくれる、そして最後には心温まる展開で、さすがの垣谷美雨。 少し前に聞いた話によると、年収800万円から1000万円くらいの家庭が、一番生活にお金をかけすぎて、貯金ができないとかなんとか。 まさに、この本の主人公、篤子の家がそんな感じ。 篤子は50代、パート主婦だ。そんな派手な生活はしていない。しかし、子供二人を大学まで行かせて、貯金が1200万円。 しかし、娘の結婚に始まって、い

          老後には2千万円必要だそうなのだが、我が家は大丈夫だろうか?「老後の資金がありません」を読んだ

          素敵な作品を生み出している三國万里子さんをもっと知りたい!「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」 を読んだ

          「みんなのフォトギャラリー」からタイトル画像をお借りしました。テーマにピッタリで、シンプルなところも、なんだかかわいいところも素敵。 私は、編み物が全くできない。何回かチャレンジしたけれど、仕上がったことがない。せっかちでおおざっぱすぎるのだろう。ミシンは好きで、手で何かを作ることもとても好きなのに。 三國万里子さんの作品は、主にほぼ日で目にしていて、素敵なのはもちろん「編んでみたい」と思いつつ、絶対無理だろうな・・・と半ばあきらめ、素敵な作品群を鑑賞するにとどまっていたの

          素敵な作品を生み出している三國万里子さんをもっと知りたい!「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」 を読んだ

          「科学と神秘のはざまを解く 気のはなし」を読んだ 2023/10/05

          見出し画像は、みんなのフォトギャラリーからお借りしました。美しい。 「健康の話」のほうを先に読んで、その続きのような感じで、「気のはなし」も読んでみました。 健康を維持するのって、一日一日心がけて時間を割かないとすごく難しい。 だけれども頑張って時間を割いていれば、そのほかの時間は、割と調子よく生きられるということを知って、細々実践しています。 若林理砂先生の著書は、更年期を迎えたころに「大人の女におやつはいらない」も読みましたが、私には、「健康の話」のほうがグッときました

          「科学と神秘のはざまを解く 気のはなし」を読んだ 2023/10/05

          「死ぬまで生きる日記」を読んだ 2023/09/27

          見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。 こんなに年を重ねても、「生きにくいなー」と思ってしまうことがまだまだある。本当はきっと死にたくはないのに「死にたい」と思ってしまうこともある。 土門蘭さんも「死にたい」と思ってしまうらしい。 カウンセラーの出す答えが知りたくて、手に取った。 書くことを仕事にしておられる方だけあって、「死にたい」と思ってしまう気持ちがどういうものなのか、すごくわかりやすく伝わってくる。 生きたいと思っていても、「死にたい」と思っ

          「死ぬまで生きる日記」を読んだ 2023/09/27