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独り言

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散々吐き散らかした、ため息は何処へ消えたの

散々吐き散らかした、ため息は何処へ消えたの

僕はここにいるよ
そう叫ぶのに
声が出てこないんだ

あの子の髪が揺れるのを
見つめる事しか出来ずに

君の帰りを待つ

意味なんてないって
自分にそう言い聞かせる

丸っこいのが、いい。

丸っこいのが、いい。

結局思う所、丸がいいんだって。
地球も人間も。

角が立つなんて言うけどさ、角があるからぶつかり合った時痛いんだよ。丸かったらあんまり痛くないんだよ。

川を流れる石のようにさ、色んな事があって色んな困難があって痛くて痛くて、それで削れて丸くなる。

丸い人間でいたいのに、余計なもんくっつけて武装するからゴツゴツ角が出来ていく。

地球を下まで掘っていったらさ、途中マグマにぶつかるからそこはどうな

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最期の時。

最期の時。

自分の存在意義について定期的に考える。
しかし満足いく答えに辿り着いた事がない。
他人と比較する事しか出来ないから。

空が青過ぎる事が負担になる時だってある。
青過ぎる空にあたしはなれない。

こうやって休みの日に昼間っからビール片手に感傷的になってる時点で、社会にとって必要がない事は明確だ。

自分の大切な人に伝えておきたい事がある。

私に存在価値はない。

だけど、居なくなるという哀しみを

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太陽みたいな人。

太陽みたいな人。

いつだって、光を与えてくれる。
それはとても暖かくって、いつまでも包まれていたくって、安心するんだ。

それでも、そんな光が怖くなる時がある。

朝なんてこなければ良い
今まで何千回と願っただろうか。

それでも朝になれば太陽は昇ってくる。

それなら自分の目を潰してしまえば良い?
二度と太陽の光なんて見えなくなってしまえば良いように。

いつまでも追いつけないと思っていたけれど、そうじゃなかった

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愛してる、そう言いたいだけなのに

愛してる、そう言いたいだけなのに

夜の海、真っ暗で何も見えない
波の音だけが響いている
あたしは1人膝をかかえて
その音が止むのを待っている
手を離してしまえば
一瞬でバラバラになってしまうから

どこから湧いてくるのか、ふと汚い感情が押し寄せてくる瞬間がある

考えたくもない、被害妄想でいっぱいになる

そして、誰も信じれなくなって

人を傷付けていく

もう何千回も繰り返してきた

次はきおつけようって思ってるのに、

自分じ

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五月病

五月病

憂鬱がくっきりと形になって降り注ぐ

痛くて、痛くて、

それでもこの場所から動き出す事が出来なくて

降り注ぐ憂鬱に身を削られていくのを

手を握りしめて耐えている

なぜだろう、たまに考える
幸せばかりじゃ生きていけないのに、
少しの孤独と切なさを絶望までに感じてしまう時がある

大丈夫って自分に言い聞かせてたいた筈なのに

今日はほんの些細な事が、鋭く刺さる
それが五月病ってやつなのかな

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迷子

わたしはたまに、迷子になる。

勿論、本当の迷子ではなくて、自分自身がなんだったのか、何を大切にしてきたのか、何を思って生きてきたのか、考えてきた事、全部全部忘れてしまう。

そんな時は世界の誰よりも悪い人になった気分になる。何も考えたくなくなって、目の前にあるもの全てが要らないもののように見えてしまう。

大切な人は誰?大切な物は何?

大嫌い、大嫌い、大嫌い、

自分なんていなくなってしまえ

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孤独さえも愛してみたい

孤独さえも愛してみたい

大きな水槽の中にたった1匹だけいる熱帯魚

月の光で水面が照らされている
鱗の光も煌めきだして

どこにいるのかわからなくなる

あたしはガラスの外から眺めていて

その魚が見えなくならないように
必死に目で追い続ける

でも、目は開いている筈なのに
視界から消えてしまいそうになる

雲が月を隠す

それに合わせて私も目を閉じる

素敵な夜、おやすみなさい

ありがとうとさようなら

ありがとうとさようなら

曇りの日は気分まで曇っていく

部屋の隅にはFコードが弾けないままのギターが置かれてる
それでも手放せないのは君と一緒に買ったものだから

幸せの意味とか今は考える事すらしない
それってつまり幸せになったからかな?

君に答えを求める事もなくなった
自分で答えを探し出せるから

それでも少しだけたまに寂しくなるんだ

そんな時はビールでも飲もう
ノンアルコールだけどね

大好きだった君にさようなら