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誰かの余白でありたい

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散々吐き散らかした、ため息は何処へ消えたの

僕はここにいるよ そう叫ぶのに 声が出てこないんだ あの子の髪が揺れるのを 見つめる事しか出来ずに 君の帰りを待つ 意味なんてないって 自分にそう言い聞かせる

    • 知ってたか?

      知ってたか? 「神様ってさ、実は良い人そうに見えてめちゃくちゃ意地悪なんだよ」 「いきなりお前何言ってんの?笑」 「いや、みんな何かってと神様は凄いやつだとか神様はお空の上から見てるから頑張ったら良い事があるとか、言うじゃん? でもよ、実はめちゃくちゃ意地悪なドSで、いきなり試練とか与えてくんの笑 絶対越えられないようなやつとか、大事な人を奪って行っちゃったりとか、、、 だからさそんな時はもう、お金あげるんでごめんなさいって言うしかないわけで お賽銭投げて頭下げるしか

      • 水平線

        あの少年は一体どこに向かっているのか そんな事をぼんやり考えながら、その先にある海に目を向ける そしてその瞳に映る海があんまりに綺麗で思考が止まった 今日もいつもの朝 8時55分の電車に乗ってイヤホンで音楽を聴きながら携帯をチェックする いつもなら電車にいる間は携帯の画面から目を離さないのに、今日だけは何故かそんなSNSの世界に疲れてしまって、携帯から目を離してみる するといつも見ている筈の景色がなんだか違うものに見えた そしてあの少年を見つけた 声をかけなければ

        • 小春日和

          暖かい。 11月も、もう終わるというのに外は風がなく日の下にいると暖かい。 小春日和ってやつ。 お昼休み、少しだけ世界と離れたくて外に出る。 タバコを吸う人、お弁当を食べる人。 私もそこに混ざってタバコをふかしながらイヤホンで音楽を聴く。 なんか全部どうでも良くなった。 悩んでた方とか心配事とか。 どっかにいってしまう。 太陽の光を浴びてる間だけは、優しい気持ちでいられる気がする。 午後からも頑張ろう、なんてとこまでは思えやしないけど、少しだけ気分が良い。

        散々吐き散らかした、ため息は何処へ消えたの

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        記事

          丸っこいのが、いい。

          結局思う所、丸がいいんだって。 地球も人間も。 角が立つなんて言うけどさ、角があるからぶつかり合った時痛いんだよ。丸かったらあんまり痛くないんだよ。 川を流れる石のようにさ、色んな事があって色んな困難があって痛くて痛くて、それで削れて丸くなる。 丸い人間でいたいのに、余計なもんくっつけて武装するからゴツゴツ角が出来ていく。 地球を下まで掘っていったらさ、途中マグマにぶつかるからそこはどうなるかわかんないけど、いつか本当にブラジルの人に出会えるのかもしんない。 そんな

          丸っこいのが、いい。

          五円で買える消しゴム

          ボールペンと消しゴム、合わせて110円です。 ボールペンは消しゴムより100円高いです。 消しゴムはいくらですか?? 今日、こんな問題を出された。 これはひっかけ問題。 普通だったらボールペンは消しゴムより100円高いから消しゴムは10円だと考える。 しかし、それは間違いだ。 x+100x=110 答えは5円。 私は真っ先に思った。 5円で買える消しゴムなんてあるもんか。 10円ならまだしも、今のご時世そんな事はない。 そんな先入観が邪魔をして答えを導き出せなか

          五円で買える消しゴム

          思いやり 沢山沢山遠回りしたけど、そこだった。 結局人に良くみられたいからでしょ?なんて言葉も聞き飽きたよ。 それにそれも事実。 それがあたしの出した答えだから。

          思いやり 沢山沢山遠回りしたけど、そこだった。 結局人に良くみられたいからでしょ?なんて言葉も聞き飽きたよ。 それにそれも事実。 それがあたしの出した答えだから。

          やはり140字では、足りなかった。 隣では娘の自転車を修理しているお父さんがいる。 それを横目に私は缶チューハイとタバコを片手に物思いにふける。 夏が終わる、この時期が好きだ。 あぁ、そろそろ時間かな? 戻らないと。

          やはり140字では、足りなかった。 隣では娘の自転車を修理しているお父さんがいる。 それを横目に私は缶チューハイとタバコを片手に物思いにふける。 夏が終わる、この時期が好きだ。 あぁ、そろそろ時間かな? 戻らないと。

          言葉を紡ぐ事になんの意味があるのだろうか。 ふと、考える。 この140字だけ打ち込める枠の中。 私は何を紡ぎたいのだろうか。 色々な事を我慢しては、この我慢の意味を問う。 そして、ヤケクソになって全て失う。 こうやって生きてきた中に意味はあったのだろうか。

          言葉を紡ぐ事になんの意味があるのだろうか。 ふと、考える。 この140字だけ打ち込める枠の中。 私は何を紡ぎたいのだろうか。 色々な事を我慢しては、この我慢の意味を問う。 そして、ヤケクソになって全て失う。 こうやって生きてきた中に意味はあったのだろうか。

          最低までも愛してよ。

          君と出会ったのは、冬が終わった頃だった。 まだ少し肌寒い日々はあるものの暖かい風が吹き始めて、桜が芽吹く頃。 なんにも上手くいかなくて、自暴自棄になってたけど、君と出会って日常が彩っていった。 愛してる。好きだよ。 お互い沢山言い合って、抱きしめ合って、愛が溢れていたと思ってた。 でも、君は違ってたんだよね。 愛の全てを私に注いでくれる事はなかった。 君の中にはもう1人愛してた人がいて、私への愛はきっとその半分しか貰えない。 「君なんて最低。だけど、愛してる。」

          最低までも愛してよ。

          最期の時。

          自分の存在意義について定期的に考える。 しかし満足いく答えに辿り着いた事がない。 他人と比較する事しか出来ないから。 空が青過ぎる事が負担になる時だってある。 青過ぎる空にあたしはなれない。 こうやって休みの日に昼間っからビール片手に感傷的になってる時点で、社会にとって必要がない事は明確だ。 自分の大切な人に伝えておきたい事がある。 私に存在価値はない。 だけど、居なくなるという哀しみを知っている。 私の大切な人達にその哀しみを背負わせる事はしたくない。 だからさ

          最期の時。

          少しだけ、肌寒い朝

          肌寒い朝、あぁ昨日の夜、窓を開けて寝たからか でも、こうやって布団にくるまって感じる暖かさが心地よい いつまでも布団から出たくなくて 今日は土曜日 もう少しだけこのままでいても良いかな この時間がたまらなく幸せ 今日は早起きして良かった、なんて思うんだ 冬が来るのも、もう怖くない、そう思わせてくれてありがとう あぁ、洗濯物回さなきゃいけない ゴミも出さなきゃいけない 無理矢理自分を起こす、そんなのも嫌いじゃない そうやって、思えるのもみんなのおかげ ありがと

          少しだけ、肌寒い朝

          夏が終わる。

          最近、蝉の声を聞かなくなった 少し前までは耳が痛い程に鳴く蝉達の声は、夏の暑さも混じって少し鬱陶しく思う反面、どこか嬉しくも思っていた いつも歩くこの通勤路も夏の間は少しだけワクワクしながら歩いていた 私はどこにもでいるOLってやつ。社会人になり、都会にやってきた 今まで実家暮らしの何不自由のない生活を送ってきたのだが、突然それが退屈に思い、知り合いなんて誰もいない場所へたった一人で自分の力だけで生きてみたいと思い、都会への就職を決めた 案外就職活動は上手くいき、労働条

          夏が終わる。

          空の青さに意味はあるのか

          閉鎖された空間、淀んだ空気、何が混ざっているのか分からない独特な匂い、 ここには窓がない。正確には窓風のサッシはあるが大抵、開く事は出来ない。 そう、ここはラブホテルの一室だ。 私はデリヘル嬢。歴は2年。22歳。 仕事場のプロフィールは19歳になっているが、私自身、たった3歳のサバをよむことに意味があるのか分からずにいる。 オーナー曰く、20歳を越えないラインが丁度良いらしい。 そんな男心もあるんだなぁと初めは驚いたものだ。 しかし、常連さんの数人は私の実年齢も知って

          空の青さに意味はあるのか

          太陽みたいな人。

          いつだって、光を与えてくれる。 それはとても暖かくって、いつまでも包まれていたくって、安心するんだ。 それでも、そんな光が怖くなる時がある。 朝なんてこなければ良い 今まで何千回と願っただろうか。 それでも朝になれば太陽は昇ってくる。 それなら自分の目を潰してしまえば良い? 二度と太陽の光なんて見えなくなってしまえば良いように。 いつまでも追いつけないと思っていたけれど、そうじゃなかった。 太陽はいつだって同じ速度で回っているだけ。 だからこそ夜の静けさも必要。

          太陽みたいな人。

          愛してる、そう言いたいだけなのに

          夜の海、真っ暗で何も見えない 波の音だけが響いている あたしは1人膝をかかえて その音が止むのを待っている 手を離してしまえば 一瞬でバラバラになってしまうから どこから湧いてくるのか、ふと汚い感情が押し寄せてくる瞬間がある 考えたくもない、被害妄想でいっぱいになる そして、誰も信じれなくなって 人を傷付けていく もう何千回も繰り返してきた 次はきおつけようって思ってるのに、 自分じゃどうしようもなくって ただ、本当の事を言えばいいだけなのに 目の前に見える

          愛してる、そう言いたいだけなのに