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全ての人間がもっとも望むものは何か

ここ数日のニュースというか、
ここ数年の流れというか、

そういうものを見ながら、いつも
思い浮かべる話の1つに、

ガウェインの結婚というのがあります

アーサー王、円卓の騎士などが好きな人は
この名を聞いたことがあるかもしれません

壮大なアーサー王物語の1節ですが、
現代に通じるお話です

このお話の中で核となる部分は

全ての女性が最も望むものは何か

という問いです
この問いに対する答えは

自らの意志を持って生きる事

でした
中世ヨーロッパという時代と環境で
女性が意志を持って生きることは
非情に難しい時代だったはずですし、
そもそも、こうした考え自体今でいう
炎上ネタだったはずです

それから、数百年…

僕たちはテクノロジーと文化の発展により

意志を持つこと

は比較的、実現可能な社会になりました

しかし、それとは対照的に

意志を持った人間への抑圧

というのは未だになくならないことは
身近な様々な話題から感じる事ができます

・芸人の【謝罪】会見
・芸能界への公取委の【注意】
・パワハラ、セクハラ、モラハラ
・いじめ、虐待
・不用意な切り取り批判
・意志を持つ者への誹謗中傷
・政治や選挙に対する個人の考え
………など………

こうした話の1つ1つにつながりは
ないにしても、

意志が抑圧される環境

を創り出しているのはいつも人だという事実
男女の区別なくあるのだという事実は
受け容れざるを得ません

つまり、

意志を持てない辛さを抱えた時代も
意志だけは持てるようになった現代も

結局は、抑圧される

という現実は変わっていないわけです
ガウェインの結婚から700年が過ぎた今も
何も変わっちゃいないわけです

しかし、誰もが意志を持てるということは
冷静に考え、適切に行動すれば

全てが抑圧されない環境はちゃんとある
伝えられない意志は無い

ということを、2人の芸人が会見で
立証してくれたと思います

どこにいるか
誰といるか
何を着るか

まさに良い意味でマッチした会見に見えました

意志を伝える服を着て
メディアのジャーナリストたちを相手に
自分たちで準備した会見の場にいた

ということです

会見でも語られていましたが、
ネット配信の生放送にこだわったのは
メディアの第一線で活躍してきた彼ら
だからこそ、

相手がどういう人間か

をよく理解していたでしょうし、

情報を受け取る現代の環境

も彼らなりに理解していたはずです

それらを踏まえた上で、

自分たちが伝えたいこと

をキチンとまとめ上げて
決してブレることなく伝えたから
流れが変わったと思います

基本的に、謝罪する場面では

黒のスーツ

は本来おススメではありません
むしろ、最も避けた方が良い色です

なぜかというと、黒は

威圧的、防御、聞き入れない

という謝罪とは異なるメッセージが
強く表に現れる傾向があるからです

しかし、今回の場合においては
むしろ、功を奏したと言っても過言ではありません

なぜなら、威圧的や防御とは異なる

強い信念

という側面を上手く表現していたからです

つまり、

・自分たちの口で謝罪がしたい
・当事者としての説明責任を果たしたい

という明確な意志と内容の合致です

記者の人たちは終始意地悪な質問をします
これは常日頃そうだと思います
だからこそ

そのトラップには引っかからない
伝える【べき】ことだけ伝える
おかしな質問にはNOを言う

ということに終始徹底できたのだと思います

加えて、語られた内容が内容なだけに

強い外圧に耐えてきた状態
強い外圧に抵抗する決意

といったものも伝わりやすかったです

また、両者のネクタイの色も、
両者の語ったことをサポートしてくれました

宮迫さんは、ネクタイも黒にすることで
まるで喪服のようになり、

刺し違えても意志を通す姿勢

が現れましたし、亮さんは
濃い青のネクタイにすることで

常識をもった、慎重かつ冷静な姿勢

となって、伝えたい意志をサポート
していたように思えます

事実と真実は違う

ということは往々にしてあるので
真実がどうなのかはここでは
述べませんけど、少なくとも

2人の意志

は伝わったのではないかと思います
それは、後に続いた関係者たちの声
に反映されていると思います

他の謝罪会見では同じような服装で失敗が
多く見受けられますが、
今回の2人と違うのは、

誰といるのか
どこにいるのか
何を着るのか

のすべてにおいて理解不足なのと、
【黒】の防御的な側面が【保身】
という形に増幅されてマイナスに強く働いたからです

今回の会見では、それらがプラスに働き
2人の人間性と会見の内容と見た目が
絶妙なバランスで合致したことが
ここ最近の謝罪会見では見られない
流れを変えるような会見になったのだと思います

全ての人間が最も望むもの

という、700年前のファンタジーから今なお
変わらないこの課題における答えを
現代の僕たちが手にするには、

場面に応じた明確な意志と
その場に応じた適切な見た目と
日頃の自分の人間性

という

見た目と内面の絶妙なマッチング

が必要であり、それらは
現代だからこそ、実現可能だと
いうことを忘れてはいけません

しかし、こと、見た目においては
日本人は適切に学ぶ機会が極端に
無さすぎるので、

言葉だけの力技

に頼ろうとするのだと思います
そうではなくて、言葉を補う
見た目の科学を正しく学べば
もっと楽に、そして、自由に
伝えたい意志が伝わり
抑圧されることも激減すると
思います

意志は持っているが
抑圧されて悩んでいる

ということがございましたら、
ご自由に連絡ください

共に意志を通せる世の中にしていきましょう


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