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#イラスト

美大生にとっての生成AIの話

※当記事では生成AIの是非(適法性/違法性)について言及しない。

かつてはコップに入った猫を「猫である」と判断できなかったAIが、本格的に絵という分野に進出してから数年が経った。
初めこそよくわからない抽象画のような風景やラーメンを手づかみで啜る樋口円香を笑っていた私達に、現在の混沌とした状況は想像できただろうか。

よりにもよって、そんな絵という分野の過渡期に美術大学のデザイン科に進学を決めて

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ひたすらAI絵をやってたら絵が描けるようになってた話

ひたすらAI絵をやってたら絵が描けるようになってた話

こんにちは、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が大好きなおじさんです。「水星の魔女が好きすぎて、AI絵をひたすら生成してたらいつの間にか絵が描けるようになっていた」という妙な体験をしたので、それについて記事を書いてみようと思います。具体的にどれくらい?というと、特に練習していないのにこれくらい変わっていました。

 始めにお断りしますが、この記事は、「AI絵をやるのがお絵描き上達への近道だョ!」だと

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bioに「AI学習禁止」と書くのはやめた方がいいと言う話

結論から言うと「絵の無断使用禁止」と書いた方がいいです。
そっちの方が効きます。自己防衛のためなら「AI学習禁止」ではなく「無断使用禁止」です。

なぜなら「AI学習禁止」には意味が無いからです。むしろ悪い効果があります。
嫌がらせをする悪い奴に下に見られ目をつけられるのです。

この記事はAI推進派が書く記事です。記事の中にもAIイラストが多数使用されてるので、AIアレルギーの方はもうここで引き

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AI生成で30万枚作ってわかったこと

AI生成で30万枚作ってわかったこと

2022年の8月ころから生成AIとの付き合いを開始して、最初はMIDJOURNEY(初期バージョン)から始まり、NAIに移行し、MIDJORNEYのバージョンが上がって、NIJI-JOURNEYを少し触ったあたりで、RTX4090を買ってStable-Diffusionのローカル環境に場所を移しました。

2022年8月から2023年2月まで、だいたい一年と200日(約565日)
生成枚数は32万

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フリーランスのイラストレーター15年目です。

フリーランスのイラストレーター15年目です。

初めまして、イラストレーターのマルオアキコと申します。
兵庫県姫路市在住。夫と子ども2人、猫2匹と暮らしています。

読書とビールと猫が好きです。

フリーランスでイラストレーターをしており、
今年で15年目を迎えました。

主に子ども向けのかわいいイラストを描いており、
児童書・教材などのお仕事を多くさせて頂いています。

最近では、かわいいタッチの大人・かわいい風景・動物もよく描いています。

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絵を描くことが好きな私がファーストキャリアに映像業界を選んだ理由

絵を描くことが好きな私がファーストキャリアに映像業界を選んだ理由

2023年4月にLIGHT THE WAYに入社した水野有彩と申します。この記事では元々イラストレーターになりたいと考えていた私が映像制作をメインとするLIGHT THE WAYに入社した経緯や、趣味や今興味を持っていることなど自身のことについて紹介できればと思います。

LIGHT THE WAYに入社する前は、武蔵野美術大学デザイン情報学科にて学んでいました。様々な専攻分野がある中で、グラフィ

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イラレの生成AIが凄いので Live - 2023/10/11 Adobe MAX 2023

イラレの生成AIが凄いので Live - 2023/10/11 Adobe MAX 2023

Adobe Illustraor 28.0に搭載された生成AI(ベクターグラフィックの生成)が衝撃的だったので、このページにまとめていきます。

イラレの生成AIの探求は以下の新しいページに掲載しています

新しいイラレ生成AI関連ページイラレの生成AIでハロウィンのイラストを描こう!

Live - 2023/10/14-15
Adobe Illustrator「イラレの生成AIを探求する」ライ

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商用利用が可能なAIアート用画像生成AI、EmiとManga Diffusionを無償公開

商用利用が可能なAIアート用画像生成AI、EmiとManga Diffusionを無償公開

はじめにこんにちは、AI Picasso社の開発チームです。今日は、皆様に重要なお知らせがあります。AIアート用画像生成AI、Emi (Ethereal master of illustration) を商用利用可能で無償公開します。この画像生成AIは商用利用が可能であり、追加学習において無断転載画像を学習していません。
Emiは以下のURLにて無料で利用することができます。

Emiは以下のUR

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まだ知らないイラストと出会うスマートフォンアプリ『pib』の基本的な使い方

まだ知らないイラストと出会うスマートフォンアプリ『pib』の基本的な使い方

「pib(picture in bottle)」は、創作イラストを楽しむことができるスマートフォンアプリです。アプリを開くだけでボトルメールのように毎日さまざまなクリエイターのイラストが届き、「好き」な作品を集めていくことで今まで知らなかった自分の好みが見えてくるかもしれません。

このnoteでは、pibの基本的な使い方についてお伝えしていきたいと思います。

創作イラスト向けスマートフォンアプ

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漫画未経験のエンジニアが今のAIで漫画制作にトライしてみた記録2023年夏時点版

漫画未経験のエンジニアが今のAIで漫画制作にトライしてみた記録2023年夏時点版

画像生成AIの躍進が目覚ましい。エンジニア兼SF作家の筆者としては、AIが絵を描けるようになるのなら、絵が描けない自分でも漫画制作ができるようになるのではという期待があった。実際に2022年の末頃にはstable diffusionを使った漫画制作UIのプロトタイプを作ってみたこともある。

それから半年以上の月日が経ち、世の中でもMulti ControlNetやLoRAなどの画像生成AIを制御

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大人になってから絵が描きたい人のための三ヶ月上達法の前準備


注意・キャラクターの絵が描きたい人のための記事
・三ヶ月上達法をベースにしてます。イラストレーターのさいとうなおきさんが紹介しているものなので詳しくはこちら

・この記事でいう「絵が上手くなる」という言葉は、デッサン崩れがなくなったり、線が上手く描けるという意味
・線画が上手くなるまでの話が中心なので、塗りの話ではない

この記事の目的参考にしている絵描きさんの線、絵柄に近づけるようになる。

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UIデザインの「あれ」の名前を知ろう

UIデザインの「あれ」の名前を知ろう

こんにちは。ドヴァ マーケティングサービス部所属デザイナーのマリコです。

WebのUI・UXデザインの仕事をしていると、デザイナー同士なら「ここのデザイン、コレをこうしたい(身振り手振り)」だけでほとんど伝わるけど……、クライアントに説明するときはそのイメージと一緒に、正式名称で正しく伝えるようにしよう、と思うことがよくあります。

でも、パーツデザインの名称って意外と知られていないものが多

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画像生成AIプロテクター「Glaze」の意義と使い方まとめ

画像生成AIプロテクター「Glaze」の意義と使い方まとめ

どうも、よー清水です。
さて、ここ最近、AIの話を聞かない日がないほど世間がAIに沸いています。

とりわけStable Diffusionをはじめとする画像生成AIはこれまで絵を描いてきた人から見ると色々と複雑な心境な人も多いと思います。

僕は画像生成AIについては「権利者に許諾なしで作品を使う」という1点が気に入りません。AIや技術の進歩は歓迎し、実際に活用したいと考えていますが、著作権など

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