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仕事の記録と記憶

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仕事の記録と記憶です。
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記事一覧

僕とその方以外、だれにも見せないインタビュー記事を書いた

僕とその方以外、だれにも見せないインタビュー記事を書いた

自分とその方以外、だれにも見せないインタビュー記事を書いたことがある。

僕が取り組んでいた個人向けインタビュー記事制作サービス「Life Stories.」で、あるとき依頼をいただいて、書いたのだ。

リクエストは、「公開せず、自分だけのお守りとして持っておきたい」というもの。そう、記事は公開しない。誰かに自分を披露するための記事ではなくて、自分のための記事をつくりたい、とのことだった。

お守

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もう人間関係に「3つの“ing"」はいらない、なんて言わないよ絶対。

もう人間関係に「3つの“ing"」はいらない、なんて言わないよ絶対。

誰が言ったかしらないが、恋がはじまるためには「3つの“ing"」が必要らしい。3つの“ing"とは「タイミング(timing)」、「フィーリング(feeling)」、「ハプニング(happening)」。

うるせぇ!と、ほんとはいいたい。
こういう鉄板メソッドみたいなものにのっかるのは、ひねくれものとしての僕としてはすこぶる悔しい。

だけど、これまでの恋愛をふりかえってみても3つの“ing"が

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僕らの表現はなぜ相手に届かないのか。「伝える」と「伝わる」のちがい

僕らの表現はなぜ相手に届かないのか。「伝える」と「伝わる」のちがい

先週末、ぎふメディアコスモスを会場として開催されている「メディコス編集講座」で、グリーンズのスズキコータさんに声をかけてもらい、ゲスト講師をつとめさせていただいた。

テーマは「写真も撮れる編集・ライターになるためのインタビューカットの撮り方」。

そもそも自分ができてるのか?!とツッコみたくなるお題で恐縮しつつ、あとぎっくり腰でうめきつつ、いざ岐阜市へ。

まずもってメディコスという場所がすごく

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写真展 『家族の輪郭』 2022.2.21〜2.27に開催します

写真展 『家族の輪郭』 2022.2.21〜2.27に開催します

私、生き方編集者・山中康司がこれまで撮りためてきた「家族写真」を展示する写真展 『家族の輪郭』の開催が決定しました。

「家族」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょう?

ひとつの家で、両親と子ども、場合によっては祖父母が一緒に暮らす、ぬくもりに満ちた場所--つまり、サザエさんの磯野家や、クレヨンしんちゃんの野原家を、「理想の家族」としてイメージする方もいるかもしれません。

しかし、現代

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仕事依頼&過去の仕事実績まとめ

仕事依頼&過去の仕事実績まとめ

はじめまして、生き方編集者の山中康司です。

このnoteでは、僕のできることや、仕事実績をまとめています。

なにかご一緒させていただけるかも! という方は、ぜひぜひご一読ください。カップラーメンができあがるくらいの時間で読めます。たぶん。

プロフィール

人生の物語に関するあれこれに取り組んでいます。関心領域はキャリア、ライフスタイル、ソーシャル、ローカルなど。関わっているプロジェクトは、「

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家族はあるもの?なるもの?「拡張家族Cift」を取材しました。-執筆後期-

家族はあるもの?なるもの?「拡張家族Cift」を取材しました。-執筆後期-

2017年に始まり、血縁によらないあたらしい家族のかたちの社会実験として話題になった「拡張家族Cift」。

代表を藤代健介さんから石山アンジュさんたちへバトンタッチするということで、藤代さんと石山さん、Ciftのコミュニティづくりに関わる横沢ローラさんを取材してきました。

話は自然と、「家族になるとはどういうことか」という方向へ。

石山さん:Ciftには働くことが好きで、「自分のためにだけに

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写真には生き様があらわれる。

写真には生き様があらわれる。

最近、写真に本腰を入れている。

何事も上達するには、まずは「見る目」を鍛えることが大事だ。おいしい料理を作るにはおいしさがわかる必要があるし、きれいな絵を描くにはきれいさがわかる必要がある。

おなじように、美しい写真を撮るには美しさを見極める「目」が必要なのだ。

そんなわけで、普段からたくさんの写真に触れるようにしてる。「この方の写真、めちゃくちゃ素敵だな!」と思う方は何人かいるのだけど、そ

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賞味期限のながい記事を書きたい。

賞味期限のながい記事を書きたい。

記事にも賞味期限がある。

時流に沿った旬な情報を盛り込んだ、賞味期限の短い記事と、時流に関係ない情報を盛り込んだ、賞味期限のながい記事と。

どちらがいい悪いではないけど、僕は賞味期限のながい記事を書きたいのだ。(あんまり最新の情報に興味がないから、時流ってものがよくわからないんですよね…)

僕の好きな言葉に「epiphany(エピファニー )」というものがある。「その人の本質があらわれる瞬間

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ラジオの言葉はふにゃふにゃしてる。

ラジオの言葉はふにゃふにゃしてる。

ラジオいいわぁ。

永田町で家庭料理カフェ&ケータリングを運営する「tiny peace kitchen 〜おしゃべりな台所〜」さんの「タイニーのご自愛ラジオ」に出演させていただきました。

▽youtube

いやはや、noteやインタビューでは言わないことまで、のんのんとしゃべってしまった。

文章を書くと、どうしても思考を整理されたかたちで見せることになってしまいがち。ですが、音声だと整理さ

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個人向けインタビュー記事制作サービス「Life Stories.」を始めました。

個人向けインタビュー記事制作サービス「Life Stories.」を始めました。

その人に合わせて仕立てられた服みたいに、その人のかっこよさ、美しさ、さびしさ、哀しさ、人間くささが際だつような、世界にひとつのインタビュー記事をつくりたい--。

なんてことを思って、個人向けにインタビュー記事制作サービス「Life Stories.」を始めました。

「Life Stories.」とは?

自分の想いや活動内容を、もっとうまく説明できたら……

そう思ったことはありませんか?

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「公開生き方編集会議」を、6/3に開きます。

「公開生き方編集会議」を、6/3に開きます。

わたくし、自分の話をするのが苦手で、「相手の時間を奪うの申し訳ない」と思ってたんです。

(自己紹介もちょっぴりこわさがある。)

でも、自分の話をすることは時間を奪うことじゃなく「あなたと同じ時間を生きていたい」と伝える行為だと思えてから、ちゃんと自分の話をしようと思うようになりました。

苦手なので、うむむと試行錯誤しながらですが。

このごろは、Twitterやnoteをフォローしてくださる

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働き方の当事者研究、はじめました。

働き方の当事者研究、はじめました。

先日もnoteで「シェアードワークプレイス「co-ba ebisu」のコミュニティ・グローサーとして、「働き方解放部をつくりたい!」なんて書きました。

「働き方解放部」は、このnoteで紹介したような「なにか新しい一歩を踏み出す人同士が、おたがいの困りごとややりたいとを一緒に研究し合える関係性」を持つ仲間。キャリアの当事者研究をする仲間、と言ってもいいかもしれません。

「co-ba ebisu

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お仕事定点観測【2020年3月】

お仕事定点観測【2020年3月】

最近はコロナウイルスの影響もあり、世の中もフワフワしている感じがあります。

先月の「お仕事定点観測」ではそんなことを書いてました。

その時は、まあそのうち落ち着くんだろうな、なんてかるく考えていたんですが、甘かった。

今はフワフワというか、“非日常が日常化”してきてる感じすらあります。僕にかんしていえば、たとえば会議はオンラインでやるのが当たり前になってきてたりとか、電車を使わない生活が当た

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「co-ba ebisu」で、みんなと働き方の希望を編みなおしたい。

「co-ba ebisu」で、みんなと働き方の希望を編みなおしたい。

私たちの生き方は、コロナ以前と以後とでは大きく変わってくる--。

どんな変化かはまだ見通せませんが、少なくともそんな予感は、多くの方が持っているはず。

そしてそんな予感にちょっと不安をいだきます。「僕どうなっちゃうんだろ」と。

ただ、そうした転機というものは、そもそも僕らが人生を歩んでいく上でなんども経験するものなんですね。

そのことを、鷲田清一さんは「希望の編みなおし」という言葉で説明し

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