叫ぶ声に

自分を重ねると

自己愛の

陶酔を求める

声は多数

なるほどと

短を伐った痕に

残る痛みは

やはり

自分をスキかどうかの

問い合わせ

理屈くさい

人の言葉は

やはり

ハイハイと言う

勘定のなかに

淘汰される

わかってる

感情は

やはり

自己愛の

恋逢わせ

二度とないくらいに

衝撃的な

出会いの痕の

赤い糸

あなたが言った

『

       自分

         愛せない人は

           人を

              愛せないと

                                                   』

そんなことは

関係なく

私は

あなたを

愛してしまった

それは

これで

恋や

愛ではないのなら

その

感情の

答え合わせを

せめて

教えてくれないか

土俵のない

試合閑静

すべて

過渡期の

そのさきに

私と言う

唐変木は

どんな

木の種類か解いてくれ

さっぱり

わからない私は

わたしがわたしを

スキかどうかの

そんなこと

考えたこともないのに

ただただ

失恋するだけの

日

感情の空回りと

どれだけ

あなたは

自分が

好きで

人を

見てないのかと

問い詰めたいという

感情は

から廻る

縄跳びの縄のよう

空回りと

絡まる

貴方の

言葉と言う縄

亀甲縛りという言の葉は

わたしの心と

体の

自由を奪い

ただ

ただ

呆然とさせる

唖然とさせる

そんな

わたしの瞳に

映る

空

すごく

綺麗だった

今も

思う

綺麗な空

それが

どう

私に映ろうが

私は

私で

私だから

それだけで

言いと言いきれる

私は

私で

私だから

それで

いいだろうと

綺麗な空を

見ると

いつも

そう思う

そう思える

私が

好きだった