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わたしと百人一首と俳人尾崎放哉と杜甫の漢詩と松尾芭蕉の句


もろともにー

あはれと思へー

やまざくらー

花よりほかにー

知る人もなしー

ばーい 前大僧正行尊(66番)

って言う百人一首があって、

それは、

わたしが子供の頃に見た札で、

なーんかそれいつの間にか、

気になったのか、

覚えいて、

わたしが見た札には、

お坊さんが一人で後ろ姿で山道がなんか歩いていて、

桜の木が描いてあったんだよねー。

読み人はね、わたしはずーっと

"読み人知らず"

だと思っていたんだけれど、

さっき調べたらなんか名のある僧侶だったのねえw

それから、

咳をしても一人

ばーい 尾崎放哉さん

もなーんか好きで

たまに思い出して

くすっ

て笑ったりしてるの。

くすっと笑っても一人

ありゃあ、俳句できちゃたねえ、いまw

んで、この間、

つい先日、二つの言葉が同時に私の頭に

ふっ

夏草や兵どもが夢の跡

國破れて 山河在り
城春にして 草木深し

って

一緒に頭にセットで浮かんできたんだよねー。

同時に浮かんだからおんなじ漢詩だと思って調べたら

びっくりこいたというかなんというか、

夏草や兵どもが夢の跡

は完全に失念していたけれど


夏草や兵どもが夢の跡

かな: なつくさや つわものどもが ゆめのあと

季語: 夏

訳文: かつて戦場だったこの地に来てみると、

功名を競った兵士たち(義経や奥州藤原氏)の

夢のあともなく、

ただ夏草が茂っているばかりだなあ。


っていう意味の芭蕉さんが山形県は宝珠山・立石寺に立ち寄ったときの句とされているもので、

それから

國破れて 山河在り
城春にして 草木深し

これもまたまた失念していたけれど、

杜甫さんの漢詩で

春望<杜 甫>

國破れて 山河在り

城春にして 草木深し

時に感じて 花にも涙を濺ぎ

別れを恨んで 鳥にも心を驚かす

峰火 三月に連なり

家書 萬金に抵る

白頭掻いて 更に短かし

渾べて簪に 勝えざらんと欲す


しゅんぼう<と ほ>

くにやぶれて さんがあり

しろはるにして そうもくふかし

ときにかんじて はなにもなみだをそそぎ

わかれをうらんで とりにもこころをおどろかす

ほうか さんげつにつらなり

かしょ ばんきんにあたる

はくとうかいて さらにみじかし

すべてしんに たえざらんとほっす

【字解】

國破
安禄山の反乱によって国の都長安がおちて宮殿や町などが破壊されたことをいう


時世のありさま

濺涙
涙を流す

烽火
ここでは戦いのこと

家書
家人よりの便り


相当する


まったく


かんざし 外からまげにさし冠(かんむり)を固定させる

【意解】

 戦乱によって都長安は破壊しつくされたが、

大自然の山や河は依然として変わらず、

町は春を迎えて、草木が生い茂っている。

 時世のありさまに悲しみを感じて、

(平和な時は楽しむべき)花を見ても涙を流し、

家族との別れをつらく思っては、

(心をなぐさめてくれる)鳥の鳴き声を聞いてさえ、はっとして心が傷むのである。

 うちつづく戦いののろしは三か月の長きにわたり、

家族からの音信もとだえ、

たまに来る便りは万金にも相当するほどに貴重なものに思われる。

 心労のため白髪になった頭を掻けば一層薄くなり、

まったく冠を止める簪(かんざし)もさすことができないほどである。

備考

 七五七年四十六歳の時、安禄山の乱で長安の敵中に軟禁されていた際、都の春景色を遠望し、自然の悠久と国の戦乱を比べ、自らの不遇を詠じたものである。この詩の構造は、仄起こり五言律詩の形であって、下平声十二侵韻の深、金、簪の字が使われている。「唐詩三百首」に所収されている。

って意味の言葉たちがわたしになんか囁いてきたんだよねえ。

不思議だねー

って今書きながら音楽聴いてるんだけれど、

いまねー

''いつも何度でも"

流れていてねえ、

生きていく不思議〜死んでいく不思議〜

って同時に

不思議〜

って

シンクロしてたよ。

わたしは、この曲だいすきでねえ、

辛い時聴くと

泣いてしまうんだけれど

その歌詞の中でも

ゼロにーなーるからだーみーたーされていけー

って言葉が一番すきでねえ。

あー、あの、わたし、

『千と千尋』

を、パートナーと一緒に観に行ったんだけど、

ほとんどわたしそれ観ながら泣いていたんだよねーw

千尋にずーっと感情移入しちゃってねえ。

ちょうどわたしその時、社会にでたばっかりだったから、

千尋の辛さがわかっちゃってねえ。

言葉って不思議だよね。

言霊

ってほんとうにあると思うよ。

てうかあるよ。

この間なんか、友達がお金に困ってて、にっちもさっちもいかなくなってて、その人の実家のお父さんは、イオンに土地貸すぐらいの大地主らしいんだけれど、仲が悪いし、お父さんなんかわたしのこと愛してくれないのよおー。だから、私はお父さんからお金借りれないし、絶対にお金貸してなんかくれないわけー。あー、いまお父さん死んでくれたらいいのになあー

って、LINEで彼女が言ってて、

突然それから文章途切れたから、

わたしは、なんかタバコ吸いに行ったのかなー

ぐらいに思って

ボーってしていたら、

急に、彼女からLINEがまたきて、

東雲さん、ごめんなさい!

なんか、姉から電話来て、父親死んだって

言ってて、

今から実家来いっていわれてさあ!

ああ、私が死んで欲しいなんて言っちゃったからかなあ。言わなきゃよかったよ。

ほんと、ごめんねー!

って、

彼女がLINEから去っていったんだけれど、

わたしは、

言霊…

ってほあーってなってて、

荒川弘の鋼錬大好きで、全巻持っていて、

最終巻は感極まりすぎて、涙無くして見れないんだけれど、

荒川弘が、鋼錬に関して言ってた記事読んだ時に

わたしは、絶対に、キャラに人に向かって

冗談でも、ギャグでもなんでも、

キャラに、

「死ね」

って言わせない。

って言ってて、

ああ、この人は、言葉のちからと使い方が解っていて、それをちゃあんと知っている人なんだなあ。

ってわたしは思って、彼女の事尊敬しているんだよね。

お金もそうなんだけれど、

言葉で

人は救われるし

言葉で

人は死ぬんだよー

って思ってる。

ずーっと前からね。







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