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テレビを見ながらでもごはんを食べられた娘を見る妻の視点が学びだった話。

久々にテレビを観ながらごはんを食べた。

ごはん中にテレビをつけると娘がテレビに釘付けになり、
全くごはんが進まない、ということになるため
ごはん中のテレビは禁止にしていた。


が、娘が突然に提案してきた。

「パパ!今日はおやすみさいごだから、
とくべつにごはん食べながら、
パウパトのえいがを見てもいいですか!」


提案の仕方が上手で笑ってしまった。

たしかに娘にとってはお盆休み最終日だから特別。

まあたまには良いか、となり見ながらごはんを食べることにした。


いざ、パウパトの映画を見ながらごはんとなったら、
案の定、釘付けになり、
なかなかごはんが進んでいなかっった。

隣で僕もごはんを食べながら娘の様子を見て、
口と手が止まる度に、

「あさちゃん、お口の中なくなったんじゃないの?ほら、食べて〜!」

と声をかけながらしばらく食べていた。


何度か「ほれほれ、食べて〜」と声をかけて食べていたら、
妻から一言。

「でも結構減ってるよ。ちゃんと自分で食べられてる。」


たしかに、以前に比べると
テレビを見ながらでも自分で食べられていた。

なんやかんやでテレビを見ながらも
自分でしっかりと全部食べ終え、
おかわりまでした。

僕や妻が手伝うこともなく、自分ですべて食べられた。

どこで養ったかはわからないが、成長していた。


ちょっとした一コマから
娘の成長を感じられてあったかい気持ちなりつつも、
妻の一言に大事なことが詰まっているな〜と感じた。


僕は娘の隣で
「ほれほれ、食べて〜」
「口空いたよ〜食べて〜」
と、

テレビを見ると口と手が止まる娘の
できていないことに目を向けて
それができるように促していた。


でも妻は違った。
できていることに目を向けていた。


テレビに釘付けになって
ごはんがおざなりになっている場面もあったけど、
そんな中でもできていることに目を向けて
そこを褒めていた。


褒められた娘は
「そうでしょ!できるのよ!」
と言わんばかりに嬉しそうに
パウパトを楽しみながらごはんを食べていた。


この「できていることに目を向ける」ってめちゃくちゃ大事。


僕はできていないことに
目を向けようとしてやっていたわけではなくて、
無意識的にそうなっていた。

何かとできていないことに目を向けてしまうのが
癖づいているのか、そうなっていた。


でもそれだと当然言われた本人はいい気分はしない。

言われ続けていたら、きっと
「私は何かとうまくできないんだ」
という呪縛に取り憑かれるかもしれない。

それじゃあ楽しくない。


できていないことがある分、できていることもある。

その両面があることを自覚して、
できていることにより目を向ける。

そうするとできていないことへの取り組み方も
「よーし、できるようになるぞー」
なんて前向きな姿勢に変わってくると思う。


物事の捉え方一つで行動が変わる。


子どもに対しての接し方も、
自分自身に関しても、
「できていることに目を向ける」ことを
忘れずにやっていきたい。


どうせ生きるならポジティブに楽しめた方が良い。

楽しく毎日を過ごすためにも
できていることに目を向けながらやっていこう。

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